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けものフレンズ2の5話までの私なりの感想(落胆)

ニコニコにすごい感心した動画があがってました。

 

名も無き匿名の人がアニメ「けものフレンズ2」の感想を語ってる動画で、その指摘がすごく鋭くて論理的でした。

 

 

 

 

けもフレ2、特に5話の面白くないと思った点を解説してくれました。

 

同感する部分もすごく多く、そして私自身がうまく言えなかった気持ちを言葉にしてくれてるので、まさに「わが意を得たり」って感じです。

 

これ見て私も、前々からけもフレ2の感想書きたいと思ってたのにうまく書けそうになくて躊躇してたのが、これを足掛かりに感想(というかぶっちゃけ不満や疑問)を自分なりに言葉にできそうな気がしてきたのでブログに書いてみます。

 

 

 

現在5話まで視聴したところですが、私も退屈でつまんないと思っています。

 

6話からすごく面白くなっていく可能性も決してゼロではないし、世の中には最初つまんなかったけど次第に面白くなってきた作品もたくさんあるし、けもフレ1がまさにそうだったし、最終回まで見終わったら評価が変わることもあり得るとは思いますが、5話までいってもつまんないってのはかなりきついです。

 

「続きが気になる」とは全くずっと思えませんでした。

 

なのに視聴しているのは、私はけもフレ1すごくよかったと思うし、例のたつき監督降板騒動とそれ以降のアプリや声優などなどのプロモ展開にいろいろと思うところもあったので、面白さを期待する気持ちよりも「結末を見届けたい」気持ちでいるからです。

 

一方で私は同時期放送中のたつき監督作の「ケムリクサ」の6話までがかなり面白いと感じているので、私がなにか感想書こうとすると、結局ケムリクサを褒めてけもフレ2を貶すことになってしまうので、それって「たつき信者の粘着アンチ活動」と思われるのがオチだと思って、感想書くのを躊躇してました。

 

でもこの度動画を見て書く足掛かりが見出せました。ぶっちゃけ便乗だと思います。

 

 

 

ところで全く関係ないのですが「ケムリクサ」と「けものフレンズ」は、アニメタイトルを五十音順に並べたときにほぼ隣接してしまうのがすごい運命の皮肉を感じます。

 

ただ世の中には「ケメコデラックス!」というタイトルのアニメが存在するので、世の中のアニメを全部並べた時にはそれが間に入ってくれて隣接せずに済むので安心です。何が安心なのかは知りませんが。

 

 

 

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さて本題の感想です。

 

私がけもフレ2で一番つまんないと感じるのは「けもフレ1と同じような物を作ろうとしているところ」です。

 

5話まで見た限りでは、似たような舞台で似たようなキャラが似たようなストーリーをなぞってるだけにしか見えませんでした。

 

サーバルが「似たようなキャラ」にしか感じないのがまた難儀なところです。

 

それでいて、似せようとしてるのにそれが表面的なレベルにしかなってないことは、動画が解説してくれました。

 

なんでこんな表面上だけ模倣する方向で製作したんでしょう?

 

いっそ全く別の作風のほうがよかったと思います。

 

けもフレ1の時代に合わせることすらやめてしまって、別の世代のサーバルたちの物語にしてしまったほうがいっそスッキリしてたかと。

 

それで物語も、セルリアンとの戦いを主軸にするとか、ジャパリパークに人間の来場者が大勢来てた時代の人間達とフレンズ達の触れ合いを主軸にするとか、別の選択肢もあった筈です。

 

でもよりによって1の(不出来な)模倣を選んじゃった。

 

 

そしてケムリクサのほうも、けもフレ1と似たような物であることがまたけもフレ2の不出来さを浮き彫りにしてしまっています。

 

さらに言うと「ケムリクサがけもフレ1に似てる」のではなく、たつき監督は昔作ったケムリクサに使い切れなかった構想をけもフレ1に使っていたことが(私は)この度分かったので、今放送中のケムリクサこそがたつき監督が何の制約もなく構想を形にしている「たつき監督発案構想」の完全な作品となっています。

 

だからよけいに、けもフレ1で私が感銘を受けた要素の、2は模倣に過ぎず、ケムリクサのほうががオリジナルだという印象をあまりにもあまりにも強く感じてしまうわけです。

 

どちらも少ない人数で廃墟的世界を旅していく物語なのですが、なぜか、快晴で空が明るくていろんなフレンズと出会うけもフレ2のほうが、薄暗い空の下姉妹が次々死んでいくケムリクサよりも、寂しくて虚しい世界に見えてしまいます。

 

たつき監督が降板した後でたつき監督と同じ土俵にわざわざ上がって、なのにその出来が悪いという最悪のパターンだと思いました。

 

別に、たつき監督が途中まで執筆して未完になった物語の直接の続きを他の人が執筆しなきゃいけない決まりなんてないのに。

 

まー、世の中には「けもフレ2は1の続きであるべき!」って信念の人もいて、製作側がその人達のニーズに応えようとしたのかもしれません。

 

 

応えられているかどうかは最終回まで結論は出ません。

 

しかし5話までの時点では、退屈でつまんないという中間評価です。

 

クライマックスが素晴らしいものになる可能性もありますが、そのハードルは5話までのつまんなさがかなり上げてしまっているので、今のところ悲観的です。

 

最終回あたりで、少し大人になったかばんちゃんと、かばんちゃんとの思い出を取り戻したサーバルが喜び合える場面があるのかもしれなくて、私も、そういうシーンがあるのなら感銘を以って視聴したいとは思っているのですが。

 

でもやっぱり「そんなんだったら普通にかばんちゃんとサーバルがゴコクちほーを旅する物語が見たかったわい」というのが率直な心情です。

 

 

 

私のこの感想って、やっぱり、「たつき信者が彼を持ち上げてけもフレ2をディスりたがっている」のが動機で書いてるって思われてしまうでしょうか。

 

そんなつもりはなくて、私はなんとかけもフレ2もケムリクサも虚心坦懐でニュートラルな視点で見ようとしているのですが、それをあの動画作った人ほど客観的に説明するのはやっぱりすごく高度で難しいです。

 

 

そういえば、例の騒動を「悪いのはたつきとヤオヨロズの側だ」と熱心に主張している人達がいて、この世に確かに存在しているのですが、私は匿名掲示板やまとめサイトとかのコメント欄でしか見たことがありません。

 

実態がまるで掴めなくて暗数のような存在です。

 

さらにどうも彼らは、ただ純粋に「けもフレが好き」「けもフレ2が好き」という人達とは別人らしいことがまたややこしくさせます。

 

ただ逆に、厄介な「熱心なたつき信者」もいて悪質な行為を繰り返しているので、本当にこのへんはウンザリする泥沼な世界です。

 

 

 

けもフレ2にとってさらに不幸なのが、木村隆一監督のツイッターです。

 

「熱心なたつき信者」に悪質な攻撃されててその点は非常に斟酌すべき点があるのですが、「そんなこと思ってたとしても言わなきゃいいのに」ってことをわざわざツイートしてて災いを招いています。

 

ツイッターといえばけもフレのコンセプターの吉崎観音が騒動以来ずっと完全なダンマリになっていることもあって、饒舌な木村監督に批判が集中しやすくなっているのも不幸です。

 

ただ木村監督の言い分にはどうも同意しかねるところが多いです。

 

 

木村監督は今回のけもフレ2を「世の中の全ての人を満足させる作品作りは無味無臭で、たった一人に届けることに価値がある」という認識で作っているって趣旨の発言していますが、私にはこれこそ上辺だけの綺麗ごとに見えました。けもフレ2が1を上辺だけコピペしてるのと同じように。

 

「全ての人」ではないにしても「より多くの人」を喜ばせる作品作りを目指さないプロクリエイターってこの世にいるんでしょうか。

 

ましてや続編物の跡継ぎで。

 

百歩譲ってガチでそういう信念だとしても、ツイートするメリットがない……。

 

 

木村監督はけもフレ2の製作でもツイッターでもわざわざ火中の栗を拾っているようにしか見えず、これがまたけもフレ2への暗鬱な印象に拍車をかけていて、どうにも悲しくなります。

 

 

けものフレンズに限ったことではありませんが、何かの作品が大ヒットして続編を作られることになったらやっぱり客はパワーアップを期待します。

 

でも、本当に、パワーがアップしている要素が、ないです。

 

作風を大きく変えて作れば単純な比較がしにくくなるけど、わざわざ1の模倣にしちゃったからその逃げ道もない。

 

さらに1の作風がたつき監督が築いたものであることが、元のつまんなさに加えて騒動を絡めてファンの鬱憤を逆なでしてしまっているという。

 

 

 

けもフレ2を本当に何のバイアスもなく純粋に一つの作品として視聴するのはかなり困難です。

 

そうしようとは意識しているのですが全く自信はないし、しようとしてても「つまんない」としか思えないことがまた私自身を暗い気持ちにさせるのでした。

 

 

 

昔私ファミマのけもフレのキャンペーンに参加してQUOカード当選したんです。

 

あの時は、既に騒動の後ではあったのですが、嬉しいとは思ったことを今でも記憶してます。

 

けもフレ本当好きだったんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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