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DINER ダイナー感想 ホウレンソウの概念が全くない登場人物

ヤングジャンプ連載 原作小説平山夢明 漫画河合孝典 のダイナー(DINER)に「これはあかんやろ」と思った登場人物がいたのでその感想ブログ書くことにしました。

 

私は漫画感想ではできるだけ面白かったとか可愛かったとかポジティブ感想を書きたいんですけど、今回はあかんやろ感想です。

 

 

 

ダイナーは、殺し屋レストランをテーマにした漫画です。

 

舞台は現代の東京だけど現実世界よりも裏社会が幅を効かせてるフィクション設定的東京

 

そこに殺し屋が利用するためのレストラン「キャンティーン」があります。

 

客はみんな殺し屋なんだそうです。

 

来る客は大体異常者とかキ××イです。

 

店長はボンベロという名の男で、怖くて殺し屋の客よりも強くて、料理の腕が超一流。

 

そしてウエイトレスがカナコという女で、一般人でしたがヤクザの罠にはまって殺される寸前でこの店に身請けされて、殺し屋相手に接客や雑用をやらされて毎回酷い目に遭ってます。

 

……とまーざっと軽く説明しましたが本当に滅茶苦茶な世界です。

 

しかしそこはいいんです。

 

世界観や舞台が荒唐無稽なのは全く問題ない

 

問題なのは人物の言動です。

 

 

 

 

で、今連載中の話です。

 

この店によく来る殺し屋の一人スキン

 

全身傷だらけですが異常者という印象はなく、むしろ殺し屋の異常性を客観視できるほどで、カナコに裏社会のアドバイスをしてあげたりするまともな人格な男。

 

スキンはこの店でスフレを注文します。

 

彼曰く殺し屋という仕事で精神を消耗してもこの店のスフレを食べて英気を保っていられるとのこと。

 

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ボンベロは超一流だから甘くてフワフワでスキンの「おふくろの味」を完璧に再現するほどで、彼が満足するおいしいスフレを作れますが……彼へのスフレにはなぜか必ず異物が入っています

 

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コンドームとか、10円玉とか、チョロQとか。

 

ボンベロはもちろん故意に入れています。

 

 

カナコは「ボンベロ何してんの!?」ととまどいますが、異物が入っているスフレを食べてもスキンはなんか様子が変で、怒らないどころかなぜか一切ノーコメントで満足なのか不満なのかよく分からない顔して帰っていきます。毎回。

 

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カナコは意味が全く分かりません。

 

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そしてある日、カナコは他の客のザコ殺し屋に因縁をつけられ時限爆弾を首につけられて絶体絶命になりボンベロには見捨てられますが、爆発寸前でスキンに助けてもらいます。

 

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命の恩人です。

 

 

 

 

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そこでカナコはせめてもの感謝として、ボンベロが調理途中のスキン用のスフレの皿から異物(今回は将棋の駒)を独断で取り除いて、ちゃんとした完璧なスフレを彼に振舞います。

 

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スキンは大喜びで完璧なスフレを食べて興奮していくのですが、興奮しすぎてその場で正気を失って暴れ出してしまいます

 

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スキンは母のスフレに対して異常なまでのトラウマを持っていたのです。

 

彼もやっぱり異常者でした。

 

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スキン自身はそのトラウマを自覚していないようですがボンベロはなぜか察知していて、どうやら彼の「スフレ食べたい」と「でもスフレ食べてしまうと正気を失ってしまう」の背反をなんとかギリギリで正気を保たせるためにスフレに異物を仕込んでいたのでした。

 

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スキンはもう完全に精神が崩壊してしまいました。

 

ボンベロはカナコの独断行動を徹底的に糾弾します

 

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……長々とあらすじを書いてしまいましたが、まーこういう話です。

 

 

 

いや、ボンベロアホすぎます

 

ちょっともう漫画読んでてかなり「あかんやろ」となりました。

 

そしてカナコもかなりアホです。

 

二人ともどうしようもないです。

 

 

まずカナコ。

 

思考力というか想像力というか「ボンベロがスキンのスフレに異物を入れるのはなぜだろう」「異物に何かの意味があるのかな」とか考えることがまるでできなくて独断で取り除いてしまうのがあまりにも浅慮です。

 

「スキンに感謝してて彼を喜ばせたかった」と自分を正当化しててそこを「薄っぺらな同情」とボンベロにひどくなじられますが、そこはその通りです。

 

しかしボンベロはカナコ以上にアホだと思いました。

 

こんなの最初にちょっとカナコに説明しておけば防げたことです。

 

「あいつはスフレをまともに食うと精神が崩壊してしまうから、わざと異物を入れて異物感で正気を保たせている」と言うだけでカナコは余計なことしなかったでしょう。

 

いや、説明しなくとも「絶対に余計なことするな!」と釘を刺すだけでいいです。

 

ホウ・レン・ソウです。

 

言っとけよと。

 

ボンベロはいつもカナコを馬鹿にしているのですが、馬鹿を雇ったのは自分だし相手が馬鹿だとわかってるなら、その前提で操縦すればいいだけです。

 

それこそ「馬鹿に物を教えるように」で。

 

 

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 こうなったのは7:3くらいでボンベロのほうがアホだからだと思いました!

 

 

一度こう思ったらあとはもう…2匹のアホがシリアスぶってぎゃーぎゃー喚いてるだけにしか見えなくて、当エピソードはまだ完結してないのですが、ただ失笑するばかりです…。

 

いや、本当、致命的にかっこ悪くてせっかくのシリアスシーンが台無しだよボンベロ。

 

 

これから「ボンベロがカナコにスキンの事情をちゃんと説明しなかった納得のいく理由」が作中で明かされればこの評価も覆るんですけど、どうだろう。

 

 

 

 

ちなみにボンベロ(Bomberos)はスペイン語で「消防士」って意味だそうです。

 

殺し屋の料理人がなんで消防士なのかは知りません。

 

 

 

 

ダイナー (ポプラ文庫)

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