週刊少年ジャンプ Dr.STONE Z=64 「HOT LINE」
今週はいろいろと大きな動きがある話でしたが、一番印象的だったのはゲンとマグマのやりとりでした。
この二人はなんかよく対比的に描かれてるような気がします。
司帝国にやっと到着したクロム、ゲン、マグマの3人。
最初に見かけたのは無数の屈強な石像。
司は帝国民の数を着々と増やしていますが、全員で何人になるんでしょうね。
200人くらい?
その国民達は、現代社会生活を送ってた2017年のある日に謎の全人類石化現象をくらったわけですが、何がなんだか分からないまま目の前が真っ暗になり体が動かなくなり眠りについて、目が覚めたら3700年も経過してて、文明は崩壊し原始世界になってて、そして目覚めて最初に見るのが司だった、ということになります。
彼らは司に従って生きる以外に選択肢がないわけです。
むしろ、そのへんに何百万とある石像の中から自分を選んで蘇らせてくれたことに司に感謝してるでしょうか。
喜んで司帝国でせっせと働いて狩猟採取生活の原始ライフを送るわけですが、文明を進歩させることは司に禁じられているわけですよね。
水車とか道路とか漢方薬とか作るのすら禁止なんでしょうかね???
それでいて管槍や弓矢はOKだという。
文明の利器をどんなのなら作ってよくてどんなのなら駄目なのかの基準は司次第のようです。
司は資本主義社会や既得権益を嫌い文明を進歩させることを許さないけど、数百人かのコミュニティーを維持するのには規則が必要なわけで結局それが法律となり既得権益になっていくわけで、その頂点にいるのが司なわけです。
司は国民から資本は奪わないけど、それ以外のものを何もかも奪っています。
本当に気持ち悪いですこいつ。
そしてそれに喜んで従う国民も。
屈強な石像達は随時復活していくわけで、マグマは今ここで石像を破壊してしまえばいいと言いますが、一見合理的なようでもこれはやっぱり間違っていて、ゲンが止めたのは人の道として正しいです。
石像たちにはなんの罪もないし、現状ではやっぱり敵でもないからです。
この石像達はもし戦争が長期化したら敵になりうるから、ケータイ作戦が失敗してこの場で本当に殺し合いの戦争になってしまったときには破壊は(可能ならば)すべきです。
でも今目指してるのは無血開城なのでここで石像をこっそり破壊しちゃったら無血とはちょっと言えなくなります。
クロムやゲンはその千空の理念を穢したくない真心からマグマを止めるわけで、マグマだってもし千空が敵を殺すことをためらわない人間だったら自分はとっくに死んでいたことに気付くべきです。
司帝国の、氷月以外の中ボスらしき弓使いの少年が登場しました。
彼はどういう心積もりで司に従っているんでしょうね。
千空や石神村やゲンのことを聞いていて、もし千空の手の侵入者を発見したら射殺するつもりなんでしょうか?
あとは聴力がいいというのも気になります。
ゲンの声帯模写とリリアンのレコードによる偽装作戦が見破られる…もとい聞き破られる危険があるかも?
あとは、久しぶりに大樹と杠が再登場!
別れたのは第15話で、一年ぶりの登場です。
まー二人の登場は規定路線なので驚きはありませんが、感慨深いものはあります。
二人は司帝国でどんな生活を送っていたのか気になるので、何話か使って回想があってもいいと思います。
とりあえずは二人は心変わりして裏切ってるとかいうのはないような感じは見えるのでそこは一安心。
ろくでもない詭弁の楽園司帝国はどんなところなのか悪い意味で本当に気になります。
前に司シンパのナメクジっぽい少女は「今のほうが幸せ」と言っていましたが、私にはどうしても共感できません。
資本主義現代社会の苦労から解放される代償に恩恵も一切授かれなくなる生活の一体どこがいいのか。
ひょっとして「若者だから先のことが考えられない」って理由で司に従ってるのか。
夜は暗くて、ちょっとのケガや病気ですぐ死んで、出産もハイリスクでなんとか赤ちゃんを産めてもその子が大人になれずに死ぬ確率も格段に高い生活。
次回へ続く!
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