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ゴールデンカムイ感想 刺青は暗号としてどうだったのか!!!

ゴールデンカムイついについに金塊を発見しました!金の雨が降ったぞ~!

 

しかし、ここに辿り着くまでに一体何人の人間が死んでいったのやら。そしてこれからの最終決戦で誰が死ぬのやら。

 

行きはよいよい。帰りはこわい。

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この争奪戦に関わって生きて戦線離脱できた主要キャラは、谷垣インカラマツチカパシくらい?あ、あとスチェンカの岩息とか。

 

 

 

さて。最終章。金塊は見つかったものの、杉元組&土方組&ソフィア組の連合軍 VS 第七師団 の一大決戦が、その隠し場所五稜郭でこれから始まります。どんなバトルになるか楽しみです。

 

そういやその最終章ということで、ゴールデンカムイは既刊が全部、ヤンジャン!などなどの電子書籍で無料公開されました。期間限定ではありますが今連載中の作品が「一部無料」でも「一日に読める限度あり」でも無く本当に全巻読み放題なのはすごいです。

 

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[第1話] ゴールデンカムイ - 野田サトル | となりのヤングジャンプ

 

他の作品でも「期間限定で全巻読み放題」って展開を見かけたことがあります。ということは、出版社側にとっては「そうしたほうが儲かる」何らかの根拠があるということです。

 

広告収益なのか、話題になることで結果的に増益するのか、今の世の中の漫画ビジネスはなんかもう底が知れませんね。

 

 

 

話を戻して、やっぱりそれにしても刺青人皮の暗号です!

 

私は読んでて門倉に驚きました。

 

順を追って書きますと。

 

私はそもそもこの漫画の初期から本当に暗号なのか疑ってました。いろいろ無理があるんじゃないかと思ってて。

 

しかし実際にはちゃんと暗号でしたね!

 

暗号を正確に迅速に解読するには、相当数の刺青(全24枚揃わなくてもいい)、アシリパの記憶土方歳三の記憶アイヌの金貨海賊房太郎の裏情報、の、五つが必要でした。

 

少なくとも刺青と、アシリパが思い出したキーワード「ホロケウオシコニ」の二つが揃わないと説くのは絶対に不可能な仕組みでした。(他三つは無くても解けることは解けます)

 

なるほどなあー。

 

理にかなっててちゃんと暗号でした。恐れ入りました!

 

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強いて無理な点を言えば、のっぺら坊ことウイルクは、自分の脳内だけで構想と図面製作とパズルの分解をやって、さらに人間の皮膚に正確な寸法で彫る作業をやったことになるので、それはとても人間業じゃないです。まーウイルクはいろいろと人間離れしてましたけど。

 

 

とま、この方式の暗号なら、何人かの刺青が失われて不完全になっても五芒星の形は浮かぶようになってました。金貨がヒントにもなってました。あと房太郎の裏情報も。

 

裏情報が無くても「金塊は五稜郭のどこかにある」という答えには辿り着けます。つうか鶴見中尉は自力でそこまで突き止めました。(さすが鶴見!鶴見最高!)

 

しかし五稜郭と言っても広くて、そのどこに金塊が埋まってるのか掘って探すのはとんでもない手間と時間がかかります。

 

 それをすぐに正解に導いたのは、土方の記憶と、門倉の「最後の刺青」でした!

 

 

「金塊」の半分はすでに使われて土地の権利書になっていて、もう半分(かどうかはまだ不明)は確かに埋まってました。

 

その両方とも土方がいなかったら見つけるのは無理だったでしょう。それこそ五稜郭を更地にしてしらみつぶしに探さない限り。

 

 

実際、ウイルクは全ての刺青で最も重要な部分を土方の体に彫ったのでした。権利書を埋めた「神」の位置

 

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(心臓の位置なのが心憎い演出) 

 

つまりウイルクはかなり最初のうちからアシリパと協力してもらうことを計算してたと。土方こと爽やかニシパに。

 

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ところで、刺青には重要度の差があったと思います。五稜郭の図形に近いほど重要で、そのへんを囚人の中で強くて託す(利用する)に足る者に彫ったんです。たぶん。

 

囚人たちの中で、肉体的に強いのは必須だけどそれだけじゃ駄目で、使命感とか生きる力とかも強い奴に。

 

土方、牛山、房太郎、若山親分とかがきっとそうです。

 

二瓶辺見稲妻強盗は強いけど独特すぎる価値観を持ってるので、行動パターン読めないし死ぬときはあっさり死ぬタイプだから当てにできなさそう。

 

第1話のおっさん詐欺師鈴川みたいなのははっきり言って雑魚で、補助券やノーマルカードみたいなもんで、とにかく数を増やしたかったでしょうね。可能な限り。

 

しかし犬童典獄の計画のせいでその余裕も無くなり、最後の1枚をギリギリなんとか彫れたところで刺青つくりは終了となったと。

 

その最後の1枚が門倉看守!

 

自然と、土方に匹敵するほどの、というかそれ以上の重要情報が彫られることになったわけでした。

 

五稜郭の中での金塊を埋めたそのものの位置。

 

超~重要情報!

 

 

私は読んでて本当に驚きました。

 

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だってねえー、まずサッポロビール工場で門倉に刺青があることが初めて判明したときは、「最後の1枚の重要パーツなのでは!?」って思うじゃないですか。

 

なのにその後、暗号解読できた時には「有っても無くてもいい!」とかいう扱いになって、読んでてそういう肩透かしなギャグかと思うじゃないですか。

 

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なのになのに現地に着いたら「幸運の風」が吹いて土方の記憶が蘇り、門倉の「馬」の刺青の位置に金塊があったわけです。

 

これが無かったら金塊見つけるの無理でした。

 

すごいぞ門倉!

 

お前は一体なんなんだ門倉!

 

そういや刺青の偽物を見分ける方法が分かったのも門倉がきっかけでしたし。

 

 

 カドクラスイッチを無意識のうちに操る悪運の男・門倉。

 

彼はこの漫画では絶対に死なない男なんでしょうかね?

 

それとも、彼ですら死ぬときには死ぬんでしょうか?

 

それを決めるのは黄金に宿るカムイ!ではなく普通に作者野田サトルです!

 

もう本当にこの漫画は様々な仕掛けが見ててたまりません。

 

 

この漫画結末はマジでどうなるんだろ?

 

極端な話、土方と第七師団はどちらが勝利しても北海道は独立国(のようなもの)になるんですよね?

 

史実ではそうはなってないのだから、結局ならないと私含む多くの読者は漠然と予想してると思います。

 

なんか、どっちも倒れて、金塊の大部分は消失するか中央政府が得るENDになるのではないか、みたいな。

 

しかし漫画の歴史を史実に合わせなきゃいけない決まりなんて別に無いわけですし、何がどうなっても全くおかしくないと思います。

 

どんな結末になるか本当に楽しみです。

 

 

 

 

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