こないだジョジョの奇妙な冒険の原画展を見に行ってきました。
そこの目玉展示物が特大原画「裏切り者は常にいる」で、主にそれが目当てで。
物販店でそれのレターセットがあったので買いました。
高さ2mのボードが12枚で、かなり圧巻の作品です。
作者の荒木飛呂彦はこういう試みを積極的にやってるのはすごいのですが、そのために連載作ジョジョリオンがよく休載になるので悩ましいところです。
でもまー、その実物が割と気軽に行ける場所で展覧されるというのなら見ておきたくなりました。
普段あんまり展覧会とか行かないんですが、新年で何か変わったことやってみようって気にもなってたので。
展覧内容は、この「裏切り者は～」以外に関しては、原画や資料はなかなか見応えありましたが、知らない人がジョジョをイメージして作った彫刻とかは私はぴんときませんでした。
そして「裏切り者は～」は素直に見てよかったと思えました。
荒木本人登場の制作風景の動画とか画材とかラフスケッチとかも展示してあって満足でした。
で、会場の物販コーナーでそれのレターセットが売ってたので、記念に買うことにしました。
この手のグッズは大きくて仰々しいものや、ブラインドパッケで全何種とかいって何が入ってるか分からないのは買う気になれないのですが、これは小さくて買いやすいし純粋に綺麗だから欲しくなりました。
値段は税込2000円。
ま、こういうのはこんなもんですよね。
未開封で保存しておくのも手ですが、今回は開封して中身をじっくり鑑賞しました。
12枚の絵ハガキみたいなカードが屏風みたいな感じで折りたたまれています。
かなり綺麗。
裏面には表面に描かれてるキャラのモチーフが散らばされていました。
ケースはジャンプコミックスよりちょっとだけ小さいくらいのサイズなので、単行本と一緒に保管できそうなのでナイスです。
画像を繋げてみるとこんな感じ。
左から
1枚目：ストーンフリー 空条徐倫
2枚目：広瀬康穂
3枚目：ブローノ・ブチャラティ
4枚目：ジャイロ・ツェペリ
5枚目：DIO ザワールド
6枚目：ペイズリーパーク スタープラチナ 空条承太郎
7枚目：イギー
8枚目：キラークイーン ザフール ハイエロファントグリーン
吉良吉影 ハーヴェスト軍団
9枚目：ウェザー・リポート（本体＆スタンド） D4C スティッキーフィンガーズ
10枚目：東方定助 ソフト＆ウェット
11枚目：山岸由花子
12枚目：カーズ
かっこいいです。
登場キャラの人選は荒木はシルエットだけで選んだと語っています。
全員主要キャラなので「なんでこいつ？」と疑問に思うのはいないです。
そして過去キャラが今描かれると別人に見えるのはジョジョでは昔っからあることなので、それもファンにとっては楽しみってもんです。
イギーや吉良なんか見てて楽しいです。
しかし、不可解なのは「裏切り者は常にいる」ってタイトルです。
荒木は時々、いわゆる「ジョジョの名言！」みたいなのとは別方向で物凄く独特なワードセンスを炸裂させることがあります。
「今にも落ちてきそうな空の下で」とか。
「いともたやすく行われるえげつない行為」とか。
「保護色か？ランプは好きか？灯りはつかないという意味だが」とか。
これもその線なのかもしれません。
この人選でこの原画でなぜこのタイトルなのか、深い意味を洞察してみたくもなりますが、考えたところで正解なんか分からないので、考えるのをやめた！
展覧会は東京も大阪も終了しています。
今後どこかでやるって話も今んところ無し。
ただ、グッズは再販というか、ジャンプキャラクターズストアで2月の期間限定で一般販売されるらしいです。
このレターセットも販売されるかもしれません。
もう買った自分としてはレア度が落ちるので嬉しくない情報ですが、買うチャンスが誰にでも平等にあるってのは私は基本的にいいことだと思ってるので、この判断も支持ではあります。
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