いきなり個人的な話ですが私は興味のない物に興味があるふりをすることが物凄く苦手で、できる人を尊敬するほどです。
白銀はそういうのをうまくこなせるタイプでしょうか?
週刊ヤングジャンプ 赤坂アカ かぐや様は告らせたい155話 「先輩くんと後輩ちゃん(1)」
まずは実写映画の話ですが、公開から1ヶ月半経ちましたがうちの市内の映画館ではまだ一日二回上映されてて公開終了の告知もなくて、やっぱり好調なんですね。
他の映画でこれより後に公開して先に終了しちゃう実写邦画いくつかありました。
もし続編があるとしたらいつ撮影していつ公開になるんでしょうね。
平野紫耀は今22歳で、橋本環奈は20歳。
実写映画で高校生の役ってどうしても年齢の限界があるように感じます。
日本の実写で高校生役を演じた俳優って最高齢は何歳でしょうね。
さて本編の感想。今週は白銀御行と伊井野ミコが絡むという新しい試みがなされました。
二人だけの生徒会室ではどんな話が展開されるのか。
サブタイが「先輩くんと後輩ちゃん(1)」で、今後もシリーズ化されていくことを匂わせます。
あるいはこの二人の絡みが何か今後の物語に重要な影響を与えるのか。
生徒会室で二人きりになって、白銀はしきりに「気まずい」とモノローグを饒舌に語るのですが、伊井野のほうは会長と二人きりになってどう思ってるのか、まったく心情が明かされません。
気まずいと思ってるかどうかも不明。
コピペのように固まって「……」と無言でいるだけ。
そう、この漫画伊井野の心情が言葉で描写されることは本当に少ないんです。
そういえば伊井野は平野●耀(作品内では平野紫耀は伏字にされます)の大ファンで、白銀は平野に似ているという後付け設定がなされたので、伊井野にとって白銀は好みの顔立ちな筈です。
でも今んとこ伊井野が白銀のことを好きとか意識してるとかいう描写は0なので、この設定は気にしなくても良さそう?
白銀は意を決して伊井野とのパーフェクトコミュニケーションを目指して会話を振っていきます。
読書の話題で好反応。
ここの表情が超かわいいです!今週のベストカットです!
それにしても読書かあ。私は湊かなえは「告白」、乙一は「The Book」を読んだだけです。二人とも読書家ですね。がり勉と生徒会で忙しそうなのに。
読書って趣味は、まず読書する人としない人とで壁があるので、読書家同士なら、さらに好きな作家が共通してるなら親近感ハンパないでしょう。本来ならコミュニケーションはこれで大成功!で済む話です。
しかし詩の話題になった途端に、伊井野の表情が急に輝いて流れがおかしくなっていきます。
白銀も白銀で大して詩に興味もないくせに彼女の反応がいいからって、詩が好きなふりなんか始めてしまいます。
本当に、相手の気を引くためとか機嫌取るために興味のない物に興味のあるふりをするってのは、物凄く疲れることです。
これで心を開いてもらってもそんなの偽物だぞ!白銀よ!
ここから伊井野の危なっかしさが際立っていきます。
伊井野は「声優CDが好き」「ジャニ好き」「夢小説好き」「ナンパされるとすぐついてく」「毎日ぬいぐるみと毛布に抱かれて寝る」と、様々な属性がてんこ盛りなのに今回さらに「詩が好き」と新たに追加。
私はもう、こんな伊井野が、でも好きなんです。
伊井野は頼まれてもいないのに自分からマイ詩集を持ち出して、詩を書いてるアピールして、白銀が好きな星の詩もあるアピールして、「聞かせて」と白銀に言わせて、朗々と発表しますが……その内容が意味不明。つうか闇。
しかし白銀、一度詩への含蓄を騙ったせいでもう褒めることしかできません。どんなに意味不明でも。
しまいには自分も詩の朗読を強要される始末。
一応一篇自作の詩があることが笑えます。
オチは白銀の朗読中に石上が入室する、石上オチ。
たまにある「伊井野オチ」を、今週は石上が担当してくれた形となりました。
まー、なんでしょう。今週はともあれ白銀と伊井野が打ち解けて収穫はあったのですが、それ以上に白銀は重い荷物をこれから背負い続けなければななくなったのでしょうか。
これからも後輩ちゃんが無数に抱える痛々しい世界観に先輩くんが付き合わされるのがシリーズ化するのかもしれません。
あんまり続くとこちらの負担がきついので、たまにやるくらいにしてほしいと思います。
あとは、伊井野は本当に理解者や共感者に飢えてるってところも今週のポイントでしょうかねえー。
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