今週はとにかく暗くて重苦しい話で、それ以上でもそれ以下でもありませんでした。
週刊ヤングジャンプ 赤坂アカ かぐや様は告らせたい78話 「そして石上優は目を閉じた3」
石上が過去に起こした事件の当事者、大友京子がなぜかこの体育祭に来ていて、さらに急遽団体リレーのしかもアンカーの代役を強要されて、そして過去の事件の顛末も紹介されて、ひたすら石上の心を押しつぶすことのみが描かれた話でした。
この作品はたまに暗くなることは承知していましたが、例えば伊井野の選挙編などでは、暗い話を出したあとで最後には何か事態が好転しそうな光明をもちゃんと出してから次回に続くとなって、この先の展開できっと救われるんだなーと希望を持たせるような構成になってたりもしていたのですが、今回はそれすらもなしで驚きました。
ひたすら最初から最後まで暗くて苦しい話だけで完成されてました。
石上はもう他人の顔も認識できなくなってて、白銀やかぐやですらも顔の無いモブ顔になっています。
大友と、それと回想の中に出てくる中学時代大友の彼氏だった荻野以外は。
大友と荻野以外の人間は全てモブ顔で目の前真っ暗。
石上の思考や視野がどれだけ機能しなくなっているかがこれでもかと演出されています。
そして石上の中学時代の例の事件。
荻野と大友は付き合ってたけどそれはただ荻野が弄んでいただけで、要はただの浮気や遊びに過ぎないのですが(中学生にしてはかなりえげつないですが)石上はそれが極度に許せなくて暴走して自爆したという印象の話でした。
石上は過剰な正義感でわざわざ浮気の証拠を固めて荻野に突き出しますが、荻野のほうが数段上手で石上はいいように掌で転ばされます。
大友とのハメ撮りスマホ動画まで出されて挑発されて石上は逆上してしまいましたが、騒ぎになって困るのは石上自身とそして大友です。
荻野はそこまで一瞬で計算して狂言をでっちあげたんですから、大した男です。
ここでもう石上は詰み。
ただ、荻野がやった挑発って実際のところかなりリスキーなギャンブルで、石上が荻野の浮気の証拠を出せばそれだけで荻野の演技なんかすぐ崩されて石上の激情の正当性が証明されるのでしたが、しかしそれは大友が衆目で辱められることであり、石上は結局そうすることができず、ただ暴走して罠にはまって自爆して校内の嫌われ者になることに甘んじるしかありませんでした。
そしてかばった筈の大友からも嫌悪される。
いつものかぐや様流でいえば石上VS荻野の勝敗は「本日の勝敗・荻野の圧勝」です。
石上の嫌われ度は伊井野の比ではありませんでした。
ただこれほどの事件で石上が(中学ですが実質上の)退学にならなかったのは不思議です、荻野からすれば不当な暴力を受けたのですから強く糾弾しないと逆に怪しまれるのでは?と思いました。
しかしまー、本当に今週は、現時点では私も感想もなにもないです。
全て結末まで読み終わるまで未定。
こういう暗いだけの話があることの是非も含めて。
本当なんか武富健治とか押見修造みたいな暗くてウジウジした話だなあー。
あと、少し気になったのは石上がアンカー代役にさせられたのは偶然なのかあるいは故意なのか、ちょっと不自然かなあーと。
本来アンカーだった人気生徒の応援団団長の風野が足のケガで急に走れなくなったのが事実だとしても、アンカー役は第2走者第3走者の男子生徒に変えて、石上はそこを埋めるだけでよさそうなのに、いきなりアンカーに抜擢ってのも極端で不自然に感じます。
大友が来た理由もまだ謎。
石上を怨んでて血祭りにあげたいのか、はたまた別の意図があるのか。
今後どうなるかももう予想もしようがないなあー。
白銀や伊井野が石上を助けてくれるんでしょうか?
分かりませんので無心でただ次回を待ち、次回以降が良ければ喝采、悪ければ落胆、ただそれだけです!
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