湿潤療法で傷の治療 2週間でふさがりました

先日自転車で転倒して、左ひじ、左ひざ、左肩をケガしました。

肩とひざは比較的軽傷だけど、ひじの傷は結構大きいのを作ってしまいました。

自力で手当てする自信なかったし化膿とか怖いので近所の外科に行ったら、被覆材というのを貼ってもらえました。

湿潤療法を初めて体験しました。

湿潤療法。創傷に従来のガーゼとか絆創膏とか使わず消毒もせず、シートとかフィルムを貼って、傷口から出てくる汁「浸出液」を大事に保って、傷口を常にジュクジュクのヌルヌル状態にしとくほうが従来よりずっと早く綺麗に治るというやつです。

「傷口を消毒するのは時代遅れ」という情報はずいぶん前から見聞きしていましたが、自分が大きなケガを作ることが全くなかったので、今回やっと初めて体験しました。

病院では、ひじの大きな傷、ひざと肩の小さな傷どっちにも同じ半透明のフィルムを貼ってテープとガーゼで覆ってもらいました。

 

ひじの傷（名刺の半分くらいの面積）は「皮下組織に至る創傷」、ひざと肩の傷（SDカードくらいの面積）は「真皮に至る軽傷」。

 

3Mの「皮膚欠損用創傷被覆材」だそうで、帰りに10cm×10cmのを2枚持たせてもらえました。

確認してないけどこの被覆材2枚が病院代の保険外の1750円なのかなと思っています。

ドラッグストアで絆創膏コーナーに「キズパワーパッド」とかが売ってますが、あれの業務用って感じかと。

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そしてそれから自宅で自分で被覆材を使う治療をしたわけです。

はっきり言って「みるみるうちに治った！」と実感しています。

大きな傷は傷口から浸出液が全く出なくなるまで2週間強ってところでした。

小さい傷は3日くらいで被覆材が必要なくなり、ネットで調べたら一般的な食品用ラップでも代用できるとあったのでそれに切り替えて、1週間ほどで完全にふさがりました。

大きい傷のほうは、1週間で被覆材を使い切ったのでその後はラップにしました。

傷口を24時間に1回、お湯でよく洗い流してから、傷口より一回り大きく切って整えた被覆材もしくラップを貼って、紙テープとゴムのネット包帯で囲めばOK。

消毒はしません。

消毒すると、ばい菌を殺すより、傷口の修復に大切な細胞を殺す害のほうが大きいからです。

そのかわり病院で抗生物質を処方してもらったので、化膿とか感染症はそれで対処します。

抗生物質「セフジトレンピポキシル」（ジェネリック）は1錠32円！

「みるみる治った」というのは、具体的に言うと傷口が1日半径2mmくらいずつ小さくなっていったって感じです。

治療途中の12日間、毎日傷口の写真撮りました。

その画像は下の小さいサムネイルをクリックすれば拡大しますが、見たくない方はクリックしないでください。

小さいサムネイルでも不快でしたら本当すいません。

 本当に一日ごとに傷口がどんどんふさがっていったと感じました。

12枚目（ケガをして確か15日目くらい）には薄皮がはがれるようになりました。

カサブタ全くできませんでした。

ガーゼや絆創膏だと傷口が乾燥するからカサブタになってしまうのだそうです。

またガーゼと傷口がくっついてしまうとそれも治癒が遅くなる原因なんだとか。

途中時期はずっと濡れていて触るとぬるぬるする感じでした。

ケガして3日目くらいには、そっと触ったくらいでは痛くなくなりました。

で、15,6日目にはラップで湿潤状態にしても濡れなくなったので、それ以降は普通の絆創膏に切り替えてそれもすぐに必要なくなりました。

今は皮膚の下はまだ赤いんですけど、皮膚は完全に再生しました。

10代や20代の若者だときっともっと治りが早いんでしょうね。

この傷って湿潤療法じゃなくて、従来の消毒とガーゼだったら治癒にどれくらいかかってたんでしょう？

自分では比較することはできなくてわからないけど、もっとかかってたんじゃないかって、なんとなく思っています。

湿潤療法いいね！

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