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スナックバス江12巻感想 明美の変幻自在な接客術

スナックバス江12巻発売されました。

 

なんかもう連載が続いてるのが当たり前な感覚になってきたのですが、いや実際もうこの漫画は「人気が無くなったら即連載終了」とかいうポジションではなくなってそうな気もするのですが、でもそんなときこそ、連載が続いて新刊が読める嬉しさをしっかり噛み締めたいと思います。

 

今回12巻を通して読んで思った感想は、主人公チーママ明美は本当にどんな珍客が来ても見事に接客するなあ~ってことでした。接客術に磨きがかかってます。

 

さて。まず12巻の表紙は異世界風。

 

この店はたまに異世界と繋がることもあり、勇者とか悪魔とかも来客するのですが、そういや勇者は最近はもう全然来なくなって寂しいです。

 

あと三沢も再登場してほしいです。

 

 

それはそうとこの12巻の表紙なんですが、山田小雨が同じ空間にいます。

 

 

この二人が同席するのって、今回が初めてな気がするんですけどどうでしたっけ。バックナンバー確認してみたけどやっぱりそうでした。

 

この二人は本編で出会ったことがないし、単行本表紙でもこれまではどっちかが表紙にいるときは必ずもうどっちかは裏表紙にいるか全く登場しませんでした。二人が揃って表紙に登場するのは今回が初めてです。しかし、それが何を意味するのか、あるいは何も意味しないのかは、全くの謎です。

 

 

 

まーそこは結局謎なのでおいとくとして、そういや本編でも明美の借金が清算されるという作品設定に関わる内容が今回ありました。

 

 

連載初期からあったこの借金設定は、設定自体に若干の無理があることを明美本人が白状してしまい、なのでもう、完済したし、無かったことにしましょう!それで落ち着きましょう!ということに。

 

 

山田も一度はこう言いましたが、最終的には同意してくれましたし!

 

というわけで我々読者も明美は「かつて昔の男の借金を肩代わりしたことがあるけど、それは無かったことになった」というキャラ設定なのだと認識を更新しましょう。

 

 

 

ところで、それはそうと、設定の無理と言えば、山田って、何が楽しくてこの店に通ってるのか謎な部分があります。

 

山田って、明美と二人のときは彼女の話を冷めた態度で聞いてる感があるし、自分が疎ましいと思ってる会社の先輩風間もこの店の常連だし、わざわざ来るメリットが無いように見えます。

 

しかし。私としては、それは実は逆なのではないか、と、読んでてなんとなく推測してます。

 

山田はたぶん、変な奴を見たり話を聞いたりして「ええ~」とか引くことが、もともと好きなんだと思います。それをしたくてこの店に通ってるんです。たぶん。

 

そして明美も明美で、山田がそういうのが好きだと無意識に察してるから、彼の前では彼女はちょっとバカな女になるんです。

 

そう、明美は、山田の前ではバカな女、タツ兄の前では中高年を心配する若者、森田の前では常識感覚を持つ女性の代表、と、客に合わせて客が求める話し相手になれるんです。変幻自在に。

 

お水の女として素晴らしい手腕です。

 

 

いや考え過ぎかな。彼女は別にそんなこと意識してないで適当に接客してるだけかもしれません。

 

やっぱり深く考えずに読もうっと。

 

 

さて、12巻では恒例の単行本おまけページも、もはや何のコーナーなのか説明すらも不要なほどに今回も充実でした。

 

 

単行本発売のたびにこういうネタを考え続けるのって本当すごいです。

 

スサノオくんはツクヨミくんと同一人物説があるとか。

 

 

 

そしてゲストページでは、ウマ娘の久住太陽が寄稿。

 

 

YJではバス江よりずっと後輩だけどバス江よりずっと売れてる作家です!

 

たまに本当に意外な作家が登場します。

 

 

 

では、次の13巻は来年4月ごろでしょうかね。

 

引き続き楽しみにしてます。

 

 

 

 

 

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