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進撃の巨人123話感想 私はあなたを愛していたのか?

今月の進撃の巨人ミカサの視点から語られる回想から始まりますが、彼女の目に、というか私の目に映るエレンはやっぱりなんか不可解だなあ~ってのが率直な感想でした。

 

エレンの考えてることって謎です。今月号のラストページを見てもなお。

 

 

 

 

 

えーまずは、こないだ「進撃の長州」ってコラボCM動画が公開されてましたね。

 

 

スニッカーズのCMで、第一弾はデヴィ夫人で、今回は長州力、と。

 

これ今後も続くんでしょうかね。

 

 

なんかこういうのって、例えば、ガキの使いの笑ってはいけないに出演する「意外な大物有名人!」みたいなノリで、もう掘り尽くされたような感じで、出演したら驚くような有名人なんてもういなさそうな印象。

 

誰かいないかな。こういう動画に出演したら本当に驚くような人。

 

 

 

 さて本編の感想。

 

いきなり調査兵団が都会に出てきて戸惑ってるシーンから始まって、これが回想なのかそれとも別の世界の話なのか理解するのに数瞬かかりました。

 

だって今の進撃って何がどうなるか本当に分からない状態ですもん。いきなり世界改変とかなってもおかしくないですもん。

 

で、どうやら一年くらい前のことっぽいです。

 

パラディ島の調査兵団がマーレの調査船団を鹵獲したり義勇兵アズマビト家と交流を持ったりして壁外の情報を得て、ついに壁外大陸マーレに初上陸した日。

 

 

大都会に戸惑う調査兵団ですが、あんたら前に島に鉄道のレールを自分らで引いたりして文明を多少知ってるんだから、自動車にはそんなに驚かないんじゃ?

 

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ちなみに言葉は「エルディア語」が共通してるから通じます。

 

 

ところで調査兵団の八人はスーツなんか着て大陸の一般人になりすましてますが、ハンジは帽子もスーツも男物ですね。

 

ミカサとサシャみたいなスカートは選ばなかった様子。変装しての潜入なんだから無難に徹したほうがいいのに、彼女なりのこだわりが垣間見えます。

 

 

 

そして唐突に挟まれるギャグシーン。

 

キャンディ売りのピエロに絡まれるチビッ子ギャングリヴァイ

 

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いやいやなんでここでこんな無意味なシーン挟むねん、と一瞬思いましたが、これはリヴァイもスーツを全く着こなせてないって意味なのかな。

 

マーレ大陸の人から見たら「背が低いだけの男性」とすら認識されず「子どもが無理してスーツ着てる」と思われるくらいリヴァイ達の容貌はやっぱりどこか不自然ってことかと。

 

背広型のスーツは壁内にもあった筈なのに。どうも全然似合ってません。

 

 

 

エレンだけはずっとボンヤリしてます。

 

このころのエレンは既に進撃の巨人の「未来を見る」「過去に干渉する」能力に目覚めてる状態です。

 

彼はこれから何が起こるか分かってる状態。

 

 なのに彼は潜入中ずっとこんな調子で、正直めっちゃ不可解です。その感想はまとめて後述します。

 

 

 

街の市場で未知のおいしい食べ物を満喫する兵団。

 

サシャはもし壁内の牧場で暮らしてれば一生食べられそうもない物をたくさん食べれたことはせめてもの幸せでしょうか。

 

そしてサシャだけでなくミカサも、初めて食べるアイスクリームにめっちゃ少女な表情して感動してます。素敵な笑顔です。

 

エレンにも勧めますが、やっぱり上の空でそっけない対応。

 

それとなんかエレンだけはスーツを着こなして馴染んでるように見えます。

 

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(乙女なミカサ氏とかっこいいポーズのエレン氏)

 

グリシャの記憶があるからでしょうか。

 

 

 

そんな中、サシャがスリに遭ったのをリヴァイが捕まえました。

 

このスリの少年は120話の回想フラッシュバックに出てました。もしかして今後もそれなりの役どころがあるキャラ?

 

敗戦国の難民か不法移民っぽくて、服装が調査兵団以上に周囲とかけ離れてて浮いてます。言葉も通じません。

 

市場の人達はめっちゃ殺気立ちます。

 

それはスリ被害のもっともな怒りと、敵国ひいてはユミルの民への差別感情が入り混じったかなり強烈な感情が渦巻いてるようです。

 

潜入調査中の兵団としては、ここはこんな少年は無視してこの場から立ち去るのが賢明だと思います。冷酷ですが。

 

しかしそうはできませんでした。リヴァイが。

 

さすがです。

 

目付きも言葉遣いも悪い辛気臭い男ですが、彼はいつも彼なりの情を抱えて生きてます。

 

こういうところは彼の欠点でもあり魅力でもあります。

 

 

リヴァイ達は少年をかかえて市場から逃走。

 

少年はちゃっかりサイフをまたすってて、リヴァイがしてやられてます。

 

少年すごい神経してんなあー。

 

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こんな「恩をあだで返す」そうそう見れません。

 

 

 

そして一行はアズマビト家に到着し、キヨミと会談。

 

和平の道を必死に模索します。望みが薄いことは承知で。

 

 世の中にはユミルの民を救済しようという保護団体があるらしく、それを伝手にできないかと。

 

しかし会談にエレンの姿がなく、ミカサ達が探し回って、少年が住む難民キャンプで見つけます。

 

この少年が何なのか、このシーンのエレンの涙は何なのかやっぱりさっぱり分かりません。

 

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エレンはここでミカサに問います。オレはお前の何だ?

 

ミカサにとってはこういうことを面と向かって聞かれるのは初めてのことなのでしょうね。

 

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狼狽して「家族」と無難なことしか言えません。

 

彼女の本心としては、やっぱり異性として愛しているのでしょうか?

 

それがゼロとは決して言いませんが、それだけではない感情もあるのかなと思います。

 

てゆうか彼らは思春期の時期をずっと戦時下で過ごしているから、一般的な青春の恋愛のような状態ではなかったのも大きいかと。

 

それに二人は、かたや九つの巨人の継承者、かたやアッカーマン一族とアズマビト家のハイブリッド、出自が特殊過ぎるのもありますし。

 

うーむ。

 

 

 

ミカサがそれに答えられないまま、難民から昼の返礼の酒席に誘われて、うやむやに。

 

エレンがアルミン達も誘って酒席に応じるのもやっぱりなんか変。

 

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ミカサ達はとまどいながらも結局は酔いつぶれるまで酒席を楽しみました。

 

エレンが応じた意味がこれまた分からなくて本当になんなんでしょうね?この少年。

 

つうか私今回の感想は「分からない」って書いてばっかりです。

 

 

難民たちは空き缶や割れたカップを食器にしてて、絵に描いたような貧困。でも酒はあります。さっきすった金で買ったのだとしたら、酒なんかに大事な金使うなよと言いたい!

 

 

 

後日、保護団体の演説のシーンで、兵団は絶望します。

 

団体は「壁外ユミルの民はパラディ島の悪魔の被害者だから救済すべき」と主張するのみで、これで和平への道が八方ふさがりになったってことなんでしょうか?

 

その日を最後にエレンは兵団から去り、そこから彼は100話あたりでレベリオ収容区で大虐殺し、兵団内でイェーガー派&義勇兵でクーデターを起こし、マーレが進軍して泥滑戦争になって現在に至る、と。

 

 

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で、場面は切り替わり、エレンがユミルちゃんとの「接続」に成功し、島の壁が崩れて中にいた何体もの超大型巨人が出現した場面に戻ります。

 

この、骨だけっぽい超大型よりさらに大きな謎の巨人がエレンなんでしょうかね。

 

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進撃+戦鎚+始祖(ユミルちゃん)+王家を取り込んだ「シン進撃の巨人」みたいな?

 

 

アルミンは、エレンが地鳴らしに成功して、これから世界に威嚇して、島が世界となんとか共存できる道を模索する時間稼ぎをしてくれたのだと(いう願望を)思おうとしますが、様子がおかしいことにすぐ気づきます。

 

壁が崩れたのはシガンシナ区だけじゃなく、ウォールマリア、シーナ、ローゼ全部が崩れたのだと。

 

確か全部の壁の全長は日本一周よりずっと大きいんでしたっけ。

 

それを埋めてた超大型巨人が何千万体と解放されたと。

 

 

そして始まるエレンの演説。座標を介して世界中のユミルの民全員の脳に直接届くやつで。

 

彼は島を守ることが目的だと明かします。

 

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うつ伏せで倒れてるのはファルコかな。

 

 

しかし世界は島を憎んでいるのだから共存はできないので、だから逆にユミルの民以外を絶滅させると宣言……。

 

このラストページが、なんか違う漫画読んでるような表現で驚きました。

 

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あれだ、ここエレンの演説がもし手書きの毛筆だったら、藤田和日郎とか椎橋寛みたいな世界観ですこれ。

 

 

 

はあー。それにしても本当にもう分かりません。

 

エレンの真意と、こんなこと思うようになった経緯が。

 

 

何も知らなかった少年エレンは四年前に、地下室の父グリシャの手記と、ヒストリアとの接触で進撃の能力に目覚めたことで、世界の状態と未来を知りました。

 

そのときから「島以外の全世界を滅ぼしたい」と思ってたのだとしたら、なんか、これまでにいくつか出た情報と繋がってないような気がします。

 

いや、繋がってなくはないのか?

 

104期の仲間が大事だと言っておきながら危険な戦いに強引に巻き込みサシャを失ったことも、マーレ軍内のエルディア人や兵団内の政敵を殺しまくったのも、自分の目的達成のためのしかたのない犠牲だと考えれば矛盾はしてないか?

 

これならヒストリアを守ることにもなってはいますし。

 

グリシャが見た「恐ろしい未来」は全世界が滅ぼされることなのでしょうか。

 

 エレンのこれまでの言動や様子と、彼が守りたいものと殺したいものが、どうも、一致してないような、してなくもないような……。

 

今月号のボンヤリしてたり泣いたりしてたのも、何を思ってのものなのか、なんかチグハグというか。もしかして理解するためにはまだピースが足りてないんでしょうかね???

 

彼の真意は他にあったり、真相がまだ隠されてるとか。

 

 

 

あと今月号で印象的だったのはミカサの後悔。

 

ミカサがもし「私はあなたを誰より愛してて、二人で幸せになりたい」とかちゃんと言ってたら未来は変わってたのでしょうか。

 

エレンの未来予知能力はどうも全知全能ってわけではないようで、ってことは未来を変えることも不可能ではなかったのでしょうか。

 

つうかそもそもミカサのエレンへの感情は愛情なのか?

 

アッカーマンの習性に過ぎないのか、そんなことはないのか、あるいはきっかけは習性に過ぎなかったとしても愛情の尊さは変わりないのか?

 

このへんも今後どうなるのか気になるところです。

 

 

 

それにしてもエレンの「ユミルの民以外皆殺し」案はぶっ飛んでます。

 

この世界は地球なのか分かりませんが、19世紀末くらいの文明っぽいので人類は何十億人はいそうで、それを皆殺しって、現実の歴史上の独裁者なんか足元にも及ばないレベルです。あの国のあの人の虐殺数ですら4000万~8000万人ですから。

 

人類だけでなく動植物も死にますし。

 

ジーク「エルディア人安楽死」案のほうがよっぽどマシに見えるくらいです。

 

安楽死案はユミルの民の尊厳とか魂の自由とかを奪っているのはその通りなので、「とても受け入れられない」と思うのはまー自然ですが、だからって対案が逆にユミルの民以外の全員の尊厳どころか命を全部奪おうってのはあまりにも極端でどんびきです。

 

ひょっとしたら、なんか、エヴァの「人類補完計画」みたいに(これも私全然理解してないのですが)、人類を滅ぼしたあとで別の形の何かにして救済するみたいな壮大な何かなんでしょうか?

 

うーん、分からん!

 

結論:分からん。です。

 

 

 

それとちょっと気になったのは、超大型巨人の大軍って他の大陸までどうやって海を渡るんでしょうね。

 

泳ぐの?海底を歩くの?

 

 

進撃の巨人(30) (講談社コミックス)

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