今週の週刊少年ジャンプ46号で「磯部磯兵衛物語」と「腹ペコのマリー」の2作が同時に最終回になりました。
その待遇があまりにも差があって戦慄しました。
シビアだなあー。
磯兵衛は4年間連載してWEBアニメとかにもなって人気あるほうだったと思います。
連載終了は作者仲間りょうが望んでのことなのかどうかは知る由もありませんが、ジャンプではその最終回をかなり豪華な扱いで飾ってもらえています。
斉木楠雄のΨ難がメインの表紙の中にも小さく登場してるし、センターカラーも獲得しています。
それとハイキュー作者古館春一から労いのコメントが送られていました。
そういえば磯兵衛が初めてジャンプに載ったのはONE PIECEが臨時休載になったときの代原でしたが、最終回の今週号もワンピは休載で、なんか運命的なものを感じなくも無いです。
もし掲載されてたら尾田栄一郎は仲間に何かコメントしただろうか…。
かたやマリー。
こちらは残念ながら誰が見ても不人気の打ち切りです。
全32回での終了。
特になんの餞もなく誌面最後尾でひっそりと終わりました。
それにしても、ここ1年のジャンプ新連載作品群は好調作と不調作の差が激しいように感じました。
約束のネバーランド、ぼくたちは勉強ができない、ドクターストーン、ROBOT×LASERBEAMの4作は頻繁にセンターカラーになり表紙には「大人気」などの景気のいい言葉がよく踊っています。
「大人気」が虚飾の無い本当の言葉なのかどうかは分かりませんが、少なくとも「大人気」とは一度も言われなかった作品よりは人気はあるのでしょう。
そして悲しい結果になったのがポロの留学記、U19、オレゴラッソなどで、あっという間に終了しました。
青春兵器ナンバーワン、クロスアカウントは今も連載が続いているものの、個人的印象ですがかなり危ういように見えます。
そして今週力尽きてしまったのが腹ペコのマリー。
同じ号に2作品が同時に最終回になってしまったことで、本当に人気作と不人気作の格差が強調されてしまったのがさらに無残です。
作者の田村隆平は過去作「べるぜバブ」は人気作になれたのになあー。
むしろその過去の功績があったからこそ何とか粘らせてもらえて32回までもったのではないかと思うくらいす。
もし新人作家だったら10週打ち切りでもおかしくなかったのではと。
私は最初の最初はマリーにけっこう期待してたんですよねえー。
でも全然期待してない方向へとどんどん迷走していった感じです。
その落胆の気持ちがしこりのように残っていたのですが、今回終わったことによってこれで綺麗さっぱり気持ちに区切りをつけて忘れてお別れすることにします!!
さらばマリー。