ここ半年くらいの「あつまれ!ふしぎ研究部」は私は結構低い温度で読んでました。
でも今週号は久しぶりに私が好きな二宮鈴の回で「お!」ってなりました。
結局私は突出して鈴が好きなもんだから、彼女が活躍する回が少ないことに不満に感じてただけなのかも。単純なもんです。
悲しいことに鈴は人気は決して高くはないです。
先の人気投票ではトップ3は、ことね(872票)、麗子(653)、旭(605)。
鈴はそれに次いでの4位(561)で、5位(558)の千晶と二人で、順と票数から見てBクラスってところです。
この作品はことねが大差で一強状態。
(あの投票、紙雑誌のハガキ投票のみで電子書籍からは不可で私は参加できなかったので未だに忸怩たる思いです)
そのせいで鈴は出番が減ってしまったんでしょうかね?
いや、ことねが特別増えたわけでもないから、人気投票の順位が作品に影響を与えてるとはちょっと言えないか。
まーそうなのかはともかく鈴の活躍が少ないのは事実です。千晶もかな?
というか明確に「ことね回」とか「鈴回」とか誰かの回だと分類できないような回が増えたって感じです。
そんな中で今週は珍しく鈴回と言える話で私大歓喜というわけでした。
とはいえ今週の鈴は、なんかこれまでの彼女とはずいぶん違った言動を見せました。
はたしてこれは「キャラが変わった」って言えることなのか?
大祐のことが好きっぽい様子は前々から薄々あったのでそこはおかしくはないです。
私が驚いたのはマイクロビキニの水着を試着して大祐に見せたところ。
自分の意志で着て自分から見せたんだからびっくりです。
それは鈴の気持ちと同時に、作者安部真弘が作品での彼女の扱いを変えたことでもあります。
連載初期の鈴は、肌を見せないことが特徴の子でした。
ことねや和香が裸とか下着とか見せることはあっても鈴だけは鉄壁でした。
でもここ最近、そして今週はそれが変わってきた印象です。
前にも一度カラーページでかなり肌を露出した衣装を見せましたし。
(カラーで肌色が多い画像はgoogleから警告を受けやすいのでモノクロ化)
作者も鈴自身も連載初期からかなり変化しました。
さて今週号では鈴と結の水着選びになぜか強引に付き合わされるという本当に強引な話!
有無を言わさずパルコっぽいショップに連れられて鈴にはどんな水着がいいかコメントを強要されます。
ここは大祐は相変わらず「動かない男」っぷりを見せてきて、すっごく消極的な態度を崩さないのは、ちょっと、ここまで来たならもう少し能動的に付き合ってあげればいいのにと思わなくもないですが。
それで大祐があてずっぽうで指定した水着がマイクロビキニでした。
パルコみたいなポピュラーなオシャレショップにこんな水着販売してるのか、試着の際に自前の下着まで脱ぐものなのかどうかはまー置いといて、鈴が着て自ら大祐に見せたことが本当に驚きです。
からかうために着たらしいですが、そんなことする子でしたっけ?
それがどうやら「そんなことする子」だったみたいです。
鈴にもこういう面があったのか、と私はちょっと認識を改めました。
大祐は巨乳の女性が好き=ことね信者ってことは公然の事実でメンバーみんな知ってます。
(ことねに恋愛感情を持ってるかは正直怪しいところです)
鈴はそのことを実はちょっとは気にしてたみたいです。
でも大祐から何気ない「何着てもかわいい」とか「ピンク色をよく身につけてる」とか言われて、照れたり、照れた自分を戒めたり、こっそり微笑んだりと、新鮮なリアクションをいろいろ見せてくれました。
こういう傾向って、今までかなり珍しいタイプのヒロインだったのに割とありきたりなデレヒロインになったという印象も否定できないのですが、それを差し引いても余りある「照れる女の子」の表情がとても素敵で生きてる感じがして、私はとても良かったと思います。
うん良かった!!!