週刊少年ジャンプ Dr.STONE Z=48 「科学の刃」
作中で日本刀っていうかっこいいアイテムを入手したからそれに合わせて和装イメージの千空とコハクのセンターカラー扉絵が素敵です。
タイトルの書体もちょっとそれっぽく。
そして物語の中身のほうの科学王国と司帝国氷月編隊の戦争はどうなったでしょうか。
ところで、私個人の好みとして、これは子どものころから思ってることなのですが、戦争状態で命のやりとりをしてるもの同士が「お前本当に相手を殺す気あんの?」というぬるい戦いをしてるようなバトルはどうも好きになれないです。
殺人シーンが見たいって意味じゃないです。
でも殺さなきゃこっちが殺される状況になった以上は、相手を殺せそうな隙があったら遠慮なくどんな手段でもとるべきです。
じゃないと殺されるんだし。
ルールのある戦いならともかく命がかかってるなら、正々堂々とか男気とかの美学を気取った舐めプなんかしてる場合じゃないでしょーって。
そういう作品は意味の分からん舐めプをしても大抵都合のいい平和的解決が降って沸くからますます嫌いになるという…。
ドクストの今週の戦いはどうだったかというと、そういう匂いはちょーっとしました……が、千空はもとから「情の男」であり、人が死ぬことを極度に避けようとしている人間だと回を追うごとに感じるようになったので、今回若干ぬるいと感じる戦いをしてるのも、千空がなんとか相手を殺さずに済む方法を必死に模索してるのだと私は解釈してて納得いかないってことはないです。
(千空の「不殺主義」についての感想はちょっとすぐには書ききれない…けどとにかく私は嫌悪感は持ってません)
千空だったら敵を効率的にとにかく殺す作戦を考えてそして実行するのはやろうと思えば造作もなく可能でしょうから。
刀を打ってるカセキのセリフかっこいいです。
日本刀を製造して敵に颯爽と見せ付けたのも、戦意喪失させたい意図の表れだと氷月も見抜いているようです。
その氷月は「貫流槍術」で日本刀軍団を蹴散らします。
ぐぐったら尾張貫流槍術っていうのが出てきました。実在の古武術のようです。
氷月のほうはどうやら舐めプなどはしてなくて殺すことをためらってはいない様子。
コハク、マグマ、金狼はもともと強いから、なんとか致命傷を避けられています。
いや、なんかマグマはやられた?
そしてコハクも絶体絶命となったときに、異変が。
管槍壊れちゃった!
仕掛けたのはもちろんゲン。
仕事のできる男で、いつも見事です。
千空、スイカ、ゲンが連携してました。
先週のうちに攻撃はすでに完了していたのかー。
ちょっとジョジョ2部のジョセフっぽいですゲン。
ただ敵の宿営地がわかっていたなら、千空は氷月たちを逆に奇襲すればいいものをそうしなかったのはやっぱり殺したくないからですかね???
氷月のほうはかなりマヌケに見えます。
先週の話を見ると、ゲンに管槍をいじられてから出陣するまで3日ってありました。
3日の間自分の武器の点検とかしなかったのかよ。
なんか武士(もののふ)を気取ってるけど肝心なところで素人って印象もします。
ゴルゴ13のデューク東郷だってM16のこまめなゼロインを怠らないから生き残れてるんですよ。
自分は全然ちゃんとしてなくないか氷月よ。
しかし、氷月の表情はちょっと読めません。
槍失ってポン刀持った敵に囲まれても焦ってる感じもしないので、まだ何か手の内があるのでしょうかね?
今週は氷月はちょっとマヌケでしたがゲンは素晴らしい働きをしました。
犬鬼灯の花言葉は「嘘つき」と。
かっこいい決めセリフですけど、男が男に向かって花言葉ってのは若干きもい!
それにしても、ゲンは「僕は信用できない人間だよ」とアピールするのが好きな偽悪趣味なようで、中身は案外千空と同じような情や義で動く人間なのかも。
今週ではっきりとスパイとして司側に身を置くことはもうできなくなりました。
氷月部隊がここで全員死ねば別ですが。
千空と一緒に和装イメージ映像で決めて、次回へ続く!