自由国民社がやってる「ユーキャン新語・流行語大賞」と、漢検がやってる「今年の漢字」って、つまんないです。
おもしろいとか、社会的になんか意義があるとか、年々思わなくなってます。
全然流行したと思わない言葉が選ばれてたり、毎年毎年似たような字が選ばれてたりするだけ。
一時期は「そんなの流行ったかあ~?」とつっこむことも含めての風物詩であるかのような感がありましたが、もはやそれにすらもウンザリというか。
漢字のほうはまだ無害なだけましかなあー。
無害というか取るに足らないというか。
毎年漢字が決まったらニュースバラエティーが有名人にとか街頭インタビューとかで「あなたにとっての今年の漢字はなんですか?」とか聞いてるだけのことと言ってしまえば本当にそれだけのことに過ぎません。
ただ漢検という組織にはいまだに不信感はありますけど。
それに2位3位を含めると本当に同じような字が繰り返し並んでるのが多くてやっぱりつまんない…。
流行語大賞のほうはもうどうしようもないです。
まず選考委員が自らが参加している政治活動のキャッチコピーを入賞させてるのがアウトです。
そんな選考委員世の中にそうそういないです。
鳥越俊太郎のことですが。
あと「日本死ね」もひどかったなあー。
待機児童問題へ一石を投じた功績は確かにあると思える騒動でしたが、でも「死ね」はないです。
重大な問題だからそこを敢えて覚悟の上で入賞させたのだったらまだ意義はありましたが、でも本当にその心意気でもって選定したのなら、発表した時点でそうコメントしてないとおかしいです。
それくらい注意深く取り扱う必要があるキツイ言葉です、「死ね」って。
でも選考委員のやくみつるや俵万智は批判が起こってからの反論で初めてそう言い出す始末。
だったら最初に言っとけよ!ってマジで思いました。
あと無難な芸能人関係やプロ野球の言葉が大賞になることも多いですが、これがまた、そういう業界を基準に生きてない人間からの共感を遠ざける悲しい悪循環。
投票の権利があるのは「現代用語の基礎知識」の読者だけで、しかも編集部を一度通してで、しかもしかもそのあとは選考委員の密室会議で決まるんだそうです。
だめだこりゃです。
もう話のタネとか肴にもなってないと思うんですけど、今年もまたやるんでしょうか、流行語大賞。
まー、普通に続いていくんでしょうね。