最近とある2種類のドリンクを見かけました。「スーパーC.C.レモン」と「デカビタキング」。
どちらにもパッケージに「疲労感軽減」と銘打ってます。何?疲労「感」の軽減って?
今日はこれにケチをつけます。
まずはスーパーCCレモン。
クエン酸をノーマルのCCレモンの3倍配合しているという機能性表示食品。
単純に言えば「報告されています」系のやつです。
「報告されています」って言葉大嫌いです。三大信用できないフレーズの一つ。
ちなみにあとの二つは「個人の感想です」と「初回だけ大幅割引」。
クエン酸を多く摂取すれば、「疲労が回復する」ではなく、回復した気がするって「報告」がちょっとあっただけという代物です。
(一方で「体に悪い要素は無い」っていう確実性はあります)
もう一つはデカビタキング。
こちらはGABA(ギャバ)を売り物にしてる機能性表示食品。
GABAはアミノ酸の一種で、こちらはストレス軽減や睡眠の質を高める的な根拠はやや多く、様式の評価もCCよりは自信を感じさせる文章になってます。
私はこっちには「信用できない」とはあんまり言いません。
しかし両方ともに気に食わないのは「疲労感軽減」って言葉です。
デカビタに至っては「一時的な疲労感を軽減する」と言ってます。
ものすご~~く、「根本的解決になってないじゃん」って思わせる言葉です。
単に自分が興味が無いとか気に食わないだけならそういう商品が存在しても何の文句も無いのですが、これは、いい加減で曖昧で健康問題への根本的解決になってないのに、でも何となく「体に良さそうっぽい言葉」で飾っていて、断言を避けて逃げ道を用意してて、卑怯だと思います。
こんな広告文句はこの世から消えてほしいです。
まーね、本当に私はケチをつけてるだけです。
世の中にはこんなのよりもっと害悪なものが溢れてるのにね。
例えば大幸薬品の空間除菌「クレベリン」とか。
この空間除菌商品にはな~んの根拠も無く、消費者庁から景品表示法違反の措置命令を食らって、大幸薬品は命令の差し止めを訴えたけど高裁から却下されてました。
これ最高裁までいくのかなあ~?
それはともかく、疲労に関しては、「疲労感が軽減した気分になれるかもしれないドリンク」を飲むよりは「疲労を回復する食事」をするのがいいと思いますよ。
例えばイミダペプチド。これもそれが配合された機能性表示食品ではなく、素直に鶏の胸肉を食べるほうがいいです。
あるいはビタミンが豊富な栄養ドリンクを飲んだほうがまだずっとまし。
あとコラーゲンとかも、軟骨を食え!