週刊少年ジャンプ Dr.STONE Z=79 「ずっとこの瞬間を」
ドクターストーンの各話感想ブログを遅れて書いています。
79話はほむらも結局ただのカスだった!という話でした。
カスしかいない司帝国の戦闘員。
えーまずは本編を順に追っていくと、司の妹、未来が無事に石化復活できました。
石化からの復活は脳死状態すらも修復するというトンデモ設定ですが、それはそれでいいと思います。
この漫画の石化現象自体がSF的要素なので設定が現実離れしてても何も悪いことはないです。
未来はなぜか関西弁。
そして、石化復活人には体のどこかに亀裂のような黒い筋が刻まれますが、未来はなぜか髪の毛に亀裂が。どういう状態なんでしょうね。
これで司の心の奥底にある十字架が取り外されて彼の心は満たされたのかもしれません。
でもそれで好感が全く湧かないのはいつものことです。
司はいつもキモイ。
そして場面が変わって、ダイナマイトが盗まれていることが判明します。
盗んだのはほむら。
はあ???
そもそも箱根の石神村で鹵獲されたほむらがなんでこの遠征に連行されてるんでしょうか?
わざわざ連れてきてる意味が全く分かりません。
それで拘束されてたほむらを解放したのは、陽。
こいつもいつも浮ついてて醜悪で何の魅力も(悪役的魅力も)ないキャラです。
で、逃げ出したほむらは氷月の指示でダイナマイトを盗んで、奇跡の洞窟を爆破して騒ぎを起こします。
ほむらは氷月の忠実な部下として千空の科学王国への攻撃を継続しました。
マジで意味が分かりません。
えーっと、かなりさかのぼって51話なんですけど、石神村を監視していたほむらに、千空は科学兵器開発途中の副産物わたあめを振舞ったことがあります。
で、ほむらはそれを手に取って口にしたんです。
あの話は、ほむらが千空が持つ慈悲の心に触れて、彼女自身になんらかの変化をもたらすフラグ以外の何物でもなかったはずです。
でもその「フラグだと私が思っていたもの」は今週で完全に「何の意味もなかった」ということが確定しました。
駄目すぎます。
あれがフラグだというのが私の勘違いでなければ、これは漫画として最悪レベルに酷い演出失敗だと思いました。
ほむらは石神村に嬉々として放火して、今後は爆弾盗んでテロも行って、彼女自身の心は千空の優しさに触れても何の変化ももたらしていませんでした。
51話の伏線は、この79話が活かす最後のチャンスだったのに。
ここで無為にしてしまったら、仮に今後ほむらが改心するシーンがあっても、もうフラグの賞味期限切れのただの産廃です。
彼女が今週やったテロ行為はそれくらい酷いです。
この漫画はとても面白くて感心するところも多いんですが、細部の粗が(特に司絡みで)あって、今はそういうのが目立ちます。
本当に司帝国の戦闘員、司、氷月、ほむら、陽、雑魚マッチョども、全員酷いのばっかり。
騒ぎの中、氷月は未来を管槍で急襲して、司が盾になって胸を貫かれました。
卑怯な攻撃ですが、氷月は演出やフラグで無意味な持ち上げがないだけ司帝国ではまだましなほうの悪役です。
他が酷いからましに見えるだけですが。
今回の感想ブログはかなり落胆の気持ちで書きました。
次回へつづく!
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