何度目の再開?
キメラアント編は長かったなあー…。
このハンターとベルセルクは何度長期休載しても再開されたらその度についつい読んでしまう漫画です。
しかしハンターが再開したと思えば今度はベルセルクが休載期間に突入するとかトホホ。
他には喧嘩稼業(喧嘩商売)も一時期かなりの期間休載しててもう続きが出ることはないんじゃないのかと思いましたが見事に復活しました。
喧嘩は今は月1ペースくらいでしょうか。
ちゃんと継続してるだけ立派って思ってしまいます。
ドリフターズは月刊連載だけどそもそもページ数が少ない上にもう隔月くらいで休みまくり。
遅筆で寡作で休んでばかりのこれらの漫画たちは、なぜさっさと打ち切りにならずにこう何度も連載再開するのかというと、やっぱりそれだけ面白い作品だからなのでしょう。
ハンターも面白いです。
物語全体が緻密に計算されてるとはいいがたいけど(例えばキャラごとの強さのランキングはかなりめちゃくちゃだと思います)、各編ごとに読むとなんか説得力のある面白さを感じる作品って印象です。
休載が長いものだから、その間に作者冨樫義博も歳を重ね結婚や子どもの誕生あるいは震災などなどで作者自身の人生観も変化してそれが作風に影響を与えてる印象も強いです。
結婚して子どもできたりしたら作風変わる漫画家っていますよね。
キメラアント編のメルエムとコムギの結末なんかはすごくそう感じました。
あれはあれでよかったと思います。
キメラアント編でゴンがゴンさんになって瀕死危篤状態になって、その直後の選挙編で回復することができてジンと会えましたが、あそこで物語を完結させるという選択肢もあったと思います。
クルタ族とかNGLのジャイロとかなどなどは投げることになるとしても一応綺麗な完結の形はとれてたのではないかと。
でも連載は継続されジンやパリストンたちの思惑とも殻にそのまま暗黒大陸編に突入して…これで2度目の休載&再開でしたっけ。
えーと…これまでの話は…おヒマになったおじさんが念獣にとりつかれて暴れ出したんでした。
そしてクラピカがついに人差し指の鎖の能力を公開!
クラピカなりの仲間を思う複雑な気持ちが込められています。
それは対称の能力を奪うという団長やレオル(ハギャ)にちょっと似たものでした。
「相手の能力を奪う」「コピーする」ってのは能力ものの定番ですね。
そして奪ったおじさんの能力の「裏窓(リトルアイ)」が面白かったです。
小動物をモンスターボールで捕獲して使役するという。
そしておヒマ念獣を出していたのは第12王子モモゼ。
たおやかなお嬢さんに見えて王の器を心中で唱える好戦的な少女なようです。
でもこういう一番手とか第一の刺客みたいな立ち位置のキャラってすぐ死にそうな気がします。
第9王子ハルケンブルグは継承戦を辞退したいけどこっちも念獣が発動しててもう本人の意思ではどうにもなりません。
続きが楽しみです。
ただハンターは「一方そのころ」で他のキャラの話に飛んでしまうことが時々あるので、今のこの船中の継承戦が続くのかは定かではありません。
そもそもいつまだ休載に入るか自体が定かじゃないんですけどね!
少しでも長く続きますように。