JUMP J BOOK 短編小説集「岸辺露伴は叫ばない」買いました。
買うほどのものかどうかちょっと迷ってた本なんですけど、Amazonで他に買い物する用事があったので一緒に買うことに決めました。
実は私は荒木飛呂彦の「ジョジョの奇妙な冒険」の単行本通算121冊全巻初版で持ってます。
25年間ずーっと買い続けてます。
1989年の第1巻はもう完全に茶色でぼろぼろです。
ジョジョ以外でも荒木の本は全部揃えるようにしてます。
画集、短編集、新書などなども全部持ってます。
(この2枚は2016年ごろの写真)
どこからどこまでを揃えるか、荒木が1ページ寄稿しただけの他人の作家の本とかにまで手を出したら本当にキリがないので、「荒木が2ページ以上新規に漫画を執筆した本」と定義して集めるようにしてます。
文庫本とかコンビニ本とか、装丁が変わったけど内容は同じ本だったら買わないと。
その定義では小説本は本来は買う範囲のものではないけど、今までに出た6冊の小説をなんだかんだ言って買ってるので今回もせっかくなんで買っておくことにしました。
たくさん挿絵描いてますし。
(荒木が挿絵を担当した小説「女王陛下の少年スパイ」シリーズ6冊は図書館で借りました…)
私はジョジョコレクターです!
まー、ジョジョの奇妙な冒険グッズってここ10年くらいでフィギュアとかゲームとかアニメ関係とかあまりにも増えすぎたから、私のコレクションはきっと数は全然大したことないと思います。
でもジョジョ全巻初版で揃えてるのは世の中そうそういないんじゃないかと思っております。
さてコレクション自慢はこのへんにして、本題の「叫ばない」の感想です。
「岸辺露伴は動かない」はジョジョシリーズのスピンオフで、露伴がいろんなところで不思議な事件に遭遇するって読み切り集です。
荒木の読み切り漫画シリーズですが、今回はいろんな小説家がオリジナルの「動かない」を創作していると。
タイトルに「動かない」とはありますが、作中で露伴は結構動くことも多いです。
「動く」ってのは「物語を動かす」とか「事件に関与する」とかって意味で。
で、この「叫ばない」というタイトルも別に「露伴が作中で叫ぶことはありません」っていう意味ではないんだと思います。
そのことは分かってはいましたが、44ページにさっそく叫ぶシーンがあったときは笑ってしまいました。
露伴は大変な目にあってばかりで叫びたくもなるというものです。
収録されてる5編
「くしゃがら」 北國ばらっど著
「blackstar.」 吉上亮著
「血栞塗(ちしおろみどろ)」 宮本深礼著
「検閲方程式」 維羽祐介著
「オカミサマ」 北國ばらっど著
どれでも露伴は不思議な厄介ごとに大ピンチになります。
大変だね露伴先生。
災難に巻き込まれてるのもあれば自分からわざわざ首を突っ込んでるのもあるし、このへんは原作の「動かない」みたいでどれも読んでて面白かったです。
各編さくさく読み進めることができました。
「オカミサマ」ではオカミサマはかなり危険な技で露伴はちょっと使ってみただけですごい痛い目にあってたけど、誠子は使いこなしてるんでしょうかね。
オカミサマの法則は露伴みたいによく知らないまま安易に使えば痛い目を見るけど、正確に把握してる様子の誠子は世の中の勝ち組?
でもこれは「ミラグロマン」や「ロカカカ」にもちょっと通じてるそうな印象もあって、タブーなのかなあーとも思ったりしました。
でもそのわりには誠子は軽く使ってるような気もしますが。
このオカミサマ以外の4編はウルトラジャンプの付録に発表されていたものらしいのですが、私はUJは購読してなくて全部初見で楽しめました。
概ね満足できる本でした。
不満点は荒木の挿絵が全くなかったことでした。
今までの6冊では舞城王太郎の「ジョージジョースター」以外では結構挿絵あったのに。
そこは残念。
☆4つ!
岸辺露伴は叫ばない 短編小説集 (JUMP j BOOKS)
- 作者: 荒木飛呂彦,維羽裕介,北國ばらっど,吉上亮,宮本深礼
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2018/06/19
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岸辺露伴は戯れない 短編小説集 (JUMP j BOOKS)
- 作者: 荒木飛呂彦,北國ばらっど
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