週刊少年ジャンプ Dr.STONE Z=50 「人類最強の武器」
連載50回!
めでたい!
しかし私は相変わらず、司のことがやっぱり嫌いです。
やっぱり都合のいい嘘と詭弁の男にしか見えません。
司帝国の様子がちょっと紹介されました。
なにか谷のような場所に立体的に住居や倉庫を構えています。
ここもちょっとおかしいような気がします。
狩猟採取生活を送るなら、住居なんてものは、ないほうがいいです。
(「自然の恵み」と言ってるから農業をするつもりはない様子)
一箇所にとどまってるとその地域の動物や植物はあっという間になくなりますよ?
だから期間や季節に合わせてできるだけ広い範囲を20人くらいのチームで一年中動き回って生活するべきです。
例外は漁村で、石神村は漁村でしたから村を構えることはおかしくありませんでした。
また本拠地を構えるのは汚染や伝染病の温床になりやすいという超大きいデメリットがあります。
石神村もやっぱり肺炎に悩まされていましたし。
食料を貯蓄するってのはかなりリスクが大きいです。
それに対抗する衛生手段を講じるとしたら、それは科学以外の何物でもない…。
なのにそれでも拠点を構える理由というと、まずは戦争の備え。
あるいは神殿のようなシンボルとしての意味合い。
そうであるならば、その頂点は、司です。
司は自分自身が嫌悪している筈の社会制度を結局自分のいいように作ってるだけなのでは?
司フォロワーのカタツムリみたいな女がすでに心酔してて、王権神授説かよと。
今週登場した司帝国の住人は勤勉な「善き人」っぽいのがせっせと笑顔で働いていました。
一見幸せそうですが、彼らは地獄で働かされているとしか見えません。
冬が来たら大丈夫?
医薬品がないから伝染病どころかちょっとの傷でも致命傷になっちゃうよ?
若者が本能のままにセックスしたら出産も育児もとてつもなく大変だよ?
科学の恩恵全くなしで生き続けるのって過酷です。
狩猟採取生活には農業生活(文明社会)より利点もあれば難点もあり、どっちがいいというものではありません。
司が今週語ったことは文明社会の短所だけと狩猟採取生活の長所だけを一面的に見ただけの詭弁です。
もしかしたら司は国民の「善き人」たちには千空の存在を元々教えていないか、情報を歪めて伝えているのかもしれません。
そうとしか思えない。
そういえば司は帝国を築き始めてからはまともに顔が描かれたことは今週までありませんでした。
コマや影で隠れてたり。
今週久しぶりに司の顔が大きくはっきり描かれました。
司嫌いと言っておいてなんですが、この表情はとても素晴らしいと思いました。
すごい形相です。
ゲンは千空の仲間になってから司に嘘の報告をしてて、司は本当に騙されていたのか不明瞭でしたが、どうやらすっかりゲンにしてやられていたようです。
さて、場面は石神村に変わって、千空が先週予告してた「人類最強の武器」の発表です!
デロデロデロ!
それは、携帯電話でしたー!
私先週の感想で「まさか」と思って書いたことが本当になっちゃった。
マジかー。
でもこれドリフターズで見て思ったことなんですよね。
信長が十月機関の「遠隔通話ができる水晶球」を伝令に使って戦争で圧倒的な戦果を出してました。
…司は黒王みたいだし、火薬を製造するし、どうもドリフターズを連想すること多いです。
それと、千空が言ってるのは「無線」「トランシーバー」であって、携帯電話とかスマホと呼ぶのは語弊があるどころか完全に違うものだと思います。
スマホと言ってしまったほうが漫画として面白いのかもしれませんが、正確性をあまりにも欠くのは千空らしくないです。
しかし!このロードマップ第2弾はとても面白そうです。
こういうのこそ私がこの漫画で見たいものです。
なんかガストのアトリエシリーズっぽいです。
しかも今度は働き手が何十人も増えた状態でスタートですから、すごい規模のプロジェクトになりそうでわくわくします。
しかし私は前に読んだ「ゼロからトースターを作ってみた結果」って本では、パンを焼く安物のトースターを手作りするのでさえとてつもなく困難で本では結局ろくなの作れずに終わってて、「できるわけないじゃん」って思ってしまいます。
ゲンに同意です。
しかし、できてしまうのでしょう!
千空と村人たちの頑張りに期待です。
科学監修のくられにも!
次回へ続く!