なんらかの目的を持って地球を“奪還”しようとするオメガ・ケンタウリの六鎗客。
うち一人ルナイトはウルフマンに倒され残り5人となりましたが、次の対戦カードは五王子VS六鎗客となりました。
週刊プレイボーイWeb Comic連載 ゆでたまご「キン肉マン」
四王子…フェニックス、ゼブラ、マリポーサ、ビッグボディが登場したときは、彼ら自身の目的も不明なため敵か味方かも分からない状態が結構続いてやきもきしました。
いやまー、彼らが六鎗客と手を組むのはさすがにないだろうとは思いましたが。
四王子と六鎗客のみならずサタンと邪悪神もそれぞれ何らかの思惑を持っていて、読者の私たちはなんのことか分からない会話が続きましたが、やっぱり四王子は六鎗客を阻止したい立場であることがこないだようやく判明しました。
その過程がちょっと面白かったです。
キン肉マンが四王子に「教えて教えて」と頼んでもみんなつれなくて、特にゼブラの「教えてくれそうでやっぱり教えてくれない」という上げ落としが、すっごくゆでたまご流のギャグで、こういうのたまにあると素直にちょっと笑ってしまいます。
意外と優しいというか話がわかるっぽいのがマリポーサ。
自分たちと敵の目的どちらも話せないけど、「我らはヤツらを殺してでも阻止するのが当面の目的だ」と、ちょっとだけ教えてくれました。
4王子はどうもキン肉マンの味方って感じでもないけど、敵味方の利害は一致してると。
そしてぶつかることとなった両陣営!
うーん、でもなあー。
六鎗客の4人はたった今戦ったばかりで、ほとんど休む間もない連戦です。
せめて、ベストコンディション同士でぶつかってほしかったです。
じゃないと、なんていうか、彼らと戦って殺されたティーパックマン、カナディアンマン、ベンキマン、カレクック…正義超人2軍の立場が。
六鎗客が連戦で五王子と戦って、もし善戦したなら2軍は彼らを消耗させることすらできなかったザコってなりますし、五王子が圧倒したらしたで、今度は2軍が消耗させたおかげで勝てたみたいになって五王子の強さにケチがついちゃうような印象にならないかと心配です。
私、死んでいった正義超人2軍の4人に自分で思ったより感情移入してて自分で驚いてます。
まーともあれ始まってしまった、第2戦。リングは世界各地の古城だそうで。
実在の名所がリングになるのもこの漫画の名物です!
オメガマン・アリステラは予定外の連戦に「お前たちには苦労をかける」と部下を労います。
「やっぱりこの人優しい人なんじゃないの疑惑」が消えません。
5番マッチの対戦カードが発表!
ルーマニアのブラン城では、マリポーサ VS ヘイルマン。
中国の紫禁城では、ビッグボディ VS ギヤマスター。
(ビッグボディとパイレートマンの巨漢対決を予想してましたが、ならず!)
イタリアのデルモンテ城では、ゼブラ VS マリキータマン。
ソ連(!)のスワローズネストでは、キン肉マン VS パイレートマン。
そしてそして、日本の安土城跡では、フェニックス VS アリステラ!
これはいい!素晴らしい!
この対戦カードが実現するのはテンションあがります。
しかも安土城!
安土城は現在はもう存在せず、いや、そんなことはありません!
埋まってました!
蘇る安土城!
始祖編の銀閣寺と同じようにオモシロ仕掛けがあって、私としてはテンション盛り上がりまくりです。
六鎗客の休む間もない連戦、しかも正義超人2軍から五王子というちょっと役者の差がありすぎて、心になんかひっかかるものがあったのですが、この安土城の仕掛けを見たらそういうモヤモヤがけっこう吹き飛びました。
こういうケレン味演出はキン肉マンならではです。
素直に対戦が楽しみだと思えるようになりました。
これもキン肉マン・スーパー・フェニックスとオメガマン・アリステラと安土城のおかげです。
でもこの対戦は5番マッチの最後になりそうなので、待ち遠しいです。
しかし、邪悪神の1柱、残虐の神は今どこでどうしてるんでしょうか。
そしてそのあたりはアタルのソルジャーにも繋がり、血盟軍にも繋がるのではと期待しています。