去年の年末にキン肉マンの作者原作担当の嶋田隆司が入院したってニュースがあって心配でしたが、今は本人は東京のキン肉マンスタンプラリーを(原作者自ら)楽しんでるようで元気そうで安心しました。
連載も長い休載とかもなく続いてて読者としては嬉しいですが、作者嶋田&中井のお二人には体に気を付けてくださいって切に思います。
ちなみにスタンプラリーは完全に東京オンリー。
さて本編の感想。
キン肉マン VS パイレートマンの決着がついて、キン肉マンは勝ったものの倒れてしまい、(同時に嶋田も入院して)心配な年末でした。
年明け、連載は無事に続いて物語の焦点はキン肉マンの容態よりも、次戦そして最終戦であるキン肉マンスーパーフェニックスVS オメガマン・アリステラの試合の行方のほうに集中しています。
二人はまずは肩慣らし程度で互角に戦いますが、アリステラはフェニックスに憤懣があるようで、その説明およびアリステラの双子の弟ジ・オメガマンことディクシアの回想が始まりました。
前シリーズの始祖や完璧・無料大数軍(パーフェクト・ラージナンバーズ)のキャラがたくさん登場して熱いものがあります。
ディクシアはオメガの民の使命のために完璧超人の中に潜入していたのですね。
あ、そうか。
昔のオメガマンは超人閻魔からネプチューンマンの命を取る任務で参戦したって設定でしたっけ。
しかしその超人閻魔はオメガの仇敵ザ・マン。
ディクシアは完璧超人に入門するために、聖なる完璧の山(モン・サン・パルフェ)に行って、門番のミラージュマンの審査に合格してました。
キン肉サダハルことネメシスも合格してましたね。
ラーメンマンは行こうとしてやめたんでしたっけ。
そして着々と完璧超人軍団の中で地位を高めるディクシア。
噛ませの試合相手、こいつ、アモイマン!?
ついに無料大数軍に加入できるチャンスを掴みました。
その経緯が面白かったです。
ディクシアが候補になれたのは欠員が出たからで、それがなんとネプチューンマン!
おお!
コードネームは「完狩」!
王位争奪戦編のネプチューンマンの動向は、ザ・マンにとっては、シルバーマンの正義超人という存在にも、完璧の掟に背くネプチューンマンにも業腹ってわけですね。
なるほど。
そして完璧の掟に従わないネプチューンマンの首を取ればディクシアは無料大数軍に合格でき、ひいてはオメガの民の悲願(ザ・マンを殺す&マグネットパワーを研究する)も大きく計画が前進する。
なるほどなるほど!
今アリステラがフェニックスにキレてるのもいろいろ納得です。
そうか、オメガマンを直接殺したのはフェニックスでしたもんね。
あのときのフェニックスはマジで極悪非道でした。
今の彼は、アリステラの回想を聞かされてどうしたかというと、高笑い。
彼はジ・オメガマンを殺した極悪非道を反省してました。
しかし今回アリステラの話を聞いて「殺しといてよかった!」という結論に達したと。
ひえ~。
キン肉マンに負けて人の心を取り戻したフェニックスでしたが「フェニックス節」は健在ですなあ。
アリステラますます激おこ。
フェニックスに猛攻を仕掛けます!
フェニックスはなんか妙に鈍くて左右逆のディクシアとバトルスタイルを混同してしまいアリステラの左手の攻撃を食らってしまいます。
ピンチだフェニックス!
私はアリステラも今のフェニックスも好きなので、どっちが勝ってほしいとか思えないので、大人しく続きを見守ります。
ところで、最近の話を読んでて思い出すのがネプチューンキングです。
あの人、完璧超人軍団の中で結局どういう存在だったんでしょうね。
以前に説明はありました。
キングも無料大数軍の一員で「完傑」の名を持つ古株の実力者でした。
ネプチューンマン(喧嘩マン)をスカウトしたけど、あれはもちろんキングの一存で決定したわけじゃなくて、後で喧嘩マンもミラージュマンの審査に合格したのでしょうね。
あ、彼がビッグ・ザ・武道の姿でいたのも、ストロング・ザ・武道を真似したんだと思うとちょっと深いですね。
虎の威を借りようとしてたんでしょうかね~?
しかしキングはその後いろいろと増長するも、ザ・マンやサイコマンからは破門とか粛清はされずに済んで、派閥作るくらいには影響力があって、アモイマンやケンダマンやスクリューキッドたちを率いて独断行動を取って死んで、あとは、それっきり?
今彼はもう生き返るチャンスのなくなった超人墓場のどこかでひっそりと死んでいるんでしょうか?
昔のキン肉マンと今のキン肉マンは、両者の設定とか物語が歯車がキッチリ噛み合うと感心するし、合わないなら合わないで笑って楽しめるので、どっちであっても読んでて楽しいです。