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進撃の巨人112話感想 エレンずるい!ずるすぎる!

今月号の進撃の巨人はとにかくミカサが可哀そうな話でした。

 

彼女を傷つけて悲しませたエレンですが、私が思ったのは「エレンひどい」とか「操られてるの?」とかよりまず「ずるい」でした。

 

マジでずるいでしょエレン!

 

 

 

さて今月号の冒頭は前回の直接の続きで、ファルコが殴られたレストラン。

 

ジークの脊髄液入り特製ワインの存在が明らかになりましたが、時既にお寿司。

 

ジークやイェレナの策略で、彼らが飲ませたい相手にはもうあらかた飲ませ終わっています。

 

 

気になるのはこの場にいるハンジ達は無事なのかどうか。

 

以前のジークの供述によるとコニーの故郷ラガロ村を襲ったときはワインではなくガスを使い、それを少しでも吸い込んだエルディア人(ユミルの民)はもうアウトです。

 

ってことはこの室内もちょっともう安全とは言い切れません。

 

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ワイン瓶が割れたのは別室でしたが、この部屋にも脊髄液の粒子はわずかながらも蒸発して漂ってて、ジークの供述が事実ならそれだけでハンジ達全員やばいです。

 

ジークの供述自体に信憑性がないので分かりませんけど。

 

どちらにせよ、もうハンジ達も憲兵上層部の人らももう物理的に(叫ぶ声が聞こえる範囲:1kmくらい?)ジークに近寄るわけにはいかなくなりました。

 

戦闘どころか直接対話すら無理。

 

完全敗北!

 

 

 

ニコロは一連の陰謀に薄々勘付いてたのに、サシャにも誰にもそれを教えなかったんだから、前回の感想ブログにも書きましたがやっぱりひどいです。

 

ニコロのそんな半端な姿勢は仲間の義勇兵にも見透かされていたようですが。

 

 

場面は隣室のガビミカサアルミンの様子に。

 

ガビはいまだに「私を殺せば?」とかバカなことを言ってますが、さすがにトーンが変わりました。

 

「卑怯な悪魔に屈するなら名誉ある戦死を選ぶ!」みたいなトーンだったのが、自分はエルディア国側の人々にとっては死刑にされて当然の立場だと悟って観念した感じになってます。

 

アルミンが呆れます。

 

ガビは誰かさんにそっくりだと言い、しかしその瞬間、その誰かさんがまさかの入室!

 

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わー奇遇。

 

 

 

 って当然ながら奇遇なわけはなくて、全部筒抜けのことでした。

 

どうやらニコロとオニャンコポン二人以外の義勇兵&捕虜はほとんど全員エレン率いる「イェーガー派」だったみたいで。

 

エレンやフロックたちがあっさりとその場にいる全員を制圧。

 

イェーガー派はピクシスの交渉の申し出を断ってました。

 

どうせあのじいさんは事を穏やかに進めるふりしてエレンを罠にハメる気なんだろって。

 

あとのページで実際にそうらしいことがわかります。うーむ。

 

ちょっとアホだなあーピクシス。

 

この期に及んでまだ騙し討ちしたいのか。

 

先月号は歯を食いしばって内紛を阻止してて立派だなあーと思ったのに。

 

 

 

イェーガー派を争って勝てるわけないと分かってるのに、なんで全面降伏(あるいは降伏するふり)しない?

 

「交渉」とか言ってる時点でイェーガー派が信用しないのももっともです。

 

イェーガー派強硬的で怖いと思いますが、兵団もちょっとアホでマヌケに見えて複雑です。

 

全世界の仮想敵国エルディア国の命運は風前の灯火。今すぐ全世界と戦うぞってイェーガー派と、ウダウダ何もせずにあぐらかいてる兵団。両極端。

 

 

ブラウス一家も拘束されてしまいました。

 

あ、なんか後々で拘束先でカヤとガビ何かドラマが起こりそうな予感。

 

 

 

 

イェーガー派はワイン作戦も知ってたようで。

 

フロックが悪い顔してます。

 

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エレンとジークとイェレナは本当に用意周到にクーデターを計画してたんですね。

 

というかエレンがザックレー指揮下の兵団の体制に心底愛想を尽かしてて怒ってるんだろうなって感じます。

 

 

 

そのエレンは、ミカサ、アルミン、ガビとテーブルを囲みます。すごい緊張感で。

 

エレンの手の平の傷にガビが怯え切ってます。

 

今月号はここからはもう聞いててひたすらつらい話をエレンが聞かせてくれました。

 

 

まー、なんつーか、要するに、アルミン達は(読者の私も)「エレンはどうしちゃったの?」と思ってたけど、エレンに言わせれば変わってしまったのはアルミンとミカサのほうだと。

 

もうエレンがアルミンとミカサをコテンパンのケチョンケチョンにしまくり。ひどい。そしてずるい。

 

 

エレンはアルミンがアニの元によく通っていたのはアルミンの中のベルトルトの記憶がそうさせるのだと言います。

 

ベルトルトが混ざったお前はもう昔のお前とは別人の無能の腰抜けだと。

 

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いきなり予想外の方向から自分のナイーブな面をつつかれてアルミンは動揺しまくって何も言い返せません。

 

ですがこれってちょっとおかしい話です。

 

その理屈ならエレンだって自分の脳みそを父グリシャ・イェーガーと「フクロウ」エレン・クルーガーの記憶に汚染されてるってことじゃん!

 

詭弁を不意打ちで相手にぶつけて動揺させてるだけじゃん!

 

ずるい!

 

 

そしてエレンは言葉のナイフを間髪入れずに次はミカサに向けます。

 

そもそもミカサがエレンに執着するのは改造人間アッカーマン一族の搭載機能がそうさせているに過ぎないのだと。

 

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ミカサは自分の意志でエレンに惚れているとか執着してるとかではなく、ただのアッカーマン一族の機能でそうなっているだけ。

 

宿主」という語彙がなんか違和感があって、意味深です。

 

これって寄生虫に使う言葉じゃない???

 

普通シンプルに「主」とか「主人」とかじゃない???

 

 

ミカサの謎の頭痛もいきなりここで語られてしまいましたが、でもこれもエレンがジークから聞かされただけのことなんでしょ?

 

鵜呑みにはしたくないです。

 

 

そして決定的な言葉。

 

「オレは…ガキの頃からずっと ミカサ お前がずっと嫌いだった」

 

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ひええええ。

 

エレンがミカサの心を徹底的にズタボロに傷つけてて、見てられませんでした。

 

傷つき涙して、しかしミカサはここで、激昂してエレンを殴ろうとするアルミンを反射的に止めてしまいます。

 

これがまさにアッカーマンの機能なだけだとエレンが言ってミカサの心を完全に折りに来てます。

 

 

 

アルミンが「ゴトオオサァン」というふざけた擬音を出しながらエレンに殴りかかりますが、そのケンカは結局エレンがただアルミンをボコるだけ。

 

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アルミンの体を傷つけたら超大型巨人の巨人化スイッチを入れることにもなるけど、当然ここで超大型になれるわけもなく、エレンは遠慮なしにボコボコ。

 

九つの巨人だからケガもすぐ治りますしね。

 

 

エレンがミカサを傷つけた言葉もこれまたやっぱりちょっとおかしいように見えました。

 

今の大人エレンはミカサを嫌悪してるのは間違いなさそうですが、「ガキの頃から」ってのは嘘でしょ。

 

ほんの2年前までエレン自身が「お前らが大事だ」って言ってたのに。

 

エレンがミカサを嫌うようになったのは絶対マーレ潜伏中にジークに何か吹き込まれてからですよ。

 

これもやっぱり詭弁に見えて、ミカサの心を奇襲で踏みにじっただけで、エレンひどいしずるいです!

 

 

今月号のこの一連のシーンを読んで私はエレンがジークとイェレナに操られてる(そそのかされてる)可能性のほうが強くなったと思いました。どうなんでしょうね。

 

 

 

 場面変わってジークが監禁されてる森。

 

リヴァイはピクシスの「エレンを殺す」作戦には承服しかねるようです。

 

それはエレンを生かしたいというより、これまでエレンのために死んでいった仲間たちへの思いが強いから。

 

言うなれば「損切り」ができなくなってるだけとも取れますが、エルヴィンリヴァイ班たちの絵を見ると切なくて彼を「甘い」とは言い切れません。

 

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なによりリヴァイはジークを殺したい

 

ピクシスの指示を拒否してジークと一戦交わす決断をします。

 

しかしここでもワイン!

 

ジークは逃亡!そして叫びます!

 

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すごいなジーク。

 

神懸かりなタイミングでチャンスを逃がさない男。

 

私はジーク人間としては嫌いだけど、こういうところは素晴らしいと思います。

 

 

森の中でジークを包囲してたリヴァイの部下30名は一瞬で無垢の巨人になってしまいました。

 

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リヴァイだけは無事。

 

ワインを飲まなかったのか、アッカーマン一族は飲んでも平気なのか。

 

なんにせよリヴァイはまた大勢の仲間を失い自分だけ生き残りました。

 

ここは森だし雑魚巨人30匹程度にリヴァイが殺されるとは思いませんが、獣の巨人を仕留められる気がしません。

 

どんだけつらい目に合えばいいんでしょうリヴァイ。

 

可哀そうすぎる!

 

 

 

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あと、今月号別冊マガジンの表紙は大人の3人が仲良くしてる絵で、表紙と本編のノリの落差がひどくてこれまたずるいと思いました。

 

 

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