週刊少年チャンピオンで灰刃むねみが連載している「足芸少女こむらさん」にちょっと好感を持ってて毎回楽しく読んでます。
この漫画、ジャンルとしては言ってしまえば物凄くありきたりです。
平凡な学生の主人公と癖のある異性の一対一のやりとりをメインにした日常色強めのラブコメ。
本当に最近多いと思います。
「からかい上手の高木さん」が筆頭でしょうかね。
「となりの関くん」「上野さんは不器用」とか。
なんかWEB漫画に異常に多いジャンルな気がします。
そんなありふれた大群の中で私がこの漫画がちょっといいと思ったのは、主人公とヒロインが素直なところ。
こういう系はたいていは、ほとんど彼氏彼女として付き合ってるも同然なのに実際はそうではなくて、片思いだったり友達以上恋人未満だったりで、ずーっとその状態のままで、本人達はどう思ってるのか読んでて分からないのも多いです。
たぶん「そういうのこそいいんじゃないか」っていう人の支持を受けてるのかなと思います。
「もどかしいのがいい」とか「「お前ら結婚しろ」って言いたくなるのがいい」みたいな。
私はそういう感覚あんまりありません。完全にないってわけでもないですが。
で、この漫画は連載始まった早々のうちから、ヒロインこむらが主人公月長に求愛(求婚)して、月長は出会ったばかりなので「まずは友達から」ではありますが「これからよろしくね」って感じで交際にかなり前向きな姿勢を示します。
それ以降はお互いに好意があることをお互いに把握していて、本当に素直でほのぼのとしたラブコメで、私としては「もどかしくないのがいい」と言った感じです。
月長はこむらに「かわいいよ」とちゃんと言葉にして言ってあげられる男で、これができる主人公って本当に少ないと思います。このへんに好感を持ちます。
例えば今後もし、月長に惚れる新キャラの女の子が登場しても、月長はジャンプラブコメでよくありそうな曖昧な保留をしないでちゃんと誠意をもって断るくらいの姿勢を示せる主人公なんじゃないかって印象です。私の勝手な思い込みかもしれませんけど。
こむらは雑技団の家系で何でも足技でやろうとする女の子で、毎回いろんなテーマの日常や学校生活の場面を足でやるのがこの漫画の主旨なのですが、ぶっちゃけそのへんは私がこの漫画で魅力的だと感じた要素とはそんなに関係なくて二次的にしか感じなくて、鑑賞の仕方が作者の意図とはズレてるのかもしれませんが、まーそれは別にどうでもいいことです。
私はこの漫画好きなのは間違いないです。
こむらが巨乳すぎるのはちょっと趣味ではないですが。
名前は好きです。「ふくらはぎさん」です。
大ヒットとまでは言わずとも長く続いていって欲しいと思います。
ところでこの子達って中学生なのか高校生なのかもよくわかんないのですが、どっちなんでしょうね?