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「ゴット推定」というふざけた理屈を初めて知った!

幻冬舎新書「言ってはいけない宇宙論 物理学7大タブー」 小谷太郎

 

講談社現代新書「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 青木薫

 

って本を2冊読みました。

 

どっちも楽しめました。

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どっちも、私のみたいな物理とか宇宙論とかに無知な人に教えるための本って感じです。

 

歴史上の物理学者とか天文学者とかが紆余曲折した歴史とか、超ひも理論とか訳の分からない理論をいくつか解説してくれて退屈しませんでした。

 

 

中でも一番面白いと思ったのが「ゴット推定」というふざけた理屈です。

 

いや、ふざけてなんかいないのですが、発想が突拍子もなくて、これ考えた人はひたすら変な人だなあーと感心しました。

 

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 本来答えの出ない問題に無理にでも答えを出す手法!

 

 

1969年、若きジョン・リチャード・ゴットは旧東ドイツで築8年のベルリンの壁を見て「この壁はあと何年ここにあるのだろうか」と考えます。

 

 

壁は来年壊れるかもしれないし、1000年間ずっと健在かもしれない。

 

その確率を無理矢理計算してました。

 

壁が存在しているその全X年間のうち、今自分は8年目の壁を見てるけど、仮に来年の9年目で壊れるのだとしたら、自分はかなりの末期に位置していることになり、1000年後だと超極端な初期に位置していることになるので、その可能性は低い、と。

 

可能性が比較的高いのは、その中間くらいなんじゃないの~?っていう理屈です。超大雑把に言うと。

 

で、実際に壁はその範囲内で壊れたから、「ゴット推定は正しかった!」と。

 

そんな無茶な。

 

屁理屈やろ。

 

でもこの理屈が学会かどこかで発表されたんでしょうかね。

 

宇宙論、懐深いなあー。

 

 

この宇宙はまともに考えると理屈が通らないことが多いので、納得のいく理屈を無理矢理にでも作ってそれがどこもおかしくなければ、それが宇宙の理屈ってことでOKになるのかもしれません。

 

言ってはいけない宇宙論 物理学7大タブー (幻冬舎新書)

言ってはいけない宇宙論 物理学7大タブー (幻冬舎新書)

 
宇宙はなぜこのような宇宙なのか――人間原理と宇宙論 (講談社現代新書)

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