googleability(ググラビリティー)という言葉があることを先日初めて知りました。
「google」と「ability」を足した合成語であることは一目瞭然ですが、ネット関連のある概念を一言で言い表わす言葉で、「なるほど!」と感心しました。
「お前リテラシー低いんじゃね~の~?」みたいに「お前ググラビリティー低いんじゃね~の~?」って使う感じでしょうか。
ウェブ英和辞書には載ってますけど、紙の辞書には載らなさそうな単語。
日本語で言うと、「グーグルでの検索での見つけられやすさ」となります。
「google」の「ability(能力)」、もうちょっと簡潔に表現しようとすると「ググられ力」とも言えるかもしれません。
具体的にググラビリティーが高いというのはどういう状態かというと、世の中の人々が何かの言葉をググったときに適切にその言葉の検索結果を出してもらえやすい状態、といった感じです。
例えば、世の中には「かぐや様は告らせたい」というタイトルの漫画が存在します。
そのタイトルを見聞きした人が検索してみるときに、「“かぐや様は告らせたい”」で完全一致演算子の「“”」までつけてググったら当然ながら正確にこの漫画に関わるサイトだけが一覧に並びます。
この場合ググラビリティーは普通。
またこの世には「かぐや様は告らせたい」と同名の別のものは存在しないので、その点で言えばこの言葉は一定のググラビリティーを確保しています。
演算子なしで普通にこの作品だけでぐぐっても検索結果に別のものはまず混ざりません。
また、若干省略した「かぐやさま」って言葉でもググっても検索結果に他の物事はほとんど混ざらないのでググラビリティーはまだ高いです。
しかし「かぐや」だとかなりググラビリティーは下がります。
人口衛星の「かぐや」とか「家具屋」の情報とか、昔話や映画の「かぐや姫」、バーチャルユーチューバーの「輝夜月(かぐやるな)」とかのいろいろが検索結果に混ざってきます。
それと「かぐや様は告らせたい」は現在アニメ放送中で「旬」のワードなので上位に入りやすく、これは「今の時期ググラビリティーが上がる」となります。
以上を踏まえると「かぐや様は告らせたい」は他に同名の物はないし省略語でも検索しやすいので総合的なググラビリティーは高い、ってことになります。
逆に低い例は、「クローバー」というタイトルの漫画が存在するのですが、これはググラビリティー極度に低いことはすぐに想像つくと思います。
あまりに一般語過ぎて「クローバー」だけでググっても漫画の情報なんかそうそう上位に並びません。
それどころか「クローバー」というタイトルの漫画は2作品存在します。
平川哲弘の少年漫画と、稚野鳥子の女性漫画。
さらに、「ブラッククローバー」というタイトルのジャンプ漫画がそれらよりも知名度がかなり上なので、「“クローバー” 漫画」の2語検索でググっても2作品が同等に混ざるだけでなくブラクロまでが検索結果に入り込んでくるという最悪のパターン。
なので「クローバー」みたいな一般語彙の一語を漫画のタイトルにしたり、商品名、グループ名、社名にするなんてのは、もう、ググラビリティーが超低い行為になってしまうわけです。
今のこのネット社会ではかなり下手な命名。
このクローバーって漫画2作品はタイトルのビジネスセンスは悪いと言えます。
(内容は未読なので分かりません。素晴らしい作品かもしれません)
今の世の中は検索しやすさ&されやすさはとても重要で、この示準をgoogleabilityという一語で表現できるのはすごくググラビリティー高いと思いました。
余談ですが、私のこのブログは「などなどブログログ」というタイトルで、なんでも書く雑記ブログっぽい名前にしたかっただけで全く深く考えずに命名しました。
試しに「などなど」でググったら、1ページ目に私のブログが出ました!
うわ~ググラビリティー高~い!
でもそれで検索した人のクリック数は0です。そりゃそうだ。
うわ~ググラビリティー低~い!
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