今週は石上が主人公で、えー石上なんかどうでもいいよ~と若干思いつつも心がザワつき危険な予感がする話でした。
週刊ヤングジャンプ 赤坂アカ かぐや様は告らせたい72話 「かぐや様は断らない」
とにかくいつも陰鬱気味で友だちいなさそうでまさに陰キャラの見本のような男、石上。
そんな自分を変えたいと思ってもいるようで、一念発起して起こした行動が、体育祭の応援団に入ること。
しかし慣れないことはするものではなく、その判断は間違いだったとすぐに気づきます。
なんか押見修造の漫画によくありそうな世界です。
陰キャが学校内の人間関係でやたら悲惨な目にあう世界。
うーむ、そもそもクラスの係決めのときに石上が挙手した瞬間にクラス全員が「え?なんでおまえが?」「やめとけ」というとんでもない空気になったはずです。
でも石上はそれに気づけなかったのかもしれません。
その空気の読めなさがまさに陰キャたる所以でしょうか。
それに石上のクラスには応援団に入りたいと思う陽キャラ男子はいなかったのでしょうか?
さて各クラスの応援団員が集合しての会議。
石上は各クラス精鋭のウェイa.k.aリア充陽キャラ集団のプチャヘンザでワチャガナドゥなノリにもうついていけません。
一緒に応援団になったオナクラの女子小野寺からワックな視線で蔑まれます。
彼らが話す言葉遣いすら理解できず会話もできず、ただただ孤立する地獄状態。
いたたまれません。
そういえば私は中学では体育祭で応援団やりました。
でも高校ではとてもそんなのに入れるキャラじゃなかったなあー。
私自身の微かに苦い思い出も蘇り本当いたたまれません。
そんな石上に話しかけてきたのが、たった今副団長に決まった女子子安つばめ。
ウェイ集団の女子リーダー的存在で、クイーンビーっぽい。
ギークの石上は彼女が持つ底辺にも目をかける上級リア充のオーラに少し救われるのですが、少し気になる話しかけ方をしていました。
「君が噂の石上優くんだね?」
……そうか、噂なのか。
なんか悪い予感がします。
このウェイ集団は自分らのテリトリーに無謀にも単身踏み込んできた噂の陰キャを血祭りにして楽しもうと企んでいるのかも知れません。
これが杞憂ならいいんですけども!
応援団会議は石上そっちのけで「男子と女子が逆の制服を着る」ということに決定してしまいましたが、これも危険な匂いがします。
石上にだけ「制服交換やっぱり中止」という連絡を入れずに、体育祭当日は石上一人が女子の制服を着ているという状態にさせて恥をかかせようとしているとか。
ともあれ女子の制服はかぐやから借りることができました。
そして急遽始まった石上の女装イベント。
石上がいつの間にか白ブリーフでなくなってたり、着替えの最中に伊井野が入室した瞬間退室したり、男女のサイズの違いにかぐやが貧乳コンプレックスを煩ったり、白銀が覗いてて石上とかぐやが仲良くしてる様子にぐぬぬってたりしてそれはそれで面白いです。
ですが石上が体育祭当日に生贄にされるのではないかという心配のほうがどうも気にかかります。
我ながら疑いすぎてる気もします。
もしウェイ集団がいい人たちだったら申し訳ない。
果たして石上の運命は!?
私自分が思ってる以上に石上に感情移入してるかもしれません。
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