かつてのキン肉マンではウルフマンはかなり扱いが悪かったキャラでした。
彼とジェロニモ、カナディアンマン。
ブロッケンJrは出番こそあったもののいまいち活躍しきれなかったけど、先の始祖編ではなかなか活躍しました。
ウルフマンも活躍できるのか???
週刊プレイボーイWeb Comic連載 ゆでたまご「キン肉マン」
オメガ・ケンタウリの六鎗客とのこの五番マッチは、正義超人の4連敗という悲しい結果となり、最後の砦ウルフマンももし勝てたとしてもこの惨敗感はもう払拭しきれなさそうです。悲しい!
このウルフマン、今回のルナイトとのバトルでいくつものエピソードや新事実が明らかになりました。
まず彼はやっぱり超人相撲という別の分野が専門で、キン肉マンたちがやる超人レスリングとはもともと畑違いの人(超人)だったというのが、今回改めてはっきり設定されました。
そういえばキン肉マンゼブラも超人ボクシングという競技のスーパーヘビー級チャンピオンって設定でしたね。
超人にはレスリングだけじゃなくボクシングや相撲もあるなら、超人野球とか超人陸上とかもあるかもしれません。
そして様々な超人競技が一箇所で開催される祭典とかもあったりして。
でもあったとしてもそれは超人オリンピックとは名乗れませんね。もうあるから。
そしてウルフマンが王位争奪編に参戦しなかった理由は、左足の故障をキン肉マンに懸念されて指名を受けられなかったからだ、というエピソードが紹介されました。
うーむ、そんなこと言うならテリーマンなんて義足だしなあー。
つまりこれはウルフマンは活躍しなかったのはちゃんとした理由があったからで決して根っから戦力外の弱いザコ超人なんかじゃないけども、ただ、キン肉マンからは足のケガをやたらと気遣われている=結局はナメられてる=二人の間には微妙なすれ違いと友情があるというニュアンスのようです。
テリーには「一緒に戦ってくれ」と頼るけどウルフマンには頼る気にはなれないと。
あるいは超人レスリングの専門じゃないからってのもあるかも。
そしてウルフマン自身はそうやってキン肉マンに気遣われていることが悔しいらしいです。
ルナイトと戦いながらキン肉マンにむかっていろいろと心情を吐露します。
なるほどーそんなふうに思ってたのねとちょっと感慨深く読みました。
超人相撲の世界ではウルフマンは「伝説の大横綱」だとか。
正直なところ超人相撲がどんな世界なのかあんまりわかんないから、そこで大横綱であることがどれだけすごいことなもかもいまいち実感できません。
日本超人相撲協会(なのか?)はブラックシップがいた団体とか全く無関係の組織?
そしてその世界ではなんかすごい実績を残したけど、超人レスリングのほうでは、屈辱の敗北を2回経験していると。
一度目は超人オリンピックでのキン肉マンに。
二度目は七人の悪魔超人編でスプリングマンに。
ん?
三度目は?
超人タッグ編でブロッケンと組んで、スクリューキッドとケンダマン(この二人は後から殺人遊戯コンビってコンビ名がついたんですね)にやられたことはなぜかノーカンらしいです。
んー、こう振り返ってみるとやっぱり、出番がちょくちょくあったわりには全然ぱっとしない実績です。
しかし今回の六鎗客との戦いで、なんとか「彼は実はすごい実績がある」という設定にしようと苦慮されてる感じがします。
すっごい気を使ってる感じ。
ハラボテマッスル委員長もウルフマンのことをいかに「偉大な横綱」だったかをやたらと熱弁します。
このへんの委員長の顔はコピペ?
キン肉マンも委員長も作者もみんな、なんかウルフマンを「決してザコじゃない」という扱いにしようとすごく気を使ってるって印象がわきます。
なんか一度そういう気がしたら、敵のルナイトも、ウルフマンとの相撲勝負に律儀に付き合ってあげたり、スプリングマンの螺旋壊体搾りに似た技を出したり、かなりウルフマンに合わせて戦ってくれてるような気がしてきました。
意外といいやつ?
例の正義超人の友情パワーの謎の光をウルフマンが発揮してルナイトに勝って、この五番マッチに一矢報いることはできるのかもしれません。
そしてオメガマン・アリステラとかもルナイトの不甲斐なさを責めたりせずウルフマンに気を使って「敵ながらアッパレ」みたいなこと言って賞賛したりして。
明日の更新で決着つくかなあー?