進撃の巨人のライナーの過去編はいつまで続くのでしょう。
いやまー、壁の外の世界のマーレとかの国々はどうなってるのか、ライナー達はどこの何者だったのかを描くのは物語上重要で不可欠なのはもちろん承知していますが、それをライナー(が抱える心の闇)を中心にして長々と見せられるのは若干つらいものがあります。
単に私がライナーあんまり好きじゃないからかなあー?
どうにも私にはライナーは醜悪なキャラに見えます。
ついでにライナーほどじゃないけどベルトルトも結構。
彼の境遇を考えると自分自身醜悪になるしかないってのは理解はできるから若干彼に同情する気持ちもなくもないんですが。
作者もライナーの持つ闇の面をそう意図して描写しているのでしょうし、あとはその上で読んでて彼を好きになるか嫌いになるかってところでしょうか。
過去の回想編のライナー少年はとにかく弱いというか凡庸な子どもで、戦士になるために必死だけどなかなか成果を出せない落ちこぼれ系の戦士候補生。
合格して鎧の巨人を受け継いだと思ったら実は実力で勝ち取ったわけじゃなくて、そうするように細工した兄貴分のマルセルは彼をかばって死んじゃいました。
そしてこの後ライナーは壁の中に潜入して記憶や人格に障害をおっていく…。
…なんかFF7のクラウドがそんな感じじゃありませんでしたっけ?
マルセルはザックスで。
確か…クラウドは神羅のソルジャーになりたくても弱くてなれなくて、一流ソルジャーのザックスに助けてもらってザックスが死んで記憶と人格が破綻をきたしたってストーリーだったかと。
FF7をプレイしたのは遠い遠い昔なので私の記憶もおぼろげなのですが。
進撃の巨人という作品は「マブラブ オルタネイティブ」や「地獄先生ぬーべー」の影響を受けてるって作者が語ったのを読んだことがありますが、FF7にも多少は影響受けてるんでしょうかね。
でもいかんせんライナー。
クラウドのような線の細い美少年でもなく、エレンのような燃える男でもなく。
しかもこれからマルコを殺すあたりの回想エピソードとかで心がさらに病んでいく陰鬱な場面が待っているんでしょう……?
気が滅入るなあー。
まだまだ当分ライナー物語は続くかなあー。
これも必要不可欠な物語なのでさっさと終われとは言いませんが、エレン達のいるパラディ島の人々がどうなっているのかのほうがすごく気になるので、早くエレン達の物語のほうに場面を戻してもらうためにもライナー編はできるだけ手早く済ませていただく方向でお願いしたいところです。
さっさと終われとは決して言いませんが。
ところで関係ないけど進撃のスクールカーストってなんだかもう嘘予告とかいう次元じゃなくなってきて、まるでかつての進撃中学校のような扱いになってきてませんか。
そのうちなんか発売しそうな気がします。