週刊少年ジャンプ 黒木雄心 思春期ルネサンス!ダビデ君
第1話から軽く読んでる漫画でしたが今週すごく良かったです。
ダビデ君とモナさんの青春って感じの絵が。
第1話はミケランジェロの「アダムの創造」をパロディにしてた見開きがかなりのインパクトありましたが、それだけに「出オチ漫画」感が強かったし、さらに「出オチ」「名画」が「磯部磯兵衛」とかなり印象がかぶってると感じた漫画でした。
あ、あと「石膏ボーイズ」にも。
ただ絵はすごく上手で女の子キャラがかわいくてそこは魅力的で、名画パロを毎回やってるにも「あ、今回はこの絵か」というのもちょっと楽しめるので、軽く読む価値はあるって感じの漫画です。
ダビデ君の主人公像は良くも悪くもジャンプテンプレなズッコケ坊やだし、漫画そのものは全体的にちょっと無難に過ぎる印象もありますが。
で、今週はモナさんことモナリザの話。
話も絵もどっちもとても素晴らしかったです。
ぼっちだったモナさんがダビデ君やヴィーナスさん達友だちができて学校生活が楽しくなったのがまず喜ばしいです。
結局モナさんはデビデ君のことが好きなのかどうか。
まー脈ありなんですが、そこはあえて明言しない感じで締めてました。
モナさんはダビデがヴィーナスさんのことを好きなのは知ってますが、ヴィーナスさんは何とも思ってない感が強くて、女子同士の友情道義から見ても好きになっても問題ないのでしょうね。
甘酸っぱい青春漫画の王道です。
ありきたりではあるけど落ち着いてて丁寧で好感が持てる話でした。
そういえばダビデ君は妹のレダからも慕われてて、ラノベ感も若干ある漫画です。
レダは常に白鳥を持ってるのが笑えます。
で、今週よかったと思ったのが、放課後二人だけの教室でセリフも擬音もない一枚絵での二人の姿です。
この絵が素晴らしいところは、名画パロではなく、作者黒木が自分の手で製作してる絵ってところです。
ですよね?
名画パロだったら、「~~より」ってキャプションが必ず入るから。
名画パロを売りにしてる漫画で、今まで読んでて一番心に響いた絵が、数々の歴史的名画ではなく、黒木自身の絵ってところがなんかかっこいいじゃないですか、
本当良かったです。今週。
あとモナさんが妄想の中でダビデに押し倒されて脱がされてる絵もエロくてとても良かったですし、そういえば前にカラーの水着の絵があったのも良かったですが、エロいのが好きな私なのに、今週はそれよりも、エロさが微塵もない教室の二人のほうがずっと良かったと思いました。
けっこう株が上がりました。この漫画。
連載が長く続くといいなあー。