カナディアンマン死んじゃいました…。
私はどうもカナディアンマンをずっと好きになれずにいて、今回の参戦でひょっとしたら好きになれるのかもしれないとかすかに思っていたのですが、結論から言って好感度は上がったものの「好きになった」「見直した」「善戦した」とまでは思えないままで終わってしまいました。
それはただ単に「負けたから」「死んだから」という理由とは少し違って、なんというかよい負け方すらもできなかったからとでも言いましょうか。
今更なのですが、現在WEBプレイボーイ連載中のキン肉マンはその続編で“あった”キン肉マン2世とは完全に別の世界の物語と思ってよいのでしょうか?
前シリーズで悪魔将軍が超人墓場システムを破壊してしまったからこれからはもう超人は一度死ぬと二度と生き返れない世界ができてしまった?
ロビンマスクもティーパックマンも、そしてカナディアンマンも。
キン肉マンのフェイス・フラッシュでも?
とすればカナディアンマンはもうこれで終わり…?
思えば悲しい男でした。
彼の苦悩は痛いほど伝わってきました。
汚名を払拭したくてスペシャルマンと一緒に特訓したという心意気はきっと本物だったのでしょう。
でも実力はパイレートマンには遠く及びませんでした。
降伏すれば命だけは助けてやると勧告を受けてもつっぱねますが、その後全く何もできずにただただ処刑されるだけで終わってしまった…。
(巨大化してほしかったけどさすがに無理でしたか)
カナディアンマンが嫌いな私でも同情の気持ちは絶えませんでした。
でも思うのは「かわいそう」であって「見直した」という気持ちとはかなり違った感想となった今回の一戦でした。
ただ、サブタイトルや煽り文とかでカナディアンマンのことを「楓」の一文字で表現してたのは、けれん味とセンスのバランスがよく感じて面白いと思いました。
カナディアンマンってその名を直訳するとただのカナダ人の男って感じじゃないですか。
ならばカナダを漢字で書いて「加奈陀」、その頭文字の「加」でもよかった……というかキン肉マンの世界は基本的にそういう基準で漢字一文字が超人にデザインされているものです。
その法則で言えばカンディアンマンは本来やっぱり加なはずですが、今回に限り楓というなんだか風流なセンスの文字を与えられたことこそが彼への最大の労いというか餞のようにも感じたりもしてます。
それにしても今の正義超人五本槍は2戦見たところでは、オメガ・ケンタウリの六鎗客とあまりにも実力差がありすぎてつらいです。
今シリーズの敵オメガマン・アリステラやサタンの軍団と今後実際に渡り合うのはキン肉マンフェニックスたちのかつての王位候補なのかなあー、となんとなく予想しているのですが、もし単にそれまでの繋ぎとしてだけで5人が5人ともただ惨殺されるのではあまりにも無残すぎます。
残りのベンキマン、ウルフマン、カレクックは3人とも近年読み切りで主役になってちょっと特別扱いな感じもあるのでせめて誰か1勝はしてほしい…がんばれ!!
そういえば全然関係ないけど王位と言えば、超人血盟軍の4人は前シリーズで全員生き残ったので今シリーズではソルジャー指揮のもと再結成とかしてくれたら最高に熱いのでそのへんも期待してます。
さらに関係ないけどギヤマスターって作画めっちゃ大変そう。
チェック・メイトより大変かも。