怒涛の文化祭編の次に始まった「ファーストキッスは終わらない編」こと氷かぐや劇場。しばらく続くようです。
週刊ヤングジャンプ 赤坂アカ かぐや様は告らせたい134話 「かぐや様は許したい(氷)」
ところで先日、平野紫耀の橋本環奈の実写映画版のPVが公開されてました。
うーむ。
漫画を実写映画化したときの典型パターンって印象です。普通。
主演二人のファンだったら見応えあるのかもしれませんけど。
私はこの実写映画は現時点では興味があるのは来場特典だけで、特典が魅力的だったら事前の期待値に関係なく見に行こうかと思ってます。
こういう漫画の実写映画化って「認めるもんか!」と思ってたらつまらなく見えるに決まってて、無心で見たら意外と悪くないことも多いかと思います。
一方で無心で見てもクソなことも多少ながらありうるので悩ましいところではあります。
例えば「ニセコイ」と「氷菓」。私どっちも見てないんですが、ニセコイは意外と評判良くて氷菓は大コケだったそうです。
でも事前のPVではどっちも同じに見えます。結局「面白そう」「つまんなさそう」なんて前印象はあんまりあてになりません。
かぐや様の映画は一体どうなるでしょうね。
さて今週の本編の感想。
氷かぐや劇場は、過去よくあった定番やりとりを「かぐやが氷バージョンだったらどうなるか」を見せるってコンセプトもあるみたいです。
今週は柏木との恋愛相談でそれがおこなわれました。
ここもアニメでやってたところなので記憶に新しいです。
柏木を生徒会室に呼んで二人きりの恋愛相談スタート。
ん?
柏木がかなり巨乳です。
ナレーションの解説で、かぐや(幼)がかぐや(アホ)看病をしてる絵で、「全治1巻」ってプラカード出してます。
氷かぐや編は1巻分は続くって意味ですね。
えーと、15巻がまるまるそうなるってことで、132話から始まってて今3話目で、単行本にはおおむね10話収録されるから、あと7話は続く!と。長いなあー。
今の調子が続けば退屈ですが、作者赤坂アカは無論計算してやってるだろうから、これから重要回想とかドラマチックな展開があるのだと思います。
それを楽しみにして、今は気を抜いて読みたいところです。
かぐやが柏木と相談してる頃、白銀はマキに相談してます。
私にとっては今週はこっちのほうが見応えがありました。
マキの回答が真に迫ってておもしろかったです。
遠縁で血の繋がりは薄い筈なのに両者はそっくりっていう設定を見事に活用してます。
マキって白銀や石上のことを今はもう下の名前で呼んでるんですね。かなり親しみ。
そしてここからマキの言葉は名言の連発です。
かぐやと柏木のほうの会話も「かぐやの呼び方」とか「友達の話って枕詞」とか面白いんですけど、今週はマキの言葉のほうがいろいろインパクトありました。
「自分の恋愛がうまく行った事なんて唯の一度もないわ」とか。
「汲んであげてー!!」とか。
マキとかぐやはそっくりなだけに、白銀が理解できないかぐやの女心をマキが超的確に汲んでいるので非常に的確な恋愛相談となります。
白銀は素晴らしい相談相手を得たことを幸せに思うべき。
またかぐやの複雑な心境はマキ自身の苦悩とも直結してて、シンパシーからの彼女の絶叫は読んでるこっちも胸が苦しくなって笑えます。
そういえば二人は「お可愛い」とか「キッス」とか、ワードセンスも似通ってます。
そしてマキはこの恋愛相談が白銀本人とかぐやの間のことだと気づいて、以前マキと白銀と石上は「モテない義兄弟の契り」を結んだ仲であるのに、抜け駆けされたと取り乱し脱兎。
(モテないってのはちょっと違うか)
もう本当、めちゃくちゃ不憫な子です。
彼女には幸せになってもらいたいのですが、どうなれば幸せになるのか全く見えないところがまた難儀です。
ついでに言えば彼女の思い人翼は特に魅力を感じない男ので仮に彼とくっついたところでも、なんか。
マキとかぐやはそっくりだけど男の趣味だけは全然違いますね。
さて、今週で、白銀とかぐやがキスしたことを知ってる人間がまた増えました。
早坂と、偶然現場を目撃したかれんに加えマキと柏木の計4人。
マキはラストページのオチで石上に泣きついたけど、石上と子安にうっかり口走ったりするでしょうかね。
事実を知る者は増えていくのか。増えて物語が加速するのか。
氷かぐや劇場は退屈なようで後のための布石が着実に打たれているような、気がします。なんとなく。
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