第7話「Z=7 火薬の冒険」
千空は今まで頑張って作った住居を(一時的かもしれませんが)破棄するようです。
確信的に司と戦うことを決心しています。
今更だけどやっぱり話し合う余地はない…ですね。
司に石像を壊して回ることを一刻も早くやめてもらわないといけないのは間違いないです。
そうするために、いきなり武力行使はしないにしろ、話し合いの席につかせるにしたって武器があることを示すことは必要かとは思います。
しかしやっぱり物騒です。
火薬の原料調達のために箱根まで旅に出ることが決定。
現在地は普通に東京でしたね。
東京から箱根まで道なき道の旅のお供は六分儀。
この現実世界ではGPSのおかげでアナログ計測器具はほとんど不要とはいえ、軍隊や航海士は六分儀の使い方をマスターしておかなければならないそうです。
以前米軍はGPS時代になって一度六分儀を不要としたけど世の中何がどうなるかわからないからやっぱり必須に戻した…という逸話を聞いた記憶があるのですが、ソースが見つかりませんでした。
しかし千空も計測には苦労してて正確な緯度経度がわかりません。
鎌倉にいるっぽいけど……鎌倉?
鎌倉といえば大仏で、大仏を発見する過程もこの漫画らしく超さくさく展開です。
そして杠は猿の惑星で自由の女神を発見したテイラー大佐のように大仏の前で立ち尽くして涙します。
「ここは日本だったのか」と。
間違いなく日本で未来で、自分の両親や友達に思いを馳せずにはいられません。
お金も自分の家も部屋にあった自分の本も宝物も何もかもなくなってしまった世界です。
怒涛の展開だらけのドクストで珍しく登場人物の心情をゆっくり描写してます。
杠の両親の石像が無事なのかどうかもわからないし、仮に無事でもこのままだといつか必ず司に破壊されてしまいます。
だからやっぱり司を止めることが最優先事項だというのは間違いではありません。
物騒だけどねー。
そして東京→鎌倉→箱根の80km徒歩旅行の続きです。
まともな道がないから何日もかかるんでしょうか。
頑張れば1泊2日で行けるか行けないかってくらいでしょうか。
その頃司は元のアジトに戻ってきてて足跡などを調べています。
先日軽くバトルして一度は引いたのに戻ってきたってのは、3人に何らかの働きかけをしようと思ったからなのか、わかりませんが戻ってきたらもぬけの殻。
そして推理します。
千空は逃げる男じゃないから逃げたという痕跡は偽装で、彼らはいまだ自分と戦う気で、そのためには武器が必要で、その武器はずばり銃火器(火薬)で、硝酸はもうあるからあと重要なのは硫黄で、西に箱根温泉があるからそこまで採りに行った…と。
強引だけど筋は通ってます。
しかし司の形相が怖いです。
ちょっともうなんなのこの人。
早くこの「司編」とでもいうのかこのバトルはさくさくと決着つけて次の展開に進めて欲しいというのが正直な気持ち。
司ってなんかもう…彼の理想はたとえこの原始世界だろうともとても実現不可能なことに自分で理解できないんでしょうか?
司については決着がついてから感想をまとめたいです。
千空も火薬を司にどう使うのかも心配で、次回に続く!