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スター☆トゥインクルプリキュア 映画感想 オヨルンのための一時間

プリキュアの映画見てきました!

 

楽しめました。ネタバレあり感想です。

 

 

 

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「映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて」

 

 

映画館にまで行ってプリキュアの映画を見たのはこれで二度目です。

 

前回見たのは去年の「映画HUGっと!プリキュア・ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」で、そのころ自分的に気分転換に何か変わったことがしたかったのと、正真正銘のオールスター映画だっていう特別感があったので「一度くらいプリキュアの映画見にいったれ!」と思い切って行ったのでした。

 

そのときは「人生でプリキュアの映画なんてこれっきりかも」と思ったものでしたが、今年のプリキュアはキュアミルキーこと羽衣ララことオヨルンにめっちゃ惚れ込んだので「オヨルンがメインらしい」と聞いてあっさりまた見に行った次第です。

 

本当オヨルン大好きなんです。

 

歴代プリキュアは今までずっと視聴はしててドリームとかミューズとかダイヤモンドとかトゥインクルとかお気に入りプリキュアはたまにいたのですが、今年のオヨルンは歴代で一番好きなプリキュアになったかもしれません。

 

プリキュアの映画見に行くって勇気がいりますが、去年一度経験したので抵抗感なく行けて助かりました。

 

ちなみに私がプリキュアそのものを見るきっかけは、最初は仮面ライダー目当てでプリキュアはそのついででした。

 

今はプリキュアが目当てですけどね!!!

 

 

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前置きが長くなりましたが本編の感想です。

 

本当にオヨルンがメインのストーリーでした。

 

主人公のひかるよりも扱いが目立ってたと思います。

 

まずそれが歴代のプリキュア映画でめっちゃ異例に感じました。

 

(全部の映画見たわけじゃないですが、いくつかはDVDや配信で見ました)

 

主人公ピンクじゃない他カラーの子をこれほどメインにした作品はこれまで無かったように思います。

 

それはもちろん私にとっては嬉しいことでしたが、ふとえれなまどかユニが好きな人にはどうだったんだろうと不安を感じたほどでした。

 

それくらい扱いの差が大きくて、そこは正直に言って良し悪しだとは思います。

 

 

 

 話がまたずれますが、製作側は放送前はオヨルンが一番人気キャラになるとは全く思ってなかったそうです。

 

(「オヨルンが一番人気」ってソースはNHK全プリキュア大投票やアニメージュやyoutube公式再生数などなど)

 

キャラクターデザイン担当の高橋晃がオヨルンのデザインは人気キャラにさせることは考えず冒険や遊びを取り入れたといった感じのことをfebriで語ってました。

 

実際にいくつかの関連商品で、五人中三人だけのラインナップの際には主役のキュアスターと追加キュアのキュアコスモに次いでキュアセレーネが選ばれてましたし。

 

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マスコットとかパジャマとか。

 

(セレーネは「人気キャラにさせよう」と意識してデザインしたそうです)

 

 

なので、今回映画でオヨルンがメイン扱いになったのは「人気キャラだから」というわけでも「放送前から人気キャラになると想定していたから」というわけでもありません。

 

奇跡の偶然です。

 

オヨルンは主人公の相棒ポジションではあるのですが、もし人気が出なかったら今回の映画の見方も違うものになってたかもしれません。人気キャラになってくれて結果オーライの俺得!

 

 

 

で、で、今回の映画のストーリーがこれまた、オヨルンっていうキャラをよく考えられて作られてました!

 

人気キャラになるかどうかも分からないうちからこの判断した人達は偉いです。

 

「主人公の相棒」で「宇宙人」で「地球の文化に無知」で「大人ぶってる子ども」というキャラがめっちゃ生かされてるストーリーで感心しました。

 

 

世の中ではツイッターとかで「泣いた」って人が結構いて、私も見る前は泣くのかなと身構えたのですが泣きはしませんでした。

 

もともと私は「泣ける!」と事前に聞かされたものにはほとんど泣かないしなあー。

 

でも去年の映画ではちょっと泣いちゃったんですよね。

 

ただキャラやストーリーで泣いたわけじゃなくて、音楽でジーンときました。

 

歴代主題歌のメドレーのオーケストラが流れたときに。

 

 

でも今年の映画も音楽すごく良かったです。

 

暴走しかけたユーマと、ユーマとさよならする自分自身を歌で癒すんです。

 

オルゴールの曲と主題歌が効果的に使われてて。

 

 

泣かなかったのは「予想外ではなかった」からかな。

 

全体のストーリーや演出が(去年のメドレーのような)不意打ちではなかったからかな。

 

よく考えて構成されてることがかえってこちらも予想しやすい流れになってた面はあります。

 

そうストーリーは本当に、見る前からなんとなく予想してた通りでした。

 

謎の生物ユーマを拾って、少しの時間一緒に過ごして、問題発生してバトルして、解決してお別れ。

 

でもこれはこれでいいんだと思います。

 

ラーメン屋でラーメン注文してラーメンが出てくるようなもので、ここで奇をてらってカレーライス出すような構成しようものなら客のひんしゅくを買うってことを、世の中の多くのコケた映画が証明しています。

 

 

 

オヨルン本人は作中で号泣してました。

 

そこのカットを公式チャンネルがもう公開しちゃってて驚きました。

 

 

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www.youtube.com

 

で、この号泣がよく分かるんです。

 

乱暴に言ってしまうとこれは「ペットとの別れ」で、オヨルン以外のひかる達四人はみんな(それを実際に経験したかは分かりませんが)そういうことを察せるくらいには大人です。

 

でもオヨルンはそういう感覚を全然知らずに生きてきたので、今回初めて自分で実感して混乱して感極まって号泣しちゃったと。

 

私は小2のとき文鳥が死んで号泣しました。

 

今はもうさすがにそういうことで号泣まではしませんが、あの時の感覚は自分の中で残ってて、結構心に刺さりました。

 

スタプリ五人ではオヨルンだけは本当に幼稚な子どもです。

 

地球のことも知らず、さらに宇宙のことも実は割と無知。

 

何でもAI頼りだし、ユニのように宇宙社会で揉まれて鍛えられてもいないし。

 

そういうオヨルンのキャラ設定が生かされてるストーリーで本当に感銘を受けました。

 

 

 

プリキュアの映画っていつもネタバレというか核心というかキモのカットを本放送や公式チャンネルの宣伝でバンバン公開します。

 

でもさすがに一番の核心であるユーマの最終形態の姿は公開されてません。(これからもしないですよねまさか)

 

あれがまさにひかるとオヨルンがミックスされた姿で、あそこは「ひかララ色」があまりにも露骨で若干ひきました。

 

百合好きの人は「ひかララの娘!」と喜びそうです。

 

 

 

あとは……、ここまでさんざんオヨルンの話ばっかり書いたのですが、この映画で一番よかったシーンは実はひかるの「キラやば」でした。

 

キラやばは本放送では毎回毎回ひかるがハイテンションのときにうざいくらい使われる口癖ですが、この映画の最後のキラやばは本当にいつもと全然違うトーンで、むしろ「あのシーンを引き立てるために本放送で無駄に連発してたの?」と思うくらいでした。

 

これも計算なのか?だとしたら天才か?

 

ひかる見直しましたよ。

 

これも映画で得た収穫。

 

 

というわけで私はこの映画で泣きはしなかったものの、オヨルン浴をたっぷりと堪能できたし、ひかるの良さも発見できて満足でした。

 

大満足。

 

知念里奈が足を引っ張らないどころかちゃんと声優の仕事してたところ、星座ドレスが登場が一瞬だけなのは仕方ないものの見栄えがよかったところ、などなどもよかったです。

 

 

Febri Vol.56

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