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犯罪者の職業や所属によって量刑が変わったら駄目だと思う

毎日新聞夕刊にちょっと気になる記事がありました。

 

元米兵が沖縄の女性を殺害した事件の裁判が始まった記事なのですが…まず、私はこの被告がもし死刑になっても消極的に賛成します。

 

おかしいと思ったのは記事を書いた記者の主観についてです。

 

 

 

 

この被告は万死に値すると言って何もおかしくない、そうとうひどい犯罪です。

 

でもそれは沖縄基地の米兵がやったからかどうかは関係ないです。

 

どこのどんな職業の人間がやっても同じ基準で裁判しないとおかしいです。

 

 

この記事を書いた記者は毎日新聞の社是通りに反基地の立場なようで、やっぱりこの事件と反基地を結びつけてしまってます

 

 

過重な基地負担に苦しむ沖縄で繰り返された米軍関係者による事件を市民がどう裁くのか注目される。 

 

事件は沖縄県民を中心に激しい怒りを巻き起こし

…とありました。

 

こんな書き方どうもすっきりしません。

 

この記者はもし犯人が米兵じゃなかったら沖縄県民は激しい怒りを巻き起した」なんて書かなかったです。

 

そんなわけないでしょう。

 

どこの誰が犯人だろうとそもそも沖縄県民以外だって「こわい」「たまったものじゃない」と思うのに、沖縄米兵かどうかで書くか書かないか対応を変えるのはちょっとおかしいと思います。

 

 

ただ、重い責任を持っている立場の人間、常に規律が求められる立場の人間がひどい犯罪したときに、裁判とは別に報道や論説でより強く厳しく道義的責任を追及することだったら全くおかしくないです。

 

でもこの刑事事件裁判だったら、とにかく女を強姦するつもりで凶器を準備して道行く女性を襲って強姦して殴って死なせて遺体を遺棄したことだったら、犯人がどんな職業だろうとどんな立場だろうと関係ない筈です。

 

犯人が自分の立場を利用した犯罪なら違いますが、こんな犯罪、米軍が米軍の特権を利用してやったわけではないのですから。

 

そこで裁判の行方が左右されたら絶対駄目です。

 

繰り返しますがこの被告は死刑になっても私は賛成です。

 

でも被告が「やったこと」以外の「どこの所属の者がやったか」で量刑を変えるかのように求めるのは絶対反対。

 

犯人が米兵だろうと、在日韓国人だろうと、黒人だろうと、活動家だろうと、弁護士だろうと、横綱だろうと、裁判だけは同じ基準じゃないと。

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