いきなり明かされた白銀とかぐやが高校入学したばかりのころの回想編!
センターカラー扉絵に合わせたんでしょうかね。
週刊ヤングジャンプ 赤坂アカ かぐや様は告らせたい111話 「1年生 春」
その扉絵氷かぐやが印象的です。
以前はずっと髪をおろしたままだったんですね。
そして白銀も前髪の感じがちょっと違う。
それにしても、扉絵の煽り文「週刊漫画のラブコメで売り上げナンバーワン」って、すごいです。
ゆらぎ荘とかよりも売れてると。
でも週刊に限定してるってことは、月刊や隔週の漫画ではもっと売れてるのがあるんでしょうか?
白銀は入学当初は学校に馴染めず腐ってた様子で、昼食もひとり飯。
秀知院は高校からの外部入学は肩身が狭いのだとしても、その数少ない「混院」組の生徒同士なら同じ立場で仲良くできそうなのに、そういう友人すらもできないようです。
成績は、特待生にはなれたけどその中ではドンケツだから、ランクは「上の下」ってところでしょうか。
なんでこんな学校選んだかというと、秀知院は単に特待生の待遇がおいしいからと父に流され校風をよく知らないまま入学した様子。
この年の春に、妹の圭ちゃんも中等部に入学して兄妹揃って秀知院特待生になったんでしょうかね。
生活厳しい白銀家にとっては子ども二人が特待生になれればその恩恵は確かにでかい。
しかし馴染めない。
そこに声をかけてきたのは当時の生徒会長。
学帽を常に被ってて飄々とした微笑(冷笑?)を絶やさない男で、生徒会役員への勧誘だといいます。
あー白銀が生徒会に入った経緯は勧誘からだったのですね。
伊井野と同じで、彼は伊井野を誘ったときに自分を重ねてたのかもしれません。
でもこの会長、役員に外部の新しい視点を求めてるとしても、このころの白銀のどこに見所を感じて勧誘したんでしょう?
しかしこのころ反抗期真っ最中の白銀は乗り気ではなく、かといって承諾も拒否もはっきりせず会長とだらだら会話してるだけ。
会長はかぐやも生徒会に誘ってるけど、そちらも手ごたえがいまいちな様子で、しかし白銀は宙ぶらりんの自分と「自分を持ってる」エリート生徒との違いに劣等感を抱いてるようです。
この状態は石上にもちょっと似てます。制服全開きなとことか。
会長からは汚い池「血溜沼」の清掃ボランティアを押し付けられました。
嫌そうに、かといって「いやだ」とも言えずにしぶしぶやってる白銀。
つうかみんな制服のままで軍手もせずに清掃活動すんなって。
そこで事件が。
一人の女子生徒が池に落ちてしまいます。
何とかしなきゃと思いますが、白銀は泳げないので飛び込むことができません。
泳げない人間は足がつくような浅い水でも怖がるタイプもいますからこの白銀には同情の余地がありますが、他の生徒は池が汚いから入りたくないと思っているようです。さすがの民度。
白銀が「誰か」と思ってるとその誰かが登場しました。
氷のかぐやが颯爽と登場!
かっこいい!
なんか校内の外れにありそうな汚い池になんでかぐやがいたのかとかいう疑問なんかどうでもよくなるかっこよさです。
この、誰かのため他人が躊躇するようなことでも迷わず率先して行動するところは、むしろ現在の白銀っぽいです。
今は腐ってる白銀がこの後校内で認められる存在になっていくわけですが、そのお手本は他ならぬかぐやだったんですねえー。
ふてくされてて何にも行動しなかった、まだ何者でもなかった白銀が一念発起して現在の白銀生徒会長になっていくと。
氷かぐやはこの救出行為は助けた女子からの見返りを期待しての打算だと言いますが、それを聞いてる早坂は、本人がそう語る通りとも限らないような人物像を当時の彼女に感じてるようなふしも感じられなくもなくなくもないような気が。
かぐやの勇姿と、会長の言葉、そして「生徒会長の象徴」である飾緒に見立てたかぐやが使ってたロープ。
ここで白銀はかぐやに惚れて、彼女に少しでも釣り合うために生徒会長を目指すようになりましたとさ。
って話でした。
本当に純粋な回想編。
回想編はひとまずこれで終わって、次回からはまた文化祭の準備編に戻るようです。
そして回想編は次はかぐやが白銀に惚れるようになったエピソードもそのうちいつか語られるのでしょうね。
今回の話で白銀の前髪が今の白銀っぽくなったのと対に、ストレートロングだったかぐやが髪をアップにしてまとめるようになる話も、きっと白銀がきっかけになるのでしょう。
楽しみです。
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