第6話「Z=6 大樹VS司」
状況が全くわからない。
ここがどこなのか、目の前の変な格好の大樹と千空は何を切羽詰まってるのか、司って誰なのか、杠には全くわかりません。
でもまあ、千空を一人置いて逃げるという選択肢はありません。
大樹と一緒に「逃げずに司と戦う」を選びますが説明も打ち合わせもする余裕もなく司が帰ってきます。
しかし「戦う」っていうけど司のほうは今この場で大樹千空杠の3人をどうしようと思ってるのか不明です。
制圧も脅迫も説得もできそうにないから、3人がどう出るか様子見ってところなのでしょうか。
わざわざ「間引いてる」と見事に簡潔に言ったり石像の破片を見せたりして「千空が言ってることは事実だよ」と親切に示してあげます。
大樹は睨み合いや駆け引きなどというまどろっこしいことはせずに即ダッシュ。
それを見た千空は隠してたクロスボウを発射。
ためらいないです。
命中させる気はない威嚇射撃?
それを司は…掴む!
よけるじゃなくて掴む!
矢を落とす動作からそのまま回転して大樹の頭に膝蹴り。
クロスボウは撃った瞬間に「通用しないんだろうなー」とうすうす感じましたが、すごいです。
大樹のほうはなんとか右手で受けて倒れずに済みました。
そして司にとっては「初めての倒れなかった相手」だそうです。
ということは大樹がもし本気で司を攻撃すれば勝ち目全くの0%というわけでもないってことかもしれません。
しかし大樹に攻撃の意志はありません。
こいつはいつも盾になることしか考えていません。
そして自分のバカを全力で叫びます。
「人を殺すのは悪いことだー!!」
それを聞いた司はヒストリエのハルパゴスのように2コマ無言で考えたあと(ば~っかじゃねえの!とは言わずに)「意味がわからない」と素直に困惑。
しかしその後はかなり怖いことを言います。
「杠を殺すと言ったら?」
物言わぬ石像なんかじゃなく、生きてる人間を、女の子を、大樹が惚れてる子を実際に殺せるんでしょうか!?
生きた人間を手にかけるのもきついし、ましてやか弱い女子で、殺したら大樹がどうなるか予測不能だし、そもそも司の理想に反する行為じゃないの?
しかしこの緊張状態は大樹のダウンで水入り。
拍子抜けの感もありますが、この緊張状態が続いてたら抜き差しならないことになってたから、この幕引きは仕方ないかなー。
司が引きます。
お互いの主張は相容れないけど「仲間」と言っているから和解の予知はあるのでしょうか?
正直司って大まかな理想は別としてその場その場での真意とかどうしたいのかとかの考えはよくわかりません。
自分の理想があまりにも無茶だから目をそらすためにいきあたりばったりでごまかしてるとか。
千空のほうもかなり物騒な考えを持ち出しててちょっと驚きました。
火薬。
ドリフターズで見ました。
黒色火薬の材料は、硝石、硫黄、木炭。
三役揃ってたまぐすり。
硝石を作るのに炭酸カルシウムの4つ目の出番ですね、きっと。
しかし……火薬そして銃(この絵はベレッタ?)ってのはもう司を殺すためのものですね。
積極的に殺す気じゃなくて抑止力のためだと考えてるとは思いますが、やっぱり物騒です。
まさに文字通りきな臭い展開で、次回へ続く!