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アイドルタイムプリパラ パックが見せるいじけ虫の意地

プリパラシリーズではちょくちょく、友だちなんて「いらない」「わからない」という身上の人物が中ボスラスボスとして主人公達に立ちはだかってきました。

 

グロリア校長、ファルルユニコンひびき、あとのんトライアングルもちょっとその側面がありました。

 

 

 

のんは別に友情を否定する子じゃないけど、友だちとかの手を借りずともなんでも一人だけでできちゃう子でした。

 

学校も家庭もアイドル活動も全ての分野でそうだからある意味ファルル以上です。

 

で、そんなのんでも一人の力ではどうにも太刀打ちできないこと(神アイドルグランプリ)があることを知ったと。

 

 

で、アイドルタイムプリパラでは、地獄ミミ子委員長と、そして本当にシリーズ最後のボスとなりそうなのが今週暴れ出したパックです。

 

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私は視聴しててつい「いいぞパック!」と思ってしまいました。

 

 

 

私は以前一度ブログに書きましたが、ガァララ(とパック)が女の子の夢を奪ってきたことがどうしてもそんなに罪深いことだとは思えません。

 

全く悪くないとも言いませんがそれ以上にガァララに課せられた仕打ちがあまりにひどいので彼女には同情的です。

 

どうやら彼女たちは1万歳らしく、古代プリパラが滅亡し現代プリパラが誕生したのが2222年前なので、ガァララは8千年弱の間つらい生活をシステムから強制されてたことになります。つらすぎる。

 

なのでむしろファララのほうにひっかかるものがあるくらいでした。

 

昼担当の自分だけが古代プリパラで友だちたくさんと楽しい8千年間を送っておいて、ガァララが夜ずっと孤独だったことになんとも思わなかったの?ってずっと気になってました。

 

それに関しては先週の46話が、すごく心打たれるものがありました。

 

ファララはついに対面したガァララに、自分が2千年以上も眠らされたことを「少しも恨んでない」と、ガァララがつらい毎日を強いられてたことに「私は何もしてあげられなかった」と告げました。

 

そしてガァララは感極まって泣き出しますがそれでも「ファララなんてだいきらい~」と言うのみで謝るってことはせず、逆にファララのほうが「ごめんね」と謝りました。

 

私は二人のこの決着のつけ方はとても満足いくものでした。

 

ファララが実はずっと抱いていたガァララへの斟酌の気持ちはもっと前からちゃんと示して欲しかったとは思いますが、この二人のこの会話はとてもよかったです。

 

ファララのみならず、ガァララに「お前のやってきたことは悪いことだ」「罰を受けろ」と言える資格なんてきっと誰にもないです。

 

ある?

 

ガァララの「ファルル眠らせ罪」と「女の子の夢奪ってきた罪」はその動機は「何千年も自分だけに孤独な生活を強いられて耐えられなかった」からで犯行に至った無念の情は察するにあまりあるとし、私なら無罪か執行猶予にします。

 

実刑を科したいと思った視聴者も世の中にはいるのかなあー?

 

 

 

さてそしてもう一人の実行犯のパックが今週の話のメインでした。

 

このパックも哀れなキャラでした。

 

誕生の経緯からしてファララから無視されてましたし。きびしい!

 

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そしてガァララのマスコットとしてふたりぼっちの生活を2千年以上続けてたけど、ついに因縁の土地パパラ宿でパックの夢食い能力に対抗できる女の子が3人(チームを満たす人数)生まれてとうとう古代プリパラの意味不明なシステムが解除され、ガァララは解放されてしまいました。

 

 ガァララはガァルルしゅうかなどの友だちを得てトモチケパキッたりライブしたりともうこれからは幸せです。

 

しかしパックはなーんにも幸せじゃない。

 

パックにはガァララ以外の友だちなんて一人もいない。

 

でもガァララには自分以外の友だちができていった。

 

このへんは視聴してていたたまれなかったです。

 

パックの嫉妬や独占欲やプライドや意地は全部幼稚だけど、誰にでも多少なりは身に覚えがあるのでは。

 

 

いじけ虫と化したパックは塔とこれまでに奪ったジュエルを食べて巨大化して暴れ出すという無茶苦茶な暴走。

 

このパックをガァララやゆいらぁら達が説得するのですが、このあたりもまた見てられなかったです。

 

うそ臭くて!

 

 

 

今回の友だち否定型ボスパックがこれまでのボス達と比べて決定的に違うのは、これまでパックをないがしろにしてきたのが他ならぬらぁら達だったってところです。

 

今まで散々無視しておいて、暴れ出してから慌てて「パックも友だちだよ」なんて言っても説得力ゼロ。

 

時すでにお寿司。説得とお寿司は鮮度が命。

 

ゆい達の説得は「私の理想にそっちが合わせろ」「あなたも友達にして“あげる”」と言ってるようにしか聞こえなくて結局パックの逆鱗を刺激するだけでした。

 

ガァララ以外のやつらなんて全然好きでもないんだから「みんななんて知らないパック」って言葉はもっともで心に刺さりました。

 

最終的にパックをとめたのはらぁらでしたが、彼女の言葉と歌ですら結局パックの心に届いたわけではありませんでした。

 

神アイドルの力というかプリズムボイスというかそういう力技で強引に自分もろともパックを強制フリーズさせたのみ。

 

「凍る」ってのがまたすごい表現だなあーって思いました。

 

 

 

そして私は今週のアイドルタイムプリパラを視聴してて、ガァララとファララのライブにも、ゆい達の説得にも、神アイドルらぁらのライブにも最後まで折れることなく己のいじけ虫道を貫いたパックのほうになんか感嘆の気持ちが湧いたのでした。

 

これまでらぁらはどんなボスにも「みーんな友だち、みーんなアイドル」っていう究極のきれいごとを押し通して、そして見事にちゃんと押し通せてきたのに、シリーズが終わろうとする最後の最後でそれが通じない相手が出てくるとは予想外ですごい脚本だと思いました。

 

もちろん来週以降はらぁら以外の仲間全員のクライマックスのライブでパックの心も氷解するのでしょうけどね。

 

 

「みーんな友だち、みーんなアイドル」って言葉が持つ虫の良さと、それに対し「そんなの知るか!」って言ってのけるいじけ虫の存在をここまで堂々と描いた今週の47話に賞賛の拍手です。

 

 

 

 

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