週刊少年ジャンプ Dr.STONE 「Z=18 妖術決戦」
コハクが暮らす謎の原始村を訪れ村人を手下にするぞ編の続きです。
ただのシャボン玉を怖がる村人銀狼は仲間を呼びました。
そいつが新キャラクロム!
クロムはシャボン玉を全く怖がる様子もなく、灰汁のアルカリですぐに作れるものだと一瞬で看破して千空はその科学知識を気に留めます。
このクロムは村の妖術使いだそうで、コハクが千空のことをも妖術使いと呼んでいたのはそういう職業というかポジションの概念が既に村に存在してたからなわけですね。
(ところでこの村の住人はみんな厚底サンダル?)
さてなぜか千空とクロムは妖術対決をすることとなって、よりヤベー妖術パフォーマンスを見せたほうが勝ちみたいなノリになりました。
クロムが見せた奥義は「七色炎橋(レインボーブリッジ)」
要は炎色反応のことですが、なぜ橋。
というかレインボーブリッジという技名は単にこの場限りの一発ネタなのか、それとも東京のレインボーブリッジに何か関係あるのかもうわかりません!
ところで炎色反応って原理を知ってても炎の色が変わるのを実際に見ると結構感動するものです。
原理を知らない者が見たらそりゃもう驚愕の妖術なのでしょう。
しかし千空にとっては造作もなくタネを見破れるものなので逆にクロムが焦ります。
次に見せたのが硫黄玉。
へえー、硫黄の塊で静電気発生装置が作れるとは知りませんでした。
しかしそれも千空がみんなで静電気で遊ぼうのコーナーにしてしまって台無しクロム形無し相手が千空だから仕方無し。
しかし!
千空は思います。
このクロムが妖術妖術と言って実行していることはまさに科学であると。
未知の物質を試しまくって再現しまくって何がどういう性質を持つのかを知っていく作業(そしてその知識を人々の役に立てること)を、この原始の世界で自力で独学でゼロから始めているわけですクロムは。
それは第10話回想の幼い千空少年がなんでも実験しまくったことや、第2話あたりで未知の復活薬のレシピがわからずに1年くらい試行錯誤しまくったことと何も変わりません。
千空はそれが嬉しくて、誇らしい。
人類がいる限りそこに科学者は研究者は探求者は必ず生まれて仮に司が彼等を何度殺しても科学が滅びることは決してないとここに改めて実感しています。
クロムは科学者である、ということは司に殺される、なので千空の仲間になるしかない、といきなり言われてももちろんクロムにはなんのことやらさっぱりわかりません。
しかし千空は有無を言わせずクロムと彼の倉庫を我が物としようとして、焦ったクロムは最後に算術勝負で決着をつけようとします。
算数だか数学の概念はこの村にもあるようで、クロムはそれも得意なようです。
しかしまあ、天才千空に頭脳で勝負しても勝ち目はないので勝負あり。
村人を手下にするぞ編はあとは、今回ちらっと銀狼がふれていた長(おさ)、臥せっているというコハクの姉ルリの問題あたりを攻略すれば完了ですかねえー。
この漫画は登場人物が少なかったのですが、人数が増えて一気ににぎやかになってきました。
クロムを手下にすればこの村近辺でも硝酸とエタノールを手に入れることができるようになるかもしれません。
さすがにいきなりすぐそこらの石像を復活させまくることは無理かもしれませんが。
それとここに村があるんだから日本各地にはやはり他にも人間達がいたりして、司が見つけて彼なりのやり方で手下にしていくとかいうのもあるかも。
関係ないですが週刊ヤングマガジンのほうのBoichiのORIJINが来週は巻頭カラーだそうです。
Boichi働きまくりです。
それはそうと大樹と杠のほうも気になりつつ、次回につづく!
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