週刊少年ジャンプ Dr.STONE Z=16 「コハク」
二手に別れた千空と大樹&杠。
まずは千空の旅が始まりました。
すべきことは狼煙の人物との合流。
なんとしても司より先に見つけたいところです。
と思ったその矢先に司とその人物とが遭遇してしまいます。
そして2ヶ月くらい前に一度チラ見えしてた新キャラがようやく正式に初登場!
司は誰かにつけられてることを察して(おそらく「この世界に人が!?」と驚くことも心の中で済ませてから)その誰かに声をかけます。
出てきたのは厚底サンダルの少女。
シルエットで見たときは私は大人かと思っていましたがかなり若いです。
花束を持って笑顔で近づいてきます。
その様子は古い自爆テロの手口のようですでに不穏です。
そして案の定奇襲!
が相手は司なので当然失敗、続いての攻撃も全部余裕でいなされます。
なぜ急襲したのかというと、彼女は司が杠を人質に取り千空を殺したことを目撃していたからです11.0の視力で。
一般的な視力検査で言えば、直径0.1mmのランドルト環(視力検査のあのCのマーク)が余裕で見えるくらいです。
この世界でマサイのような視力を得ています。
少女は日本語は通じますし、言葉遣いも達者です。
しかし彼女は科学常識にだけ妙に無知なところから、司は彼女が何世代か子孫を存続させて生まれた人間だと推測します。
3700年とはいかずとも数百年の世代交代だけで言葉が全部通じるかあやしいですから、3,4世代目とかくらいでしょうか?
それで司は「原始人なんか殺そうと思えばいつでも殺せる」と考えて(この思考回路、司は相変わらず気持ち悪いです)ご丁寧に殺さず傷つけずに倒木の下敷きにしてその場を立ち去ります。
最優先事項は東京にある例の奇跡の水硝酸の確保だと。
しかし司は硝酸が別にそこ以外でも他に日本のどこかで採取できるって考えないのでしょうかね。
できるからこそ今この場に謎の少女がいるわけだし、日本各地に(千空ほどじゃないにしても)文明を復活させている集落があるかもしれないのに。
司はそいつらがもしいたら皆殺しにする気なのー?
下敷きにされた少女は、倒木を見て駆けつけた千空と初対面です。
妖術使いという不思議な言葉で千空を呼びます。
彼女は文明と文化のレベルがとてもアンバランスです。
初対面の挨拶は後回しで急いで彼女の救出です。
千空がとった救出方法は滑車!
文明に無知な誰かが困っていて、それを人類の叡智で解決させる千空の姿はなんだか、前々からちょっと思ってたけどけものフレンズのかばんちゃんに近いものがあるような気がします。
少女は千空がチャッチャと工程を進めて、そして見事倒木を持ち上げる様子をみて感嘆の表情を浮かべています。
ただ、いい場面なんですけど作画にケチをつけるってわけでもないんですけど、倒木が直木で断面もあまりに綺麗な円形に見えるから「転がせたほうが早いんじゃないか」ってちょっと突っ込みたくなりました。
まあそれはさておき救出に成功して、少女は紳士な妖術使いに惚れましたとさ。
あーなるほどねそういうパターンなわけですね。
アルスラーン戦記でいえばナルサスとアルフリードみたいな感じでしょうかね。
千空はこの少女、コハクに対して今後どういう態度になるんでしょうか。
コハクという子は、その名前であるからには琥珀の概念を知ってるはずだし、楔とか信念とかおおよそ原始人っぽくない言葉も知っています。
あと初登場時に「three」と呟いたり青い目でハーフらしいことから、外国人の血を受け継いでいるようです。
謎ですね。
箱根だから外国人観光客とか近くの横須賀米軍基地とかがルーツ?
彼女がどんな子なのかじっくり語ってほしいところですがこの漫画のことですからきっと異様なほどサクサク進めるんでしょうね。
そして来週はまたまたセンターカラー!
1巻発売も来週!
ファンからすれば嬉しいことですが、ジャンプだけあって新連載作品ごとの扱いの差というか明暗がくっきりしててシビアだなーと思いつつ、次回につづく!