四条帝はいい奴です。でもいい奴がいいことをもたらすとは限りません。
今週のかぐや様読んでてそんな不安もうっすら感じたんだけど、気のせい?
週刊ヤングジャンプ4&5号 赤坂アカ かぐや様は告らせたい202話 「四条帝は馴染みたい」
2週間ぶりのかぐや様。
その前に前回の感想ブログで書きそびれたことがありました。
新キャラ阿倍ひふみ。猫と足元だけの登場だったこいつ。
柔道選手の阿部一二三と(漢字は違うけど)同姓同名なのはただの意図せぬ偶然なんでしょうか?
というか先々週に「あべひふみ」という名前を見たときに「ん?」って違和感があったのですが、私は柔道に疎くて阿部一二三のことをすぐに思い出すことができなくて、何日も遅れてから思い出して「あ~!」となって悶え苦しんだんです。
ただそれだけのことなんですけど今更でも書き残したかったのでした。
すっきりしたところで今週の本編の感想書きます。
まずは、1月5日にかぐや様の実写映画のテレビ放送の告知が妙に大々的に打たれてます。
「重大発表あり!」とも。
実写映画の2期でしょうかね?
だとしたら私が気になるのはやっぱり伊井野役は誰が演じるのかですが。
でも映画の物語的に伊井野が登場できる余地あんまり無さそうだし、そもそも映画で最重要視されることは平野紫耀でしょうし、映画での伊井野は出たとしても活躍しなさそうだなあー。うーむ。
さて。本編は前回からの直接の続きで、3年A組に帝が転入して、白銀が動揺するところから始まります。
白銀はこの男には何一つ勝てません。
白銀が秀知院で生徒会長になれたのは、この男がこの学校にいなかったから。
白銀はもとからいろいろと劣等感の多い人間ですが、その極めつけの対象っぽいです。
そんな男がなぜ急に転入してきたのか、と、その動揺と恐怖は察するに余りあります。
しかしその次のページでその帝のほうが内心は緊張や不安でいっぱいいっぱいなことを明かし、完璧超人なんかではなく普通の少年であることを読者に見せます。
高3という不自然な時期に転入してきた理由もあっさり明かされます。ただ親との約束だと。
帝は無名校の弱小サッカー部を全国優勝させる偉業まで成し遂げたんだから、その仲間と一緒に卒業できないのは平気なんでしょうかね???
まーそれは置いといて、帝は転入生の定番の悩み「転校初日にうまくクラスに馴染めるか」で苦戦します。
別に自分の方から気さくに周囲に話しかければいいじゃんと思うけど、それもなかなかできないようで。
こんな時、気さくに話しかけてきてくれそうな藤原はどっか行っちゃってるようですし。
(転入生に興味ないのか藤原よ)
神童も声かけてあげればいいのに。お前人望厚い人格者とちゃうんか?
ヤバイこのままでは転校初日からクラスで浮いてしまう。
ピンチの帝は、まずは面識のある柏木に接触するか検討するけど却下。「なんか怖い」だそうで。
柏木も柏木で帝に一言挨拶くらいしてもいいのに、無表情でじっとしてるところとか確かになんか怖いです。
次にかぐやに目をつけて声をかけます。やたら馴れ馴れしく。
ええ~?
いやいや帝お前四宮家と四条家の確執を知らないの???
帝の妙な馴れ馴れしさ。そしてかぐやの妙な塩対応。どっちもなんか違和感あります。これに思ったことは後述します。
万策尽きて心折れかける帝に、ついに白銀のほうが声をかけます。つうか因縁をふっかけます。
帝は全国模試を一度だけ受けて、その一度だけで白銀に圧勝して全国1位になり、それっきり模試を受けなくなったことが、勝ち逃げされたと白銀は思ってるようで。「なぜだ?」と。
しかし帝は意外なリアクション。「もしかしてあんた白銀御行?」。
なんと帝のほうも白銀を知ってました。
「勝ち逃げ」は単なる誤解で、帝は一度首位になった以降も模試を受けてて、ただ上位に並べなかっただけだったとのこと。
実はお互いに意識し合ってたと。
一気に打ち解ける二人。
いい奴です。帝。
その様子を暖かい視線で見守るマキ。帝と白銀は似た者同士だとかぐやに言います。私も読んでてそう思いました。
でも、かぐやは「会長と帝さんは全然違いますよ」と。
えーなんで?そんな断言できる?
やっぱり何かあるようです。
帝が「四条家にとって四宮家は仇敵」であることを全く無知っぽいところ。かぐやが帝を妙に突き放す態度なところ。
私は前回の話を読んだときは、帝の転入は両家の争いに絡んだ何かの策略の一環なのかなと思いました。ただマキに悪意が無いことから「かぐやにとって悪い策略ではなさそう」とも思いましたが。
でもマキにも帝にも特別な意図も含みも無さそうで、何かがあるのは逆にかぐやの側のほうっぽいです。
どうして白銀と帝は全然違うと言い切れるのか。何があるのか。
今後明かされるのでしょう。
そして場面転換して、屋上で一人物思いにふける白銀。
そのモノローグから、199話の例の会話を受けても、自分は引き続きアメリカ留学に行く意志であることが明かされました。
さらにはその上で自分も「四宮家と戦う」というかぐやと一緒に戦うことを決意します。
それで今週の締めとなるわけですが、二人の間で具体的にどんな会話があったのか、戦うってのは誰と(黄光?)何をすることなのかは、まだ全然不明です。
予想のしようもないのでこのへんは明かされるまでノータッチです。
早く明かしてほしいものです。