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「図説 世界史を変えた50の戦略」感想 成功者の体験談を読んでも自分が成功するわけではない

原書房 ダニエル・スミス著 小林朋則訳「図説 世界史を変えた50の戦略」って本読みました。

 

タイトルのまんま、世界史の歴史を変えた事件をいろいろ50個紹介してくれる本です。

 

それを図説を交えてかなり分かりやすくまとめてある本でした。

 

 

 

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例えば、なんつうか、大昔は戦争といえば力任せに激突し合うもので数が多いほうが勝ちみたいなのが常識だったのが、ある日一人の天才が登場して、少ない兵力でも奇抜な作戦で勝利した……っていうのの元祖(的存在)は誰や?みたいなのを戦争に限らず政治とか経済とか50種類を紹介してくれます。

 

ちなみにこの本ではそれは紀元前11世紀くらいの古代ギリシャのオデュッセウスによるトロイの木馬作戦だと挙げています。

 

あとは、表紙のナポレオンとかハンニバルとかネルソンとかいろんな軍人が戦争で大活躍したエピソードとかもそうだとか。

 

 

 

他には、テンプル騎士団が銀行の概念を発明したとか。

 

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ナイチンゲールが医学の知識と政治的手腕の両方を駆使して近代看護を確立させたとか。

 

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ガンジーとかロックフェラーとかディズニーとかザッカーバーグとかたくさん紹介してくれてて面白いです。

 

 

作者がイギリス人っぽいので西洋史が基本になっててそのへんは馴染みは薄いですが、超有名人が多いので分かりやすいです。

 

 

 なかなか面白い本でした。

 

でもまー、思うのは、これは別に何の参考にもならないってことです。

 

この人達の真似すれば自分も成功者、勝利者になれるってわけでもないんだよなあー、ってことを妙にしみじみ感じてしまいました。

 

この人達はみんなもともと超天才か超強いか超ラッキーかのどれか。

 

歴史の中には勝利者よりもはるかに多くの敗北者がいて、その両者は一体どこがどう違うというのか。

 

ただ、この本のマーチンルーサーキングJrはガンジーをリスペクトして真似して勝利してます。

 

誰かの真似をして勝利する人も、いる。

 

読み終わったあと「なるほどなあー」と感心すると同時になんか本当に妙にしみじみしてしまいました。

 

図説世界史を変えた50の戦略

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図説世界史を変えた50の食物

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