ドクターストーン43話感想 Boichi渾身の作画 〔Dr.STONE〕

週刊少年ジャンプ　Dr.STONE　Z=43　「人類最後の6人」

ぽぽんぽんぽん！

ルリ「さあさあ、百物語その100、『石神千空』はぁじまるよ～」

千空、コハク、クロム、スイカ「わ～い」

ルリ「地球上の人類が全て石になる、運命の日の前日、千空の父石神百夜はISS国際宇宙ステーションに到着した」

……みたいな感じで、先週から始まった百夜の回想編は、ルリが口伝で受け継いだ物語を千空たちに聞かせているという形で今明かされているのでしょうか？

まー、実際にはこの回想編は誰かが語っているものとかでなく三人称視点というか、千空の記憶と百物語とそれを聞いた千空の分析とが混ざり合ったものなのでしょう。

私はジャンプ系漫画で過去の回想編が長々と続くのって正直嫌いなんですけど、今回の百夜の回想編は面白そうな気がしています。

多少長くなってもじっくり読みたいです。

回想編ってのは基本結末が分かりきった退屈な話ですが、今回は過程だけでもすごく気になるし新事実も判明するかもしれませんし期待できます。

扉絵には百夜以外の5人の宇宙飛行士が初登場。

宇宙服にローマ字とキリル文字の2種類のアルファベットで名札が貼られていますが、ちょっと読み取れない…。

6人の乗組員はまず百夜。家族は千空と父子2人だけのシングルファーザーなのでしょうか？

ヤコフ。ロシア人っぽいおっさん。

その妻の小柄なベリショ女はまだ名前不明。

リー。中国系っぽい三つ編み女で名札に「LEE」とあるのは読めました。

シャミール。長髪の若い独身男。「シャミール」って人名もロシア系？

そしてリリアン。

リリアン・ワインバーグは職業宇宙飛行士ではなくこの世界のミュージシャンなようです。

例えるならテイラースウィフトとかそのあたりのヒットチャートとかグラミー賞とかの有名歌姫みたいな感じの人なのでしょうか。

旅客としてISSに1週間だけ短期滞在する予定だけど…それだけで5000万ドルかかってると！？

超スーパースターでも芸能活動でやるにはちょっと手が出ないと思う金額ですが、何か芸能的な超巨大プロジェクトで搭乗しているみたいな？

そういえばあんまり関係ないけどアイドルの女の子がロケットで宇宙に行くってのを見て、鳥山明の「銀河パトロールジャコ」をちょっと思い出しました。

ジャコに登場した「地球の人類だけ殺すウイルス」も「人類だけ石化させる」に共通するものを感じなくもない…。

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さて百夜のISS初日は和気藹々と楽しく過ごしてて、その時千空はツバメの石化事件の研究をしていました。

あー、このときから千空はツバメの石化を把握してたのですね。

あと百夜はもしラーメンを日本食と思ってるなら中国系っぽいリーとは食の解釈で揉めるかも。

 それにしても今週は作画がすごいです。

ISS、機械類、地球、スタジアム、そして人類石化の謎の光。

いつもより数倍のリソースをかけたっぽい渾身の作画です。

今週のジャンプ巻末あとがきでBoichiはISSの作画に苦労したとコメントしてました。

そうだろうなあー。

Boichiの作画といえば、今週のオリジン、人工知能「Y」がなぜか美少女キャラになっちゃって、その作画がなんかドクスト寄りな気がしました。

お前は一体どうなりたいんだ「Y」よ…。

話を戻して、人類石化のあの瞬間を地球軌道上で目撃し、そして石化しなかった6人。

彼らがこれから何をするのかは回想編なのでもう分かっています。

地球に帰還して、事態を把握して、人類を治せるのか悪戦苦闘するけどそれは叶わなくて、自分達が生きていくためにサバイバル生活を始めて、そして子孫を残していくと。

どれもめっちゃ面白そうです。

特に子孫。

男3人女3人で「産めよ増やせよ」をやっていくのは、なんか悲壮感すらある…。

まさにライフアフターピープルの世界でたった6人の人間が生きていくわけです。

この回想編やろうと思えば10話でも20話でもやっていけそうな題材なんですけど、どれくらい続ける予定なんでしょうね？

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しかし来週は休載！

連載43回目にして初めての休載です。

Boichi、少しは休め！

再来週の次回へ続く！

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