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約束のネバーランド感想 ノーマン、地獄を見てきた男の顔しよる

ノーマンと再会できたエマレイ

 

私もそのシーンは驚愕と感嘆を以って読んだものでしたが、その後の話読んでると両者が見ている道はやっぱり全く違ってて意識の隔たりをものすごく感じます。

 

白井カイウ 出水ぽすか 約束のネバーランド

 

 

 

エマとレイも脱獄後数々の修羅場をくぐってきたけど、ノーマンもラムダ新農園で必死に戦って脱獄する際にも反乱軍での戦いでもエマとレイに負けないほどの地獄の景色を散々見てきただろうことは想像に難くないです。

 

最新話のノーマンの形相にはかなりびびりました。

 

 

ノーマンとヴィンセント(やっぱりあのスキンヘッドはヴィンセントでした)がどう脱獄してどう反乱軍やってきたか読みたかったけど、そのへんは期待できなさそうで残念。小説とかにならなるかもしれませんが。

 

 

 

ノーマンは新農園で支援者からかなりの情報を得ていました。

 

まず「鬼とは何か」っていうこの漫画の超根本的な謎が明かされました。

 

うむ、「最終章」って感じ出てます。

 

鬼はキメラみたいなもんで、人を食べ続けないと知性や社会を保てないと。

 

だからノーマン達反乱軍は農園を全部潰して鬼の補給路を断ち絶滅させる作戦を進行中と。

 

 

このへんから、それを聞かされたエマの苦悩がしばらくずーっと続いて、読んでるこっちもヤキモキしたものでした。

 

エマは鬼を絶滅させたくないと言い出します。

 

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私は読んでてエマの心情を察しはできるものの同意は全くしませんでした。

 

ムジカソンジュへの恩があるにしてもです。

 

 敵と言うより純粋に捕食者と被食者ですからね。

 

(このへんはBEASTARSの肉食と草食にも通じてるもんがあるなあー)

 

レイは鬼を絶滅させることに賛成…というより消極的容認派くらいの立場っぽくて、どちらにしろエマの決断を尊重するようです。

 

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今後ノーマンとエマレイが決別する可能性も微かに匂ってきますが、どうなるか…。

 

 

まーその前にちゃんとノーマンと話そうと向かったところで、二人は反乱軍の幹部、ヴィンセントとここで名前判明のシスロバーバラと出会い、彼らの話を聞くわけですが、ここでまた「やっぱり鬼との共存なんか無理!」の空気がエマを追い詰めます!

 

彼らはいかつい容貌とは裏腹に結構優しく気さくで心ある人間だったのに、鬼の話になると様子が変わります。

 

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彼らも鬼とラートリー家生き地獄を味わわされた食用児でした。

 

鬼を恨む気持ちも、鬼を皆殺しにしたがる気持ちも痛いほど理解できます。

 

「戦争なんてやめたいです」なんてとても言えません。

 

 

 

レイはこのことを「憎しみの連鎖」「これが「戦争」ってヤツなんだろうな」と語りますが、私はそれは確かに真理の一面ではあると思うけど、子どもだからこそ言える言葉にも感じました。

 

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幹部達の苦しみと恨みだって真理の一つです。憎しみというより恨み。

 

 

 

まー戦争論は置いといて、エマは最新号でさらに追い打ちをかけられて、もう、マジで追い詰められまくり。

 

この世界にいるレイ以外のみんな(鬼も)が「戦争しかない!」とエマを追い詰めます。

 

 

エマとレイは、鬼の没落貴族ギーラン家との剣呑な同盟会議から帰ってきたノーマンとようやく落ち着いて話し合えました。

 

そこでエマが話したムジカの話は、逆効果でした!

 

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ムジカは「邪血の少女」という超特別な鬼で、「鬼は人間を食べ続けなければいけない」という法則をぶち壊せる超ルールブレイカー

 

ノーマンはむしろ、彼女たちを「殺さないと」と決意と固めます。ひえー。

 

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ここの表情がすごかったです。素晴らしい。

 

ハウスにいたころの11歳のノーマンの面影ゼロ。

 

ちょうど今放送中のアニメと比べると本当にもう別人です。

 

ノーマンが見てきた地獄が生半可なものじゃないことを想像させます。

 

新農園脱獄の際職員をその手で殺したかもしれません。量産農園の食用児を安楽死させてもいました。

 

彼自身も新農園でどんな扱いを受けてきたかも分かったもんじゃありません。

 

以前の感想ブログにも書いたことですが、この世界には「ママ」がいるからには「パパ」も必ずいるわけで、超優秀天才少年のノーマンの精子なんてもう引く手あまたなお宝な筈です。

 

新農園では、精子だけを搾り取られたのか、あるいは「ママ候補」の少女達と直接交配させられたのか、どちらにしろノーマンにとってはどれほどの屈辱か。

 

そして、ラートリー家やグランマが統括するママとシスターの組織ではそろそろ「ノーマンの子ども」が出産されてる頃かもしれない。

 

想像するだけで(エロティックでもありますが)ぞっとする恐怖も感じます。

 

 

まー、パパ云々は私の勝手な想像ですが、今のノーマンは「鬼社会を許さない」とこの世で一番強く思ってる人間であることは間違いないです。

 

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もうエマの理想なんて理屈でも感情でも太刀打ちできる気配がありません。

 

 

 

漫画のセオリーでいえば、もちろん今後はエマが真の救世主としてこの世界の全てを大団円に導く存在にはなるのでしょうけど。

 

ムジカや鬼の神「■■■」がいるから、その希望要素はあるんですけど。

 

でも今のエマがこのノーマン相手に一体何ができるというのか。

 

ハウスにいたころの11歳の3人だったらエマは強引にノーマンとレイ相手に自分を押し通せましたが、今のノーマンはもうエマでは足元にも及ばないほどの鬼キャラになったように見えます。

 

そして私はやっぱりこのノーマンに同意しています。

 

ノーマンが憎しみに駆られて歪んでしまってるとは決して思いません。

 

しかしそれは逆に「ここからエマはどうするのか」が楽しみであるってことです。

 

あっと驚く展開をめっちゃ期待してます。

 

 

 

 

約束のネバーランド 13 (ジャンプコミックス)

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