前回からの続き、今週の話は私含めきっとほとんどの読者の予想通りで、意外性とか新鮮味は何もありませんでした。
ほっこりとした話で、むしろ「意外性がない」＆「100%ほっこり」であることがこの漫画ではかなり珍しくてそこに新鮮味があるような気がしないでもないです。
週刊ヤングジャンプ 赤坂アカ かぐや様は告らせたい91話 「生徒会は撮られたい」
サブタイは先週の90話と同じ。
さて先週のラストで大事なガラケーが壊れて不覚にも泣いちゃったかぐやは、早坂を連れてその足で携帯ショップへ向かいました。
キャリアはNNTdocono。
かぐやが使ってたガラケーは私の想像よりもずっと骨董機種でした。
カメラ10万画素で、SDカードの概念もなし。あまりに古い！
そこまで古い機種は現実のNTTdocomoでは回線形式が違うので現在はもう使えないので、かぐやのこの機種はこの漫画の世界だけの架空のガラケーです。
現実世界のFOMAガラケーだったら2000年くらいの機種でも写真のデータの復元はそう困難ではないはずですが、さらに昔の世代なら確かに復元は絶望的です。
金に糸目をつけないなら何万円かで専門業者に依頼すればまだ可能性はあるかもしれませんが。
しかし、今この場にいるITガジェットに詳しい早坂が「復元できるかも」と言わないのだから、やっぱりできないってことです。
かぐやは「新しいスマホどれにするか」って題材は普段なら超自意識過剰になりますが、意気消沈してる彼女はあまりに普通で早坂のほうが拍子抜けする始末。
傷は深い。
しかしまー新しいスマホはゲットです。
ガラケーからガラケーにはしませんでした。
最新機種だそうで。
ともあれ翌日ついにかぐやもスマホデビューで生徒会室でみんなにお披露目です。
しかしやっぱり意気消沈してて、いつもの恋愛頭脳戦すらしないで普通にラインID交換。
困惑する白銀たちはそっとしておくことに。
普通に粛々とライングループを新規作成していきます。
伊井野が生徒会のグループにハブられていたんじゃないかとまたネガティブで、かわいい。
伊井野かわいい！
ここからは100%ほっこり成分です。
かぐやが失ったガラケーの写真データにこもった思い出は、失ってなどいませんでしたよ！と。
かぐやの瞳が黒一色だったのがここから変わっていく演出です。
写真データは同じようなものを生徒会のみんなが持っていました。
アルバムに共有されて、かぐやのガラケーにあったフォルダの大部分は仲間の同じ写真で復旧されたのでした。
白銀の変顔とかはもう無理でしょうけどね。
それと、生徒会外で撮ったであろう写真のほうはきっと早坂が撮っててくれています。
そして失ったと思ったけどそうではなかったものはもうひとつ、みんなと共有した思い出の気持ちそのもの。
大切な仲間と大切な思い出を分かち合ったのなら、相手のほうも大切にしているんだよ！と。
マジでほっこりといい話です。
かぐや、会心の笑顔です。
かぐやのスマホは最新機種なので、笑顔検出というカメラ機能がありました。
そういえば私のスマホにもスマイルキャプチャはあるんだけど使いません。悲しい！
みんなでその機能を試します。
そこはかぐやは笑顔検出のために仕方なく作り笑いをするのですが、それは先ほどの心からの笑顔と寸分たがわぬ素晴らしい笑顔でしたとさ。
今週は何の変哲もない話でしたが、ほっこり成分なかなか良かったと思います。
そして次回以降は機械音痴かぐやのスマホデビューネタがしばらく続くかな？
かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(9): ヤングジャンプコミックス
- 作者: 赤坂アカ
- 出版社/メーカー: 集英社
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