全10回予定の氷かぐや劇場は今週で4回目。
先は長いです!
週刊ヤングジャンプ 赤坂アカ かぐや様は告らせたい135話 「かぐや様はいただきたい(氷)」
今週の話も、前回前々回と同じく前にやった話のシチュエーションを氷かぐやだったらどうなるかを描いたものでした。
まー……最初に正直に言ってしまうと、同じパターンが3連続って印象で私は読んでて退屈でした。
最近3回ともアニメで取り上げられて面白かった話の氷バージョンです。
アニメの余韻というか復習というか振り返りというか、そういう趣旨もあるのかなって気もしますが。
ただ、まー、かぐやのほうはともかく白銀のほうにも何かいろいろありそうでそのへんも氷かぐや劇場こと「ファーストキッスは終わらない編」の注目点っぽいとは感じました。
今週の冒頭はそんな苦悩してる白銀。
前回のマキの非常に含蓄に富んだ恋愛相談もあんまり役に立ってないみたいで。
本当に「なんでそこまで」ってレベルで憔悴してます。
あまりに眠れないから早朝から気を紛らわせるために弁当を自作と。
そしてタコウインナー再び。
かぐやは氷状態でも白銀手作りのタコウインナーに執着してて、いつものように遠回しに空腹をアピールして分けてもらおう……じゃない、向こうから分けさせようと誘導します。
今週の白銀はなんとかそれに気づくことができて、自分の弁当を(勇気を出して声をかけて)分けようとしますが、そこに藤原と伊井野が入室。
いつものように、白銀とかぐやの間の空気やタイミングを破壊することにかけて無意識な天才である藤原は、今回も「私のおべんと分けてあげますよ」としゃりゃり出てきます。
しかし相手はいつものかぐやではなく氷。
藤原をバッサリと、普段の石上よりも辛辣に、本当にバッサリと駄目出し。
ちょっと怖い。
そのやりとりを聞いてた伊井野が「ただの食いしん坊」と思われることを勝手に恐れて自分の弁当を半分提出しようとするも氷かぐやは当然これも固辞。
かぐやはついでにいらんことを言ってしまいます。
「その量食べて太らないのは不思議」と。
まー確かに。
漫画の食いしん坊キャラはカロリーの摂取量と消費量の概念は普通無視されます。
真面目に考えれば、ろくに消化されずにそのまま排出されているか、あるいは常に何かで物凄くカロリーを燃焼させているかのどっちか。
伊井野は赤面しますが、彼女にとっては果たしてどっちが恥ずかしいことなのか。
あー赤面する伊井野はかわいいなあー。
なんか妙に殺伐としてる今週の話でも、伊井野が私の心のオアシスです。
というか伊井野ミコはいつもオアシスです。
(そういえば伊井野の動向が気になるクリスマスパーティー、作中では明日じゃなかったっけ?)
藤原と伊井野は逃走。そして石上からの野菜スティックはなぜか素直に食べます。
絵面がかぐやちゃんの時とはうってかわってシュール。
で、この石上の野菜は白銀には「あーん」に見えるようで、かぐやが石上には素直なのに自分には風当たりが強いことに焦燥します。
いやいやそこは前回マキが必死に教えてくれたところでしょうに。
なんか白銀は本当に、自分もかぐやも分かんなくなってて周囲の声が耳に入らないくらいに追い詰められているように見えます。
しかしやっぱり、ここまで憔悴する背景がどうも分かりません。
それでもなんとか頑張って、タコウインナーを振舞おうとします。
それはなんとか成立したけど、氷かぐやはそれに乗じてまた白銀を挑発します。
口についたケチャップを綺麗にして=キッスして、と。
白銀はそんなかぐやにまた異様に怯えます。
で、倒れました。
うん?
苦しそうな表情してるってことは、気絶とかというより急性胃炎かなにかで、本当に心身が参ってしまったように見えます。
なんでだ?
これを見てかぐやは「自分が傷つけた」と思ってますが、どうも私には白銀が過剰に過敏におかしくなってるように見えます。
キスしたくないの?
前に「キスというのはホイホイするもんじゃない」と言ってはいましたが、本当にそこまでキスを神聖視してるトゥーシャイシャイボーイなの?
あるいは何か劣等感とかトラウマとかに苛まれている?
氷かぐや劇場やっと物語が動き出してこのこと自体は歓迎ですが、白銀が倒れるほど囚われてる焦燥や怯えの心情はどうも解釈しきれませんでした。
これは、様子見ですね。
今編の真価が問われるのは、これからっぽいです。
しかし来週は休載!
さらには再来週は連休の合併号で再々来週にはYJ自体が無しですから、また焦らされそうです。
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