今のハンターは王子11人に下層のマフィア抗争と物語が同時進行してる場面があまりに多いので、場面転換が激しくザッピングされる回が時々あります。
ついていくのが大変です!
週刊少年ジャンプ 冨樫義博 ハンターハンター No.386 「仮説」
まずは先週ハラハラする王子暗殺失敗シーンを見せてくれたテータちゃん。
顔のアザと傷跡が消えてます。
描き忘れではないようで顔が綺麗に戻ってよかったですが、第4王子ツェリードニヒの守護霊獣の能力が進行してる証にもとれて不安感半端なくて素直に喜べません。
そして、王子を確かに射殺したのにその事実がキャンセルされてる謎に混乱しっぱなし。
このへん読んでてややこしいことこの上ないです。
まず王子自身の念能力なのか守護霊獣の能力なのか区別がつきにくい。
いや、説明はしてくれてるんだけど、私の頭ではなかなか把握しきれません。
えーと、まず現在の時点で、霊獣だけでなく自身も念能力を持っているのは、第1王子ベンジャミン、第2王子カミーラ、第4王子ツェリードニヒ(修行中)、第9王子ハルケンブルグの4人で、特に第4と第9は本人の能力と守護霊獣の能力が密接に絡み合ってるようです。
ちょっと気づいたのですが、霊獣のほうの能力は各兄弟姉妹で似たような能力なのがかなり多いです。
周囲の人間に何かをばらまいて仕掛けて(ミニ念獣、ガス、コイン配布、刻印、傷をつけるなどなど)条件を満たした相手を自分の手下とか強化仲間にする能力の霊獣が、第2、第3、第4、第6、第7、第8、第9、第12の8体もいます。
異母兄弟だから能力も共通しやすくなるとか?
周囲の人間をどうこうする能力じゃないのが、第5(薬を作るらしい)、第10(双子の身代わりになる)、第11(ワープトンネル)、第13(部屋を作る)の4体。
まだ全く不明なのが第1、そしてクラピカのところの赤ちゃん第14。
クラピカにとってはめっちゃ不安要素です。
そういえば今週号でもそれを探ってる第1王子私設兵バビマイナが手がかりをじっと忍耐強く待ってますし。
つまりまー、第4王子ツェリードニヒの霊獣がテータにやったことは、第9王子ハルケンブルグの霊獣が側近達にやった「周囲の人間に刻印を刻み付けてしかもその前後の記憶を操作する」ってのとほぼ同じことなんじゃないかって気がします。知らんけど。
あーややこしい。
次の場面はセンリツ。
センリツたちの作戦は大失敗したわけですが、それを知っているものはカチョウの身代わりになった霊獣以外誰もいなく、センリツはまだ諦めずに双子王子のために頑張ろうとしてるのが切ないです。
そしてハルケンブルグはぶっちゃけツェリードニヒでさえ地道に修行して得ようとしてる念能力を「覚醒」した途端にしかも超強力なのを一瞬で修得してしまって、兄とはまた別の方向での天才型っぽい。
そして自分の能力を検証しようとします。
顔つきがまたちょっとかっこよくなった?
検証実験はかなり派手にやらかして、あちこちに影響を与えてます。
検証の結果発表はいつかな。
クラピカ先生の念能力教室はもう1週間と言うべきかまだ1週間と言うべきか、そろそろ生徒たちにも実感が欲しいところで、水見式の登場!
先生が実践してリスク承知で自分が特質系であることをその場のみんなに晒します。
クラピカの心労もすごいです。
生徒たちの中にはいまだに暗殺者が潜んでるわけですし。
ただ、覚醒したハルケンブルグの私設兵2人もまだ出席してて、クラピカ本人は謎のオーラの鳴動が超危険で脅威に思ってるけどハルケン側はまだクラピカと協力体制を崩してないのがせめてもの救いです。
最後はツェリードニヒの修行の場面。
この人ゴンやキルアやメルエム以上の素質で成長してるらしくて、その成長が本人の「心境の変化」も起こしているらしいです。
モントゥトゥユピーがナックル達と戦って心境の変化を起こして急成長しましたが、それ以上の成長ってことなんでしょうね。
嘘をつく女を嫌っていた彼は、以前はおそらくはそういう女は何時間か徹底的に拷問して殺してきたのでしょう。
しかし、心境の変化で嫌いじゃなくなったのなら、今後は彼の前で嘘をついた女は一体どうかわいがられるのか、恐ろしいです!