いいねえ~。
週刊少年サンデーで大柿ロクロウが連載している「シノビノ」で、私は登場キャラの坂本龍馬をかなり高く買ってるんですが、その彼が初登場する単行本4巻の表紙と、そして帯がいい感じでした。
私は今はもう本も漫画も雑誌も電子で買えるものはできるだけ電子書籍で買うようにしてて、紙の本を買うのは、電子の時代が来る前から買い続けてた作品か、限定版目当てとか、電子で出なさそうなのとか、なんかそれなりの理由がある場合だけです。
シノビノは応援の気持ちでまずは4巻を、やっぱり電子で買いました。
でも電子書籍だと存在しないのが、帯です。(あと中に挟んでる小冊子)
私は帯のためにわざわざ電子じゃなくて紙の本にするぞ!というほどの思い入れはありませんが、紙で買ったときは帯もとっておくくらいには帯が好きなほうです。
電子書籍は多大なメリットがありますが、帯がないっていうのは数少ないデメリットのうちのひとつです。
つうか帯を画像でつけてよキンドル。
いや、帯って時期や版によって内容が変わるしいろいろ無理なのは分かってるけどさ!
話を戻して、4巻の帯がどんなのか。
ちょっとこの目で見たかったので、本屋に見に行くだけのことをしてきました。
と思ったら、2,3店舗回っても、4巻が見当たりませんでした。
人気があるからなくなったのか、発行数が少ないのか…。
何日かしてようやく見つけました。
期待通りの帯で作った人に拍手を送りたいです。
この4巻は、「坂本龍馬が登場すること」「彼が悪人であること」「いつもヒーローキャラな龍馬だけどこの漫画は違うこと」を強調すべきだろうと思ってたので、ちゃんとその通りで見事です。
いやこれでも物足りないくらいです。
でも「テロリスト」とか「殺人者」とかの単語は帯に書くのは難しいのでしょうかね。
あとはあだち充と高橋留美子の推薦文もありましたが、これは確か前からあるものでしたっけ。
表紙の龍馬もなかなかかっこいいです。
世間一般の龍馬のイメージは有名な白黒写真の黒い服なので、赤い服と仮面では初めてこの表紙を偶然見る人にはこの人物が龍馬だとわかりにくいかもしれませんが、銃と、そして帯の文章のおかげでこいつが龍馬だとわかるようになってていいと思いました。
4巻の中身のほうの感想は、既にリアルタイム連載で読んでたので新しい発見とかは特にありませんでしたが、龍馬紹介エピソードを改めてまとめて読むのも読み応えありました。
ここ最近の連載のほうは、まずはひとつ、沢村甚三郎と藤堂平助の決別のシーンはしらけました。
年老いて体が弱った甚三郎があえて平助を破門にしますが、平助は唐突な破門宣告や甚三郎の病状に何の疑問も持たずに、ただ泣いて「こっちからやめてやる」ってのは、いくらなんでも平助鈍すぎです。
そこ以外は面白いところが多くて概ね楽しんで読んでいます。
時代が進み、龍馬は会社なんか作ってしまい、甚三郎はますます老いて、子どもだった登場人物がみんな大人になり、物語が動いていく予感が高まります。
平助と、そして龍馬の「社員」の斉藤一、両者が試衛館に入ることになりました。
どうやら新撰組が物語の中心になっていきそうな感じです。
そこにきっと甚三郎も龍馬も絡んでいくのでしょう。
どんなふうになっていくのか。
あと十二代目服部半蔵が出てきてしまい甚三郎の「最後の忍び」のアイデンティティは大丈夫なのか。
どんどん勢い重視になってしまってもいいと思います。
今週はバトルイン桜田門外!
続きも楽しみです。