今年最後のかぐや様は、突発的な何かの物事を生徒会メンバーが挑戦するシリーズでした。
今回のテーマは「さくらんぼの枝」なのですが、まずこの小道具が生徒会室にある状況を用意するのが本来はかなり面倒です。
しかしそこで役に立つのが校長。「校長が差し入れしてくれた」という形にすれば、生徒会室内にいろんな食べ物を自然に用意することができます。
週刊ヤングジャンプ 赤坂アカ かぐや様は告らせたい163話 「藤原千花は結びたい」
以前の白銀とかぐやがケーキの最後の一個を押し付け合う話とかもそうでしたが、生徒会室内に自然にケーキやさくらんぼがある状況を作り出すために、校長さえいれば凝った導入を考えたりその説明にページを費やしたりする無駄が省けるので、作者にとっても読者にとってもマジで便利です。
非常に効率的で有能な「小道具さん」です。
さて!まずはとにかく伊井野ミコです!
アニメ2期のPVで動く彼女が初公開され、そしてさらに今週号で声優も発表されました!
富田美憂!
このことについてはまた別にブログ書きます!
で本編の感想。
その校長が今回差し入れてくれたのがさくらんぼがそのまま入ってるゼリーでした。
どうやら6個入りで、生徒会メンバー全員がいただくことができます。
さらには直接持ってきた柏木も1個貰えます。
ほらここ「生徒会室で生徒会+柏木の6人でさくらんぼを食べる」という状況をたった1ページで説明完了です。超スムーズ。
そして藤原が「さくらんぼの茎を口の中で結べるかゲーム」をふっかけてきます。
私はやったことなくて自分が結べるかどうかは分かりませんが、「できればキスが上手」って理屈、よく考えてみたら確かになんかピンときませんね。
私が知らないだけで、舌そのものの「高度な動かし方」みたいなのが世の中に存在するのでしょうか!?
で、藤原が石上を挑発しまんまと乗せて、なし崩しにさくらんぼゲームスタート。
石上は最近はもう童貞だってことを周囲に普通に自分から言うようになってきてるのがなんか笑えます。
勝負の結果は……1位はかぐや。
2位の柏木とほぼ同時に完成して、そして一瞬でほどくという、すさまじいテクニシャン。
これはもうキスとの因果関係とか別の次元でめちゃくちゃ器用です。
駄目だったのが伊井野と石上。不器用な童貞と処女でお似合い…なのかな?大事なのは気持ちです!
そんな伊井野は柏木にレクチャーを仰ぎます。
その言い方が、なんかもう、さくらんぼの結び方なのか、キスの仕方なのか、他の何かなのか、なんかもう、なんかアレです。
石上が必死に頑張ってる時にナレーションが「男はテクニシャンと思われたい」と語っててちょっと思ったのですが、逆に「女はウブだと思われたい」んでしょうかね~???
さっきのかぐやができないふりをしたのもその心理だと思います。
柏木があっさりできて、そしてできたことを隠さず見せたのも「この空間ではウブなふりする必要がないから」なのかと。
かぐやと柏木のそういう心理戦ちゃんの匂いと、藤原と伊井野にはそういうの全然無縁なところに、大人と子どもの差を感じてなんかしみじみしてしまいました。
もし子安がこの部屋にいたら、彼女はどうするでしょう。
藤原は苦戦したものの3位で石上には勝てたので大満足。
こないだの「愛してるゲーム」に続き、藤原が石上に2連勝。珍しく好成績です!
グダグダになりそうなところで、白銀と柏木がいいことを言ってしめました。
そして白銀はその後5時間以上「自主トレ」をしてましたってオチ。
その執念はギャグというより若干恐怖も感じますが。
さてこれで今年のかぐや様はおしまいで、来週はヤングジャンプ自体が合併号休刊、次は年明けの1月9日。
年末年始は漫画雑誌が休みになるので退屈です!
2019年のかぐや様は本編以外の場所のアニメ&実写映画で超激動の一年でした。
そして来年にはアニメ2期なわけですが、私は実写映画2期もあるのではって気がしてます。