なんか超意固地なおっさんと、なんか超かわいい王子が素晴らしい回でした!
週刊少年ジャンプ 冨樫義博 ハンターハンター No.374 継承
前回のラストでクラピカに電話かけてきた第7王妃ゼヴァンチの兵隊長ウェルゲー。
彼はセヴァンチの息子第13王子マラヤームの念獣の仕業らしき謎の1013号室からかけてきています。
現実の1013号室には念獣とハンゾーの幽体、そしてどこかに多重的に存在している謎の1013号室にはウェルゲー、王子、王妃、ハンゾーの眠ってる本体、そしてビスケたちがいて、彼らは異常事態を全く認識していないと。
ウェルゲーは自分らが唯一電話できる最下位王子の部屋のクラピカに情報を求めるけど、このおっさん、超頑なで笑えます。
特に、一度クラピカの言い分を理解してあげたふりをして「などど言うと思ったか!」ってキレるのが最高です。
一種のノリツッコミ?
「「家人が自ら家に招く」ように惑わすドラキュラ!!」というワードセンスも素晴らしい。
クソキャラは本来嫌いだけどここまで突き抜けると逆に「いい味出してるキャラ!」と思えるから不思議です。
ハンター協会員を目の敵にしてるのはいいとしても、クラピカの話を事実だろうが嘘だろうかどちらでもいいように柔軟に対応すればいいのに、そんな譲歩なんて意地でもほんの少したりともするもんか…という清々しいまでの意固地さ。
まーウェルゲーは今後すぐ死ぬか醜態を晒すかするのでしょうが、それまでは頑張って意固地を貫いてほしいものです。
彼の活躍を期待。
クラピカの心労は増す一方ですが。
バビマイナは何を考えてるのか謎。
オイト王妃に情の心があるようにも感じたことはありましたけど、第1王子ベンジャミンの私設兵だから「他の王子全員ぶっ殺す!」が最優先じゃないの?
さてそういう兵隊長だの私設兵だのいろんな立場のキャラが無数に入り乱れてる継承戦のまとめ図が今週ありました。
これは便利で分かりやすい!
第3王妃トウチョウレイの顔が初登場で、なんつうか、王妃達ってのは、スィンコスィンコもそうですが、ホイコーロ王が見初めて初めて王妃になれるわけじゃないですか。
彼女たちも若い頃はホイコーロがほっとかないような美女だったのでしょうか。
そして場面が変わって第11王子フウゲツの寝室。
あれ?フウゲツめっちゃかわいいぞ?
そのフウゲツの念獣らしきワープトンネル先にいたカチョウもなんかかわいい…。
こんなかわいい子たちでしたっけ。
急にかわいい。トニカクカワイイ。
もちろんこれは実際に絵がかわいく変わったからなわけですが、これは今この子たちの内面に迫る話になって、そこに何か光るものがある子たちだから、外見の美しさを上げることでそういう感じのことも表現しようとしてるのかもしれません。知らんけど。
これまでは、カチョウはとことん嫌な性格で、フウゲツはメソメソしてるだけの子たちでしたが、そうとも違う一面が見れるようです。
カチョウはフウゲツを守るためにわざと悪人に徹してることを、センリツは見抜きます。いや、聞き抜きます。
あとは第8王子サレサレの念獣と第1王子私設兵リハンの念能力の紹介。
このリハンは前々回無言でつったってたシーンがあったけど、あそこは本来能力の説明がある筈だったと作者冨樫が前回の巻末でコメントしてました。その補完かと。
あとは第3王妃チョウライの念獣が動き出して、謎のコインを生み出してました。
ミニ念獣とかガスとかコインとか「何かを撒き散らす」タイプの念獣多いなあー。
場面転換が多くて、でも正直このへんの王子や兵や念獣や念能力の話よりは、やっぱりカチョウフウゲツがかわいかったので、そっちの続きのほうが気になるというものです。あとおっさんも。
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