週刊少年ジャンプ Dr.STONE Z=65 「死者からの電話」
無事に電話で再会できた千空と大樹と杠。
墓標の前でこそこそ通話しているのを、司帝国の兵隊、三つ編み女(まだ名前不明)が少し離れて監視していますが、何を話しているのかまでは聞き取れていないようです。
もし監視役が羽京だったら、千空たちの密談は丸聞こえだったわけで、この時点で司側の勝利でした。
今週名前が判明したキャスケット帽のアーチャー、羽京。
彼はずば抜けた聴力の持ち主だそうで、司はおそらく文明崩壊前から羽京の評判を知っていたから石化復活させたのでしょう。
うーむ、もし私が司だったら、まず羽京の聴力は周囲には絶対に秘密にしますね。
ゲンにも教えない。
そして大樹と杠の監視役には羽京をつけます。
人間盗聴器です。
そしたら多少離れてても大樹と杠がどんな会話してるか(千空と通じているのか)を常に相手に気付かれないまま把握できます。
これって司の人選ミスじゃないかなあー?
まー、結果論に過ぎないのかもしれませんし、そもそも羽京には監視役以外にやらねばならない仕事があったり、今の監視役の三つ編み女にもなんかすごい適性能力があるのかもしれません。
さて、再会の通話を喜び合う3人ですが、ちょっと笑ったのは地中に埋まってる千空ハンドメイド無線機を、杠が初見で「ケータイ」と呼んでるところです。
千空達が苦労して作ったあの大きな無線機はあくまでケータイです!
これは共通認識であり、よって杠も自然にケータイと呼ぶのです!
大樹と千空が「それが一番血が流れない」作戦だと確認しあうのはとてもいいシーンでした。
いいと思ったのは「誰の血も流れない」作戦とは言わなかったところです。
何もかも都合よく成功する最善以外は認めないような理想的硬直性をジャンプ漫画ではよく感じますが、現在戦争しちゃってる以上、現実的な次善の策を考えるのは地に足がついてる感じがして好きです。
ゲンとクロムとマグマは羽京に追い立てられてしまいました。
この時点で羽京は「何者かが司帝国に侵入した」ことを知ってしまったことになります。
何者かなんて、千空の科学帝国の人間以外にないわけで。
クロムとマグマはひととおり漫才したあとに、電池の漏電で火を放って自分らを囮にしてゲンを逃がして、羽京に突撃。
この漫画で「放火」は、前にほむらがやった放火がものすごくイメージが悪いので、正直に言ってひっかかるものがあります。
今は春先で枯れ草と乾燥した空気で火の回りも早いだろうから、これが大きな火災になるんじゃないかと心配になってしまいます。
あと、羽京は人間を射殺することにためらいがないタイプ?
クロムとマグマは羽京と戦っても一方的ないい的状態なので勝ち目は薄そうです。
死ぬことはないでしょうが、もし二人が司帝国に捕まったら千空とゲンの「リリアンの歌声」偽装作戦に支障はないでしょうか?
仮にマグマが羽京に勝って、彼を拘束したとしてもそれはそれで「羽京がいなくなったぞ」と帝国側に異常事態の合図になってしまいそうです。
偽装作戦はどうなるのか予断を許しません。
漫画のセオリー的には偽装作戦は失敗しそうな感じです。
先に手の内を読者に見せた作戦は失敗する法則。
偽装作戦が失敗して大ピンチになったあとで、読者には内緒にしていた千空の新たな秘策で(その伏線は事前にどこかに張っておきつつ)、再逆転するってのがお約束の王道パターンです。
無事に逃げ切れたゲンは、無事に東京から箱根に帰還できました。
読んでると1日以内で帰ってきてるかのような印象ですが、実際は何日かかってるんでしょうね。
ぶっつけ本番の偽装作戦ですが、必要なものはこれで全て揃ったんでしたっけ???
次回はさっそく決行?
三つ編み女はどう出るか。
というか大樹と杠が司帝国でどう生きてきたのか回想やってほしいです。
次回はセンターカラーだそうです。
ジャンプ50周年記念号で、そんなの貰えるなんてすごいなあー。
次回へ続く!
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